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公開番号2025057157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166848
出願日2023-09-28
発明の名称作業管理システムおよびそれに用いられる情報処理装置
出願人川崎重工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類G06Q 10/0639 20230101AFI20250402BHJP(計算;計数)
要約【課題】並列作業の作業実績を適切に記録することができる作業管理システムおよびそれに用いられる情報処理装置を提供する。
【解決手段】作業管理システムは、処理回路を備え、処理回路は、作業者が実施する複数の作業項目の割り当てを示す割り当てデータを生成し、割り当てデータは、複数の作業項目が2以上のグループに区分され、当該グループごとに、当該グループに属する作業項目の作業順が定められており、処理回路は、第1グループに属する第1作業項目についての第1作業ログデータの取得後、第1グループに属するすべての作業項目の完了前に、第1グループとは異なる第2グループに属する第2作業項目についての第2作業ログデータを取得することを許容し、第1作業ログデータを取得した後に第2作業ログデータを取得した場合、第2作業項目の開始時刻を第1作業項目の完了時刻または中断時刻とする作業実績データを生成する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の作業項目について、当該作業項目毎の作業要領を示す複数の作業要領データを記憶するサーバと、
前記サーバと通信ネットワークを介して通信可能に構成された通信端末と、を含む作業管理システムであって、
処理回路を備え、
前記処理回路は、
作業者が実施する複数の作業項目の割り当てを示す割り当てデータを生成し、
前記通信端末への作業者の操作入力に基づいて生成される作業ログデータを取得し、
前記作業ログデータに基づいて前記作業者についての時系列の作業実績データを生成し、
前記割り当てデータは、前記複数の作業項目が2以上のグループに区分され、当該グループごとに、当該グループに属する作業項目の作業順が定められており、
前記作業ログデータは、対応する作業項目および前記操作入力が行われた時刻のデータを含み、
前記処理回路は、
第1グループに属する第1作業項目についての第1作業ログデータの取得後、前記第1グループに属するすべての作業項目の完了前に、前記第1グループとは異なる第2グループに属する第2作業項目についての第2作業ログデータを取得することを許容し、
前記第1作業ログデータを取得した後に前記第2作業ログデータを取得した場合、前記第2作業項目の開始時刻を前記第1作業項目の完了時刻または中断時刻とする前記作業実績データを生成する、作業管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1グループに属する前記第1作業項目は、第1機械の自動動作工程を含み、
前記第2グループに属する前記第2作業項目は、前記第1機械とは異なる第2機械を用いた作業工程を含む、請求項1に記載の作業管理システム。
【請求項3】
前記第1グループに属する作業項目は、前記第2グループに属する作業項目より優先度の高い作業項目として設定される、請求項1または2に記載の作業管理システム。
【請求項4】
前記処理回路は、前記通信端末の表示器に、前記割り当てデータに基づいて作業者ごとに割り当てられた作業の実績を入力するための実績入力画面を表示し、
前記実績入力画面は、他のグループに属する作業項目を選択するための仮想のグループ選択ボタンを含み、
前記処理回路は、前記グループ選択ボタンへの操作入力を含む他のグループに属する作業項目の選択操作に基づいて、前記第1グループに属する前記第1作業項目についての前記実績入力画面から前記第2グループに属する前記第2作業項目についての前記実績入力画面を表示する際に、前記第2作業ログデータを生成する、請求項1または2に記載の作業管理システム。
【請求項5】
前記処理回路は、前記作業ログデータから前記作業者についての時系列の作業実績データに加えて、前記複数の作業項目において使用される機械についての機械稼働実績データを生成する、請求項1または2に記載の作業管理システム。
【請求項6】
通信端末と通信ネットワークを介して通信可能に構成された情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、処理回路を含み、
前記処理回路は、
作業者が実施する複数の作業項目の割り当てを示す割り当てデータを生成し、
前記通信端末への作業者の操作入力に基づいて生成される作業ログデータを取得し、
前記作業ログデータに基づいて前記作業者についての時系列の作業実績データを生成し、
前記割り当てデータは、前記複数の作業項目が2以上のグループに区分され、当該グループごとに、当該グループに属する作業項目の作業順が定められており、
前記作業ログデータは、対応する作業項目および前記操作入力が行われた時刻のデータを含み、
前記処理回路は、
第1グループに属する第1作業項目についての第1作業ログデータの取得後、前記第1グループに属するすべての作業項目の完了前に、前記第1グループとは異なる第2グループに属する第2作業項目についての第2作業ログデータを取得することを許容し、
前記第1作業ログデータを取得した後に前記第2作業ログデータを取得した場合、前記第2作業項目の開始時刻を前記第1作業項目の完了時刻または中断時刻とする前記作業実績データを生成する、情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業管理システムおよびそれに用いられる情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
工場またはプラント等の広い敷地に配設された施設では、多数の工程が同時並行的に実施されており、その工程管理は重要である。通常、作業者は、割り当てられた複数の作業項目について管理者等により定められた作業指示に基づいて順番に実施する。ここで、ある機械に自動動作を実行させた後、その待ち時間に別の作業を行うことが想定される。例えば下記特許文献1には、並列に作業を実施する親子の作業を1つの纏まりとして同じタイミングで作業指示を行うことを可能にした作業指示システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-191348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来技術では、親子の作業については必ず並列に作業する必要がある。このため、1つの作業の実施中に余裕があれば他の作業を実施する等の柔軟な作業を実施することができない。また、作業指示として1つの作業から別の1つの作業へ移行するタイミングを予め決めてしまうと手待ちの時間が発生したり、作業時間に余裕を持たせたりする必要が生じ、作業者に効率的な並列作業を行わせることができない。
【0005】
また、上記従来技術では、親の作業と子の作業とで作業実績を分けることができない。このため、並列作業における実情が分かり難く改善を行うことが難しい。
【0006】
本開示は上記に鑑みなされたものであり、並列作業の作業実績を適切に記録することができる作業管理システムおよびそれに用いられる情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る作業管理システムは、複数の作業項目について、当該作業項目毎の作業要領を示す複数の作業要領データを記憶するサーバと、前記サーバと通信ネットワークを介して通信可能に構成された通信端末と、を含む作業管理システムであって、処理回路を備え、前記処理回路は、作業者が実施する複数の作業項目の割り当てを示す割り当てデータを生成し、前記通信端末への作業者の操作入力に基づいて生成される作業ログデータを取得し、前記作業ログデータに基づいて前記作業者についての時系列の作業実績データを生成し、前記割り当てデータは、前記複数の作業項目が2以上のグループに区分され、当該グループごとに、当該グループに属する作業項目の作業順が定められており、前記作業ログデータは、対応する作業項目および前記操作入力が行われた時刻のデータを含み、前記処理回路は、第1グループに属する第1作業項目についての第1作業ログデータの取得後、前記第1グループに属するすべての作業項目の完了前に、前記第1グループとは異なる第2グループに属する第2作業項目についての第2作業ログデータを取得することを許容し、前記第1作業ログデータを取得した後に前記第2作業ログデータを取得した場合、前記第2作業項目の開始時刻を前記第1作業項目の完了時刻または中断時刻とする前記作業実績データを生成する。
【0008】
本開示の他の態様に係る情報処理装置は、通信端末と通信ネットワークを介して通信可能に構成された情報処理装置であって、前記情報処理装置は、処理回路を含み、前記処理回路は、作業者が実施する複数の作業項目の割り当てを示す割り当てデータを生成し、前記通信端末への作業者の操作入力に基づいて生成される作業ログデータを取得し、前記作業ログデータに基づいて前記作業者についての時系列の作業実績データを生成し、前記割り当てデータは、前記複数の作業項目が2以上のグループに区分され、当該グループごとに、当該グループに属する作業項目の作業順が定められており、前記作業ログデータは、対応する作業項目および前記操作入力が行われた時刻のデータを含み、前記処理回路は、第1グループに属する第1作業項目についての第1作業ログデータの取得後、前記第1グループに属するすべての作業項目の完了前に、前記第1グループとは異なる第2グループに属する第2作業項目についての第2作業ログデータを取得することを許容し、前記第1作業ログデータを取得した後に前記第2作業ログデータを取得した場合、前記第2作業項目の開始時刻を前記第1作業項目の完了時刻または中断時刻とする前記作業実績データを生成する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、並列作業の作業実績を適切に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の一実施の形態に係る作業管理システムの概略構成を示すブロック図である。
図2は、本実施の形態における複数の作業項目におけるグループ分けの例を示す図である。
図3は、本実施の形態における実績入力画面の一例を示す図である。
図4は、本実施の形態におけるグループ別作業項目表示画面の一例を示す図である。
図5は、本実施の形態における作業ログデータおよびそれに基づいて生成される作業実績データの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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