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公開番号2025057127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166802
出願日2023-09-28
発明の名称学習具、学習具セット
出願人株式会社パイロットコーポレーション,パイロットインキ株式会社
代理人
主分類G09B 3/02 20060101AFI20250402BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】 問題と問題の解答が表示された複数の学習具の各解答部分を全て可逆熱変色性材料で覆うことなく解答部分の隠顕を可能とした、低コストで実用性の高い知育用途に適した学習具、学習具セットを提供する。
【解決手段】 シート3表面に、問題表示部4と、前記問題表示部に対応する解答表示部5とを設けた学習シート2と、前記学習シート上に載置する解答隠顕シート6とからなる学習具であって、前記学習シートは問題表示部と解答表示部の内容が異なる複数の学習シートを備えてなり、前記解答隠顕シートは、透明性シート7表面に、透明性シートを学習シート上に載置した際に解答表示部を覆う温度変化により有色から無色に色変化する可逆熱変色性材料を含む可逆熱変色像8を設けた解答隠顕シートである学習具1、学習具セット。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
シート表面に、問題表示部と、前記問題表示部に対応する解答表示部とを設けた学習シートと、前記学習シート上に載置する解答隠顕シートとからなる学習具であって、前記学習シートは問題表示部と解答表示部の内容が異なる複数の学習シートを備えてなり、前記解答隠顕シートは、透明性シート表面に、透明性シートを学習シート上に載置した際に解答表示部を覆う温度変化により有色から無色に色変化する可逆熱変色性材料を含む可逆熱変色像を設けた解答隠顕シートであることを特徴とする学習具。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
請求項1記載の学習具と、摩擦体とからなる学習具セット。
【請求項3】
請求項1記載の学習具と、摩擦部材を備えた筆記具とからなる学習具セット。
【請求項4】
前記筆記具に加熱により消色可能なインキを収容してなる請求項3記載の学習具セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は学習具、学習具セットに関する。更に詳細には、問題と問題の解答が表示された学習具、学習具セットに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、問題と問題の解答が表示された学習具の解答部分を温度変化により有色から無色に色変化する可逆熱変色性材料で覆った学習具が開示されている(例えば、特許文献1又は2参照)。
前記学習具は、可逆熱変色性材料が有色状態で不可視の解答を手触等の簡便な手段で可逆熱変色性材料を無色にすることにより可視化することができ、学習具の構造を簡素化すると共に、解答の確認を迅速に行うことができるものである。
しかしながら、複数の学習具により構成される場合、各学習具の解答部分を全て可逆熱変色性材料で覆う必要があり、手間とコストがかかるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実願昭61-99667号(実開昭63-4576号)のマイクロフィルム
実願昭62-195118号(実開平1-97969号)のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、この種の問題と問題の解答が表示された複数の学習具の各解答部分を全て可逆熱変色性材料で覆うことなく解答部分の隠顕を可能とした学習具、学習具セットを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、シート表面に、問題表示部と、前記問題表示部に対応する解答表示部とを設けた学習シートと、前記学習シート上に載置する解答隠顕シートとからなる学習具であって、前記学習シートは問題表示部と解答表示部の内容が異なる複数枚の学習シートを備えてなり、前記解答隠顕シートは、透明性シート表面に、透明性シートを学習シート上に載置した際に解答表示部を覆う温度変化により有色から無色に色変化する可逆熱変色性材料を含む可逆熱変色像を設けた解答隠顕シートである学習具を要件とする。
更には、前記学習具と、摩擦体とからなる学習具セット、前記学習具と、摩擦部材を備えた筆記具とからなる学習具セット等を要件とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、問題と問題の解答が表示された複数の学習具の各解答部分を全て可逆熱変色性材料で覆うことなく解答部分の隠顕を可能とした、低コストで実用性の高い知育用途に適した学習具、学習具セットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
加熱消色型の可逆熱変色性組成物の色濃度-温度曲線におけるヒステリシス特性を説明するグラフである。
色彩記憶性を有する可逆熱変色性組成物の色濃度-温度曲線におけるヒステリシス特性を説明するグラフである。
加熱発色型の可逆熱変色性組成物の色濃度-温度曲線におけるヒステリシス特性を説明するグラフである。
本発明の学習具の一実施例を示す上面図である。
図4の一方の学習シート上面に解答隠顕シートを載置した状態を示す上面図である。
図5の一方に学習シート上面に載置した解答隠顕シートの可逆熱変色像を消色させた状態を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
前記学習シートは、シート表面に、問題表示部と、前記問題表示部に対応する解答表示部とを設けてなる。
前記シートの材質は特に限定されるものではなく、例えば、紙、合成紙、合成皮革、レザー、プラスチック、ガラス、陶磁材、金属、木材、石材等を例示でき、紙、合成紙が好適に用いられる。
前記シート表面に設けられる問題表示部と解答表示部は、非変色性着色剤を含む文字、記号、絵柄、文章等であって、シート表面に複数の問題表示部と、問題表示部に対応する複数の解答表示部が形成されることが好ましい。
前記学習シートは問題表示部と解答表示部の内容が異なる複数枚の学習シートを備えてなる。
なお、複数の学習シートの解答表示部は、解答隠顕シートの可逆熱変色像で覆うことができるようにするため、同じ位置に設けてなる。
前記非変色性着色剤は、一般的な染料や顔料を用いることができ、染料としては、酸性染料、塩基性染料、直接染料を用いることができる。
前記顔料は、カーボンブラック、群青等の無機顔料、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、スレン顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、スロン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ジオキサジン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、イソインドリノン系顔料等の有機顔料や蛍光顔料を用いることができる。
前記非変色性着色剤は、水及び/又は有機溶剤と必要により各種添加剤を含むビヒクル中に分散してスクリーン印刷、オフセット印刷、プロセス印刷、グラビヤ印刷等に用いられる印刷インキ、インクジェット用インキを調製して印刷することによりシート上に問題表示部と解答表示部を形成できる。
前記学習シートは問題表示部と解答表示部の内容が異なる複数の学習シートにより構成される。
なお、前記複数の学習シートは別体であってもよいし、各学習シートに孔を空けて環状部材でシート同士を繋ぎ合わせてもよいし、シート同士の一辺を綴じて冊子形態としてもよい。
各学習シートを繋ぎ合わせたり、冊子形態とすることにより、携帯性に優れた学習具が得られる。
【0009】
前記解答隠顕シートは、透明性シート表面に、透明性シートを学習シート上に載置した際に解答表示部を覆う温度変化により有色から無色に色変化する可逆熱変色性材料を含む可逆熱変色像を設けてなる。
前記透明性シートは、透明性を有する材料であれば全て使用することができるが、好ましくは透明性プラスチックシートが用いられる。
前記透明性シートの材質として具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルクロライド、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、ポリビニルアルコール、ポリアミド等のプラスチックシート、ガラス板を例示できるが、柔軟性に富み、且つ、安全性に優れたポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルクロライド等のプラスチックシートが好適に用いられる。
また、前記透明性シートは同一材質のシートを貼り合わせて用いたり、異なる材質のシートを貼り合わせて用いることもできる。
なお、前記透明性とは、無色透明の他、着色透明、半透明、着色半透明であってもよい。
前記解答隠顕シートは、板状であってもよいし、学習シートを収容可能な容器形状や袋形状であってもよい。
前記解答隠顕シートが容器形状や袋形状であることにより、解答表示部と可逆熱変色像の位置の特定を容易なものとすることができる。
前記解答隠顕シートが容器形状や袋形状の場合、開口部に防水機能を付与することにより、風呂場等でも使用することができる利便性の高い学習具とすることができる。
【0010】
前記可逆熱変色像は、円形、正方形、長方形、三角形等の幾何学模様等から選ばれる図柄や絵柄であり、可逆熱変色性材料を含んでなる。
前記可逆熱変色性材料としては、Ag

HgI

やCu

HgI

等の無機材料、液晶、可逆熱変色性組成物を含む樹脂粒子、可逆熱変色性組成物を内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(可逆熱変色性顔料)が挙げられ、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が好適に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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