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公開番号
2025056509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023166028
出願日
2023-09-27
発明の名称
定着装置、及び画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置を提供すること。
【解決手段】第1回転体と、前記第1回転体に接して配設された第2回転体と、前記第2回転体の内周面に配設され、前記第2回転体の内周面から前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する押圧部材と、前記第2回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する摺動部材と、前記第2回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、を備え、前記第2回転体の内周面は、シロキサン基を有する樹脂及びシロキサン処理した導電材を含んで構成され、前記摺動部材の摺動面は、シロキサン基を有する樹脂及びシロキサン処理した導電材を含んで構成され、前記潤滑剤は、シロキサン基を主鎖とするオイルを含む定着装置。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1回転体と、
前記第1回転体に接して配設された第2回転体と、
前記第2回転体の内周面に配設され、前記第2回転体の内周面から前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する押圧部材と、
前記第2回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する摺動部材と、
前記第2回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、
を備え、
前記第2回転体の内周面は、シロキサン基を有する樹脂及びシロキサン処理した導電材を含んで構成され、
前記摺動部材の摺動面は、シロキサン基を有する樹脂及びシロキサン処理した導電材を含んで構成され、
前記潤滑剤は、シロキサン基を主鎖とするオイルを含む定着装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記導電材がカーボンブラックである請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記第2回転体の内周面を構成する層の樹脂100質量部に対する前記導電材の含有量が5質量部以上である請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記第2回転体の内周面を構成する層の樹脂100質量部に対する前記導電材の含有量が10質量部以上50質量部以下である請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記シロキサン基を有する樹脂が、シロキサン変性ポリイミド樹脂、及び、シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂の少なくとも一方である請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記第2回転体の内周面の表面抵抗率が1.0×10
7
Ω/□以下である請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記摺動部材の摺動面の表面抵抗率が1.0×10
7
Ω/□以下である請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記シロキサン基を有する樹脂が、樹脂粒子である請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
前記摺動部材の摺動面が、耐熱熱可塑性樹脂と、前記シロキサン基を有する樹脂の樹脂粒子と、前記シロキサン処理した導電材と、を含んで構成される請求項8に記載の定着装置。
【請求項10】
前記樹脂粒子が、熱硬化シリコーン樹脂粒子である請求項9に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置、及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、「少なくとも摺動部材と摺動する側の最表層に、ポリイミド及びシロキサン変性樹脂を含む樹脂層を有し、前記シロキサン変性樹脂中のシロキサン構造のモル量の比率が20モル%以上である、ベルト」が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、「静電潜像担持体上に形成したトナー像を転写体上に転写し、前記転写体を記録媒体と重ねた状態で加熱及び加圧し、冷却した後に前記転写体から前記記録媒体を剥離することにより、前記トナー像を前記記録媒体に転写及び定着させる画像形成方法に用いる転写体において、前記転写体が基材の上に均一な厚さのゴムの層及びシロキサン変性ポリイミド樹脂の層をこの順に設けたものであることを特徴とする転写体」が開示されている。
【0004】
また、特許文献3には、「表面層、弾性層及び基材層を有する多層無端管状フィルムであって、全層継目がなく、表面層が遠心成型により製膜されたものであり、表面層の材料がフッ素ゴム、フッ素樹脂、シロキサン変性ポリイミド及びウレタンゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種であり、表面層の表面粗さ(Rz)が0.25~1.5μmであり、基材層が遠心成型により製膜されたものであり、基材層の材料がポリイミド及び/又はポリアミドイミドである多層無端管状フィルム」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-124559号公報
特開平11-219036号公報
特許5147998号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、第1回転体と、第1回転体に接して配設された第2回転体と、2回転体の内周面に配設され、第2回転体の内周面から第2回転体を第1回転体へ押圧する押圧部材と、第2回転体の内周面と押圧部材との間に介在する摺動部材と、第2回転体の内周面と摺動部材との間に介在する潤滑剤と、を備える定着装置(以下、特定の定着装置とも称する)が知られている。
【0007】
本発明の課題は、特定の定着装置において、第2回転体の内周面がシロキサン基を有しない樹脂(例えば、ポリイミド樹脂)のみで構成されている場合、摺動部材の摺動面がシロキサン基を有しない樹脂(例えば、フッ素樹脂)のみで構成されている場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための具体的手段には、下記の態様が含まれる。
<1> 第1回転体と、
前記第1回転体に接して配設された第2回転体と、
前記第2回転体の内周面に配設され、前記第2回転体の内周面から前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する押圧部材と、
前記第2回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する摺動部材と、
前記第2回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、
を備え、
前記第2回転体の内周面は、シロキサン基を有する樹脂及びシロキサン処理した導電材を含んで構成され、
前記摺動部材の摺動面は、シロキサン基を有する樹脂及びシロキサン処理した導電材を含んで構成され、
前記潤滑剤は、シロキサン基を主鎖とするオイルを含む定着装置。
<2> 前記導電材がカーボンブラックである前記<1>に記載の定着装置。
<3> 前記第2回転体の内周面を構成する層の樹脂100質量部に対する前記導電材の含有量が5質量部以上である前記<1>又は<2>に記載の定着装置。
<4> 前記第2回転体の内周面を構成する層の樹脂100質量部に対する前記導電材の含有量が10質量部以上50質量部以下である前記<3>に記載の定着装置。
<5> 前記シロキサン基を有する樹脂が、シロキサン変性ポリイミド樹脂、及び、シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂の少なくとも一方である前記<1>~<4>のいずれか1つに記載の定着装置。
<6> 前記第2回転体の内周面の表面抵抗率が1.0×10
7
Ω/□以下である前記<1>~<5>のいずれか1つに記載の定着装置。
<7> 前記摺動部材の摺動面の表面抵抗率が1.0×10
7
Ω/□以下である前記<1>~<6>のいずれか1つに記載の定着装置。
<8> 前記シロキサン基を有する樹脂が、樹脂粒子である前記<1>~<7>のいずれか1つに記載の定着装置。
<9> 前記摺動部材の摺動面が、耐熱熱可塑性樹脂と、前記シロキサン基を有する樹脂の樹脂粒子と、前記シロキサン処理した導電材と、を含んで構成される前記<8>に記載の定着装置。
<10> 前記樹脂粒子が、熱硬化シリコーン樹脂粒子である前記<9>に記載の定着装置。
<11> 前記第2回転体の内周面が、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、及びポリフェニレンスルフィド樹脂よりなる群から選択される少なくとも1種の樹脂と、前記シロキサン基を有する樹脂の樹脂粒子と、前記シロキサン処理した導電材と、を含んで構成される前記<8>に記載の定着装置。
<12> 前記樹脂粒子が、熱硬化シリコーン樹脂粒子である前記<11>に記載の定着装置。
<13> 像保持体と、
像保持体表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
現像剤を用いて前記潜像をトナー像に現像する現像装置と、
記録媒体に現像された前記トナー像を転写する転写装置と、
前記記録媒体上の前記トナー像を定着する、前記<1>~<12>のいずれか1つに記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
<1>、<2>、<8>、<9>、<10>、<11>又は<12>に係る発明によれば、特定の定着装置において、第2回転体の内周面がシロキサン基を有しない樹脂(例えば、ポリイミド樹脂)のみで構成されている場合、摺動部材の摺動面がシロキサン基を有しない樹脂(例えば、フッ素樹脂)のみで構成されている場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置が提供される。
【0010】
<3>に係る発明によれば、前記第2回転体の内周面を構成する層の樹脂100質量部に対する前記導電材の含有量が5質量部未満である場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置が提供される。
<4>に係る発明によれば、前記第2回転体の内周面を構成する層の樹脂100質量部に対する前記導電材の含有量が10質量部未満又は50質量部超えである場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置が提供される。
<5>に係る発明によれば、前記シロキサン基を有する樹脂がシリコーンオイルガムである場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置が提供される。
<6>に係る発明によれば、前記第2回転体の内周面の表面抵抗率が1.0×10
7
Ω/□超えである場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置が提供される。
<7>に係る発明によれば、前記摺動部材の摺動面の表面抵抗率が1.0×10
7
Ω/□超えである場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置が提供される。
<13>に係る発明によれば、特定の定着装置において、第2回転体の内周面がシロキサン基を有しない樹脂(例えば、ポリイミド樹脂)のみで構成されている場合、摺動部材の摺動面がシロキサン基を有しない樹脂(例えば、フッ素樹脂)のみで構成されている定着装置を備える場合に比べ、低摺動性と帯電抑制の両方に優れる定着装置を備える画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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