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公開番号
2025055874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165286
出願日
2023-09-27
発明の名称
光デバイス、光受信器及び光トランシーバ
出願人
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02F
2/00 20060101AFI20250401BHJP(光学)
要約
【課題】信号損失を抑制できる光デバイス等を提供する。
【解決手段】90度ハイブリッド回路は、信号光を分岐する第1のカプラと、局発光を分岐する第2のカプラと、第1のカプラで分岐された信号光がそれぞれ伝搬する第1の導波路及び第2の導波路と、を有する。90度ハイブリッド回路は、第2のカプラで分岐された局発光がそれぞれ伝搬する第3の導波路及び第4の導波路と、第1の導波路を伝搬した信号光と第3の導波路を伝搬した局発光とを合波する第3のカプラと、を有する。90度ハイブリッド回路は、第2の導波路を伝搬した信号光と第4の導波路を伝搬した局発光とを合波する第4のカプラと、第1~第4の導波路の内、少なくとも一つの導波路を伝搬する光の位相を調整する位相調整部とを有する。第1の導波路及び第4の導波路の光学長の第1の合計値が、第2の導波路及び第3の導波路の光学長の第2の合計値に比較して短い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
信号光と局発光とを混合して前記信号光を直交成分に分離して出力する90度ハイブリッド回路を含む光デバイスであって、
前記90度ハイブリッド回路は、
前記信号光を分岐する第1のカプラと、
前記局発光を分岐する第2のカプラと、
前記第1のカプラで分岐された前記信号光がそれぞれ伝搬する第1の導波路及び第2の導波路と、
前記第2のカプラで分岐された前記局発光がそれぞれ伝搬する第3の導波路及び第4の導波路と、
前記第1の導波路を伝搬した信号光と前記第3の導波路を伝搬した局発光とを合波する第3のカプラと、
前記第2の導波路を伝搬した信号光と前記第4の導波路を伝搬した局発光とを合波する第4のカプラと、
前記第1の導波路、前記第2の導波路、前記第3の導波路及び前記第4の導波路の内、少なくとも一つの導波路を伝搬する光の位相を調整する位相調整部と、を備え、
前記第1の導波路の光学長と前記第4の導波路の光学長との第1の合計値が、前記第2の導波路の光学長と前記第3の導波路の光学長との第2の合計値に比較して短い、ことを特徴とする光デバイス。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記位相調整部は、
前記第1の導波路及び前記第4の導波路の内、少なくとも一つの導波路に配置され、前記第1の導波路を伝搬する前記信号光の位相角度を調整するために前記第1の導波路に配置され、および/または前記第4の導波路を伝搬する前記局発光の位相角度を調整するために前記第4の導波路に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項3】
前記第1の合計値は、前記第2の合計値と前記信号光の波長の1/4との合計である第3の合計値に比較して短く、
前記位相調整部は、
前記第1の導波路及び前記第4の導波路の内、少なくとも一つの導波路に配置され、前記第1の合計値と前記第3の合計値とが等しくなるように、前記第1の導波路を伝搬する前記信号光の位相角度を調整するために前記第1の導波路に配置され、および/または前記第4の導波路を伝搬する前記局発光の位相角度を調整するために前記第4の導波路に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項4】
前記第1の導波路及び前記第4の導波路の導波路幅は前記第3の導波路及び前記第2の導波路の導波路幅を狭くすることで、前記第1の導波路の光学長と前記第4の導波路の光学長との合計値が、前記第2の導波路の光学長と前記第3の導波路の光学長との合計値に比較して短くなるように構成することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項5】
前記第1の導波路の光学長と前記第4の導波路の光学長とを同一にし、前記第2の導波路の光学長と前記第3の導波路の光学長とを同一にすることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項6】
前記位相調整部は、
前記第1の導波路に配置され、前記第1の導波路を伝搬する前記信号光の位相角度を調整する第1の位相調整部と、
前記第4の導波路に配置され、前記第4の導波路を伝搬する前記局発光の位相角度を調整する第2の位相調整部と、
前記第1の位相調整部と前記第2の位相調整部との間を電気的に接続する配線と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項7】
前記第1のカプラと接続する前記第1の導波路の接続部分の前記信号光を伝搬する方向と、前記第1のカプラと接続する前記第2の導波路の接続部分の前記信号光を伝搬する方向とが異なるように、前記第1の導波路と前記第2の導波路との間の間隔が前記第1の導波路の接続部分及び前記第2の導波路の接続部分から離れるにつれて広がる構造にしたことを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項8】
前記第1の合計値は、前記第2の合計値と前記信号光の波長の1/4との合計である第3の合計値に比較して長く、
前記位相調整部は、
前記第2の導波路及び前記第3の導波路の内、少なくとも一つの導波路に配置され、前記第1の合計値と前記第3の合計値とが等しくなるように、前記第2の導波路を伝搬する前記信号光の位相角度を調整するために前記第2の導波路に配置され、および/または前記第3の導波路を伝搬する前記局発光の位相角度を調整するために前記第3の導波路に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項9】
受光する信号光を電気信号に変換する光受信器素子を備えた光受信器であって、
前記光受信器素子は、
前記信号光と局発光とを混合して前記信号光を直交成分に分離して出力する90度ハイブリッド回路を含む光デバイスを有し、
前記90度ハイブリッド回路は、
前記信号光を分岐する第1のカプラと、
前記局発光を分岐する第2のカプラと、
前記第1のカプラで分岐された前記信号光がそれぞれ伝搬する第1の導波路及び第2の導波路と、
前記第2のカプラで分岐された前記局発光がそれぞれ伝搬する第3の導波路及び第4の導波路と、
前記第1の導波路を伝搬した信号光と前記第3の導波路を伝搬した局発光とを合波する第3のカプラと、
前記第2の導波路を伝搬した信号光と前記第4の導波路を伝搬した局発光とを合波する第4のカプラと、
前記第1の導波路、前記第2の導波路、前記第3の導波路及び前記第4の導波路の内、少なくとも一つの導波路を伝搬する光の位相を調整する位相調整部と、を備え、
前記第1の導波路の光学長と前記第4の導波路の光学長との第1の合計値が、前記第2の導波路の光学長と前記第3の導波路の光学長との第2の合計値に比較して短い、
ことを特徴とする光受信器。
【請求項10】
電気信号に応じて伝搬する光を変調する光変調器素子と、
受光する受信光を電気信号に変換する光受信器素子と、
前記光変調器素子への電気信号を生成すると共に、前記光受信器素子からの前記電気信号を取得する信号処理部と、を有する光トランシーバであって、
前記光受信器素子は、
信号光と局発光とを混合して前記信号光を直交成分に分離して出力する90度ハイブリッド回路を含む光デバイスを有し、
前記90度ハイブリッド回路は、
前記信号光を分岐する第1のカプラと、
前記局発光を分岐する第2のカプラと、
前記第1のカプラで分岐された前記信号光がそれぞれ伝搬する第1の導波路及び第2の導波路と、
前記第2のカプラで分岐された前記局発光がそれぞれ伝搬する第3の導波路及び第4の導波路と、
前記第1の導波路を伝搬した信号光と前記第3の導波路を伝搬した局発光とを合波する第3のカプラと、
前記第2の導波路を伝搬した信号光と前記第4の導波路を伝搬した局発光とを合波する第4のカプラと、
前記第1の導波路、前記第2の導波路、前記第3の導波路及び前記第4の導波路の内、少なくとも一つの導波路を伝搬する光の位相を調整する位相調整部と、を備え、
前記第1の導波路の光学長と前記第4の導波路の光学長との第1の合計値が、前記第2の導波路の光学長と前記第3の導波路の光学長との第2の合計値に比較して短い、
ことを特徴とする光トランシーバ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光デバイス、光受信器及び光トランシーバに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、デジタルコヒーレント受信機能を採用する光受信器では、信号光と局発光とを混合して信号光を直交成分に分離して出力する90度ハイブリッド回路を内蔵している。図10は、従来の90度ハイブリッド回路100の一例を示す説明図である。図10に示す90度ハイブリッド回路100は、第1のスプリッタ110と、第2のスプリッタ120と、第1のコンバイナ130と、第2のコンバイナ140と、第1~第4の導波路101A~101Dとを有する。
【0003】
第1のスプリッタ110は、第1の入力ポート111Aと、第2の入力ポート111Bと、第1の出力ポート111Cと、第2の出力ポート111Dとを有する2×2カプラである。第2のスプリッタ120は、第1の入力ポート121Aと、第1の出力ポート121Bと、第2の出力ポート121Cとを有する1×2カプラである。
【0004】
第1のコンバイナ130は、第1の入力ポート131Aと、第2の入力ポート131Bと、第1の出力ポート131Cと、第2の出力ポート131Dとを有する2×2カプラである。第2のコンバイナ140は、第1の入力ポート141Aと、第2の入力ポート141Bと、第1の出力ポート141Cと、第2の出力ポート141Dとを有する2×2カプラである。
【0005】
第1のスプリッタ110は、第1のスプリッタ110内の第1の出力ポート111Cと第1のコンバイナ130内の第1の入力ポート131Aとの間を第1の導波路101Aで光接続する。第1のスプリッタ110は、第1のスプリッタ110の第2の出力ポート111Dと第2のコンバイナ140内の第1の入力ポート141Aとの間を第2の導波路101Bで光接続する。
【0006】
第2のスプリッタ120は、第2のスプリッタ120内の第1の出力ポート121Bと第1のコンバイナ130内の第2の入力ポート131Bとの間を第3の導波路101Cで光接続する。第2のスプリッタ120は、第2のスプリッタ120内の第2の出力ポート121Cと第2のコンバイナ140内の第2の入力ポート141Bとの間を第4の導波路101Dで光接続する。
【0007】
第1のコンバイナ130は、第1のコンバイナ130内の第1の入力ポート131Aと第1のスプリッタ110内の第1の出力ポート111Cとの間を第1の導波路101Aで光接続する。第1のコンバイナ130は、第1のコンバイナ130内の第2の入力ポート131Bと第2のスプリッタ120内の第1の出力ポート121Bとの間を第3の導波路101Cで光接続する。
【0008】
第2のコンバイナ140は、第2のコンバイナ140内の第1の入力ポート141Aと第1のスプリッタ110内の第2の出力ポート111Dとの間を第2の導波路101Bで光接続する。第2のコンバイナ140は、第2のコンバイナ140内の第2の入力ポート141Bと第2のスプリッタ120内の第2の出力ポート121Cとの間を第4の導波路101Dで光接続する。
【0009】
第1のスプリッタ110は、第1のスプリッタ110内の第1の入力ポート111Aからの信号光を0度の信号光と90度の信号光とに分岐する。第1のスプリッタ110は、0度の信号光を第1のスプリッタ110内の第1の出力ポート111Cに分岐出力すると共に、90度の信号光を第1のスプリッタ110内の第2の出力ポート111Dに分岐出力する。
【0010】
第2のスプリッタ120は、第2のスプリッタ120内の第1の入力ポート121Aからの局発光を0度の局発光にして第2のスプリッタ120内の第1の出力ポート121B及び第2の出力ポート121Cに分岐出力する。
(【0011】以降は省略されています)
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