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公開番号2025054957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164214
出願日2023-09-27
発明の名称液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250401BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】温調発熱素子を搭載する記録素子基板において、効率良く放熱可能な技術を提供する。
【解決手段】エネルギー発生素子で発生したエネルギーによって液体を吐出可能な液体吐出ヘッド用基板であって、基体と、前記エネルギー発生素子の真下に設けられ、前記基体上に絶縁層を介して積層して形成される第1伝熱層と、前記液体および前記液体吐出ヘッド用基板の温度を調節可能な温調発熱素子と、前記第1伝熱層と前記基体とを接続する第1伝熱部材と、を有し、前記第1伝熱部材は、隣接する前記エネルギー発生素子同士の間および前記エネルギー発生素子と前記温調発熱素子との間に設けられるようにした。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
エネルギー発生素子で発生したエネルギーによって液体を吐出可能な液体吐出ヘッド用基板であって、
基体と、
前記エネルギー発生素子の真下に設けられ、前記基体上に絶縁層を介して積層して形成される第1伝熱層と、
前記液体および前記液体吐出ヘッド用基板の温度を調節可能な温調発熱素子と、
前記第1伝熱層と前記基体とを接続する第1伝熱部材と、を有し、
前記第1伝熱部材は、隣接する前記エネルギー発生素子同士の間および前記エネルギー発生素子と前記温調発熱素子との間に設けられることを特徴とする液体吐出ヘッド用基板。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1伝熱部材は、前記第1伝熱層の積層方向に交差する平面において、前記エネルギー発生素子と重ならない請求項1に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項3】
前記エネルギー発生素子と前記第1伝熱層との間において、前記エネルギー発生素子の温度を検知可能な温度検知素子をさらに有する請求項1に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項4】
前記基体上に前記絶縁層を介して積層して形成され、前記エネルギー発生素子と電源配線とを接続する第2伝熱層をさらに有し、
前記第2伝熱層は、前記第2伝熱層の積層方向で迂回して、前記エネルギー発生素子と前記電源配線とを接続する請求項1に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項5】
前記第2伝熱層は、層間を第2伝熱部材により接続され、
前記第2伝熱部材は、該層間を、前記積層方向と交差する平面における端部または端部近傍で接続する請求項4に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項6】
前記第2伝熱部材は、前記端部から5μm以内の位置で層間を接続する請求項5に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項7】
複数の前記エネルギー発生素子が所定の方向に配列され、
前記温調発熱素子は、配列された前記エネルギー発生素子の両側において、前記所定の方向に沿って設けられ、
前記温調発熱素子の駆動制御分解能は、前記エネルギー発生素子の駆動制御分解能よりも粗い請求項1に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項8】
前記温調発熱素子を駆動する駆動素子は、互いに隣接するエネルギー発生素子の間に配置される請求項7に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項9】
前記第1伝熱部材は、配列された前記エネルギー発生素子の一方側に設けられた前記温調発熱素子と前記エネルギー発生素子との間と、隣接する前記エネルギー発生素子同士の間と、に設けられる請求項7に記載の液体吐出ヘッド用基板。
【請求項10】
隣接する前記エネルギー発生素子同士の間に設けられる前記第1伝熱部材は、配列された前記エネルギー発生素子の他方側に設けられた前記温調発熱素子の近傍まで延在して、あるいは、配列された前記エネルギー発生素子の他方側に設けられた前記温調発熱素子側に寄って設けられる請求項9に記載の液体吐出ヘッド用基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット方式によりインクを吐出する記録ヘッドに搭載される記録素子基板では、例えば、記録素子としての電気熱変換素子による熱エネルギーを用いて、ノズルからインクを吐出する。近年、記録素子基板の高機能化を目的として、例えば、記録素子の駆動時の温度を検知するための温度検知素子、インクおよび記録素子基板の温度を調節するための温調発熱素子などの記録素子基板への設置、搭載する記録素子数の増加などが行われている。
【0003】
このため記録素子基板では、搭載する部材が高密度で配置され、かつ、温調発熱素子などの新たな熱源が加わることとなり、効率的な放熱が求められる。特許文献1には、記録素子で発生した熱を効率よく放熱する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-198936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、温度検知素子や温調発熱素子などの配置が考慮されておらず、これらの素子を備えた高機能化された記録素子基板では、十分な放熱効果を得ることが困難であった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、温調発熱素子を搭載する記録素子基板において、効率良く放熱することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、エネルギー発生素子で発生したエネルギーによって液体を吐出可能な液体吐出ヘッド用基板であって、基体と、前記エネルギー発生素子の真下に設けられ、前記基体上に絶縁層を介して積層して形成される第1伝熱層と、前記液体および前記液体吐出ヘッド用基板の温度を調節可能な温調発熱素子と、前記第1伝熱層と前記基体とを接続する第1伝熱部材と、を有し、前記第1伝熱部材は、隣接する前記エネルギー発生素子同士の間および前記エネルギー発生素子と前記温調発熱素子との間に設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、温調発熱素子を搭載する記録素子基板において、効率良く放熱することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の概略構成図。
循環経路の概略構成図。
記録ヘッドの斜視構成図。
記録ヘッドの分解構成図。
吐出ユニットの構成図。
流路部材の構成図。
流路部材内の流路構成を示す図。
記録素子基板の外観図。
記録素子基板の構成図。
記録素子基板における一部の配線の配置位置を示す図。
隣接する記録素子基板の配置を説明する図。
記録素子基板の構成図。
記録素子基板の断面構成図。
圧力室での負電位粒子の挙動を説明する図。
電極の変形例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照しながら、液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、液体吐出装置の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組合せのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、本実施形態において記載されている構成要素の位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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