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公開番号2025054927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164167
出願日2023-09-27
発明の名称真空断熱ガラス用パッキン材、冷蔵ケース用扉
出願人フクビ化学工業株式会社,パナソニックハウジングソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20250401BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】温度差によって真空断熱ガラスが湾曲しても、これを支持する枠体で構成される扉と冷蔵ショーケース本体との間で隙間が生じることによる断熱性の低下を防止することが可能な真空断熱ガラス用パッキン材、およびこれを用いた冷蔵ケース用扉を提供する。
【解決手段】長手方向に直交する断面が多角形を成す土台部と、前記土台部よりも硬度が低く、長手方向に直交する断面が弧状を成し、側端が前記土台部に固着している撓み部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に直交する断面が多角形を成す土台部と、前記土台部よりも硬度が低く、長手方向に直交する断面が弧状を成し、側端が前記土台部に固着している撓み部と、を有することを特徴とする真空断熱ガラス用パッキン材。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記土台部の長手方向に直交する断面が矩形を成し、前記撓み部の長手方向に直交する断面が円弧状を成すことを特徴とする請求項1に記載の真空断熱ガラス用パッキン材。
【請求項3】
前記土台部と前記撓み部は、一体成型材によって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱ガラス用パッキン材。
【請求項4】
前記真空断熱ガラス用パッキン材の高さに対する前記土台部の高さの比率は40%以上65%以下の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の真空断熱ガラス用パッキン材。
【請求項5】
前記撓み部の高さ方向に直交する幅方向の最も外側となる部分は、前記土台部の高さ方向に沿った端面よりも内側になるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の真空断熱ガラス用パッキン材。
【請求項6】
前記土台部は硬質ポリ塩化ビニル樹脂から形成され、前記撓み部は軟質ポリ塩化ビニル樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱ガラス用パッキン材。
【請求項7】
請求項1または2に記載の真空断熱ガラス用パッキン材と、長手方向に直交する断面がコ字型の枠体と、真空断熱ガラスと、を有する冷蔵ケース用扉であり、
前記真空断熱ガラス用パッキン材は、前記枠体の対面する2面のうちの一方の面に前記土台部が固定され、前記枠体の対面する2面のうちの他方の面と前記撓み部との間で前記真空断熱ガラスの周縁部を保持することを特徴とする冷蔵ケース用扉。
【請求項8】
前記枠体の対面する2面どうしを接続する奥行内面には、前記真空断熱ガラスの厚み方向の端面と当接可能な緩衝層が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の冷蔵ケース用扉。
【請求項9】
前記枠体の対面する2面のうちの他方の面には、前記真空断熱ガラス用パッキン材の前記撓み部と対向するようにシール層が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の冷蔵ケース用扉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、真空断熱ガラス用パッキン材、およびこれを用いた冷蔵ケース用扉に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
食品などを低温で保存する冷蔵ケースのうち、店舗の販売用ショーケースとして用いる冷蔵ショーケースは、収容した商品を外部から視認できるように、開閉扉(以下、冷蔵ケース用扉と称する)として透明なガラス板を金属の枠体で固定したものを用いるものが多い。
【0003】
こうした冷蔵ケース用扉においては、ガラス板から入射する外光やガラス板から伝わる外気温の熱によって冷蔵ケース内の温度が上昇しやすいため、冷蔵ケース用扉に用いるガラス板は、断熱特性に優れたものを用いることが好ましい。
【0004】
近年、こうした冷蔵ケース用扉に用いるガラス板として、真空断熱ガラスを用いることがある(例えば、特許文献1、2を参照)。真空断熱ガラスは、厚みが薄くても断熱特性に優れているため、外部からの視認性も良好に保たれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-236366号公報
特開2010-063536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、厚みが薄い真空断熱ガラスを冷蔵ケース用扉に用いる場合、庫内側と庫外のガラス板の間の温度差が大きいため、周囲を枠体で支持された厚みが薄い真空断熱ガラスは、中心部分が外部に向かって突出するように湾曲しやすい。その結果、真空断熱ガラスを支持する枠体で構成される扉と、冷蔵ショーケース本体との間に隙間が生じやすく、断熱性が低下するといった課題があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、温度差によって真空断熱ガラスが湾曲しても、これを支持する枠体で構成される扉と、冷蔵ショーケース本体との間で隙間が生じることによる断熱性の低下を防止することが可能な真空断熱ガラス用パッキン材、およびこれを用いた冷蔵ケース用扉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の真空断熱ガラス用パッキン材は、以下の構成を有する。
(1)本発明の第1態様に係る真空断熱ガラス用パッキン材は、長手方向に直交する断面が多角形を成す土台部と、前記土台部よりも硬度が低く、長手方向に直交する断面が弧状を成し、側端が前記土台部に固着している撓み部と、を有することを特徴とする。
【0009】
(2)本発明の第2態様に係る真空断熱ガラス用パッキン材は、第1態様において、前記土台部の長手方向に直交する断面が矩形を成し、前記撓み部の長手方向に直交する断面が円弧状を成すことを特徴とする。
【0010】
(3)本発明の第3態様に係る真空断熱ガラス用パッキン材は、第1または第2態様において、前記土台部と前記撓み部は、一体成型材によって形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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