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公開番号2025054887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164095
出願日2023-09-27
発明の名称光分岐結合装置、光海底ケーブルシステム、及び光分岐結合方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H04B 10/291 20130101AFI20250401BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異なる形態の光分岐結合装置との間で共用可能な構成を備える光分岐結合装置を提供する。
【解決手段】光分岐結合装置は、統合OADM回路、及び、統合OADM回路と着脱可能に構成された光入出力回路を備え、統合OADM回路は、第1の端局から入力された第1の光信号及び光入出力回路から入力された第2の光信号から、第2の端局を宛先とする第3の光信号及び第3の端局を宛先とする第4の光信号を生成し、第4の光信号を光入出力回路へ出力し、第2の端局から入力された第5の光信号及び光入出力回路から入力された第6の光信号から、第1の端局を宛先とする第7の光信号及び第3の端局を宛先とする第8の光信号を生成し、第8の光信号を光入出力回路へ出力し、光入出力回路は、第3の端局から入力された光信号から第2の光信号及び第6の光信号を生成し、第2の光信号を及び第6の光信号を統合OADM回路に出力し、第4の光信号と第8の光信号とを結合して第3の端局へ出力する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
光海底ケーブルシステムで用いられる光分岐結合装置であって、
統合OADM回路、及び、統合OADM回路と着脱可能に構成された光入出力回路を備え、
前記統合OADM回路は、
第1の端局から入力された第1の光信号及び前記光入出力回路から入力された第2の光信号から、第2の端局を宛先とする第3の光信号及び第3の端局を宛先とする第4の光信号を生成し、前記第4の光信号を前記光入出力回路へ出力し、
前記第2の端局から入力された第5の光信号及び前記光入出力回路から入力された第6の光信号から、前記第1の端局を宛先とする第7の光信号及び前記第3の端局を宛先とする第8の光信号を生成し、前記第8の光信号を前記光入出力回路へ出力し、
前記光入出力回路は、前記第3の端局から入力された光信号から前記第2の光信号及び前記第6の光信号を生成し、前記第2の光信号を及び前記第6の光信号を前記統合OADM回路に出力し、前記第4の光信号と前記第8の光信号とを結合して前記第3の端局へ出力する、
光分岐結合装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記統合OADM回路は第1のOADM回路及び第2のOADM回路を備え、
前記第1のOADM回路は、第1の端子から入力された前記第1の光信号及び第2の端子と接続された前記光入出力回路から入力された前記第2の光信号から、前記第3の光信号及び前記第4の光信号を生成し、前記第3の光信号を第3の端子から出力し、前記第4の光信号を第4の端子から前記光入出力回路へ出力し、
前記第2のOADM回路は、第5の端子から入力された前記第5の光信号及び第6の端子と接続された前記光入出力回路から入力された前記第6の光信号から、前記第7の光信号及び前記第8の光信号を生成し、前記第7の光信号を第7の端子から出力し、前記第8の光信号を前記光入出力回路へ出力する、
請求項1に記載された光分岐結合装置。
【請求項3】
前記光入出力回路は、入力された光信号を分岐する第1の光カプラと、入力された2個の光信号を結合する第2の光カプラと、を備え、前記統合OADM回路と前記第3の端局との間を接続する、請求項1又は2に記載された光分岐結合装置。
【請求項4】
前記第1の光カプラは前記第3の端局から入力された光信号から前記第2の光信号及び前記第6の光信号を生成し、前記第2の光カプラは前記第4の光信号と前記第8の光信号とを結合する、請求項3に記載された光分岐結合装置。
【請求項5】
前記第1の光カプラ及び前記第2の光カプラの少なくとも一方は光合分波器である、請求項3に記載された光分岐結合装置。
【請求項6】
前記統合OADM回路は、波長選択スイッチを備える、請求項1又は2に記載された光分岐結合装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載された光分岐結合装置と、
前記第1の端局乃至前記第3の端局と、
を備える光海底ケーブルシステム。
【請求項8】
前記第1の端局及び前記第2の端局はトランク局であり、前記第3の端局はブランチ局である、請求項7に記載された光海底ケーブルシステム。
【請求項9】
統合OADM回路、及び、統合OADM回路と着脱可能に構成された光入出力回路を備え、光海底ケーブルシステムで用いられる光分岐結合装置の光分岐結合方法であって、
前記統合OADM回路において、
第1の端局から入力された第1の光信号及び前記光入出力回路から入力された第2の光信号から、第2の端局を宛先とする第3の光信号及び第3の端局を宛先とする第4の光信号を生成し、
前記第4の光信号を前記光入出力回路へ出力し、
前記第2の端局から入力された第5の光信号及び前記光入出力回路から入力された第6の光信号から、前記第1の端局を宛先とする第7の光信号及び前記第3の端局を宛先とする第8の光信号を生成し、
前記第8の光信号を前記光入出力回路へ出力し、
前記光入出力回路において、
前記第3の端局から入力された光信号から前記第2の光信号及び前記第6の光信号を生成し、
前記第2の光信号を及び前記第6の光信号を前記統合OADM回路に出力し、
前記第4の光信号と前記第8の光信号とを結合して前記第3の端局へ出力する、
光分岐結合方法。
【請求項10】
前記統合OADM回路が備える第1のOADM回路を用いて、第1の端子から入力された前記第1の光信号及び第2の端子と接続された前記光入出力回路から入力された前記第2の光信号から、前記第3の光信号及び前記第4の光信号を生成し、前記第3の光信号を第3の端子から出力し、前記第4の光信号を第4の端子から前記光入出力回路へ出力し、
前記統合OADM回路が備える第2のOADM回路を用いて、第5の端子から入力された前記第5の光信号及び第6の端子と接続された前記光入出力回路から入力された前記第6の光信号から、前記第7の光信号及び前記第8の光信号を生成し、前記第7の光信号を第7の端子から出力し、前記第8の光信号を前記光入出力回路へ出力する、
請求項9に記載された光分岐結合方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光分岐結合装置、光海底ケーブルシステム、及び光分岐結合方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
光海底ケーブルシステムにおいて、光分岐結合装置が海底に設置される場合がある。一般的な光分岐結合装置は、例えば、3方向と接続された光海底ケーブルから受信した光信号を合波及び分波し、それぞれの光信号の宛先に応じた光信号を生成する。生成された光信号は、それぞれの宛先と接続された光海底ケーブルへ送出される。本開示に関連して、特許文献1及び特許文献2には、上述の機能を備える光分岐結合装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/079445号
国際公開第2022/064913号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図8は、一般的な光海底ケーブルシステム8000の構成を示す図である。光海底ケーブルシステム8000は、端局81、端局82、端局83と、光分岐結合装置800を備える。端局81-83はいずれも陸上に設置される端局である。端局81-83は、それぞれ、光分岐結合装置800と光ファイバ85-88を介して接続される。光ファイバ85-88は、光海底ケーブルに含まれる。
【0005】
光分岐結合装置800は、OADM(optical add/drop multiplexing)機能を備えるノードであり、OADMノードとも呼ばれる。光分岐結合装置800は海底に設置され、入力された光信号を波長毎に分波及び合波することで、出力先に応じた光信号を生成する。光分岐結合装置800は、例えば特許文献1に記載された光分岐結合装置である。
【0006】
端局81は、光信号[12]及び光信号[13]を含むWDM(wavelength division multiplexing、波長分割多重)信号を光分岐結合装置800へ送信する。括弧内は光信号の送信元及び送信先の端局を簡略に示す。例えば光信号[12]は端局81から端局82へ送信される光信号であり、光信号[13]は端局81から端局83へ送信される光信号である。端局83は、端局81が送信した光信号[13]を光分岐結合装置800から受信する。また、端局83は、端局82を宛先とする光信号[32]を光分岐結合装置800へ送信する。端局82は、端局81が送信した光信号[12]と端局83が送信した光信号[32]とが多重された光信号[12][32]を光分岐結合装置100から受信する。光信号[12][32]はWDM信号であり、光信号[12]と光信号[32]との波長帯域は重複しない。
【0007】
このような構成を備えることにより、光分岐結合装置800は、光信号[13]を端局83へ送信するとともに、光信号[12]及び光信号[32]を端局82へ送信する。
【0008】
図9は、一般的な光海底ケーブルシステム8001の構成を示す図である。光海底ケーブルシステム8001は、光分岐結合装置810及び端局81-83を備える。光分岐結合装置810は、光分岐結合装置801及び802を備える。光分岐結合装置810は、光分岐結合装置801及び802を用いて、端局81と端局82との間で双方向伝送を可能とする。光分岐結合装置801及び802の構成は光分岐結合装置800と同一であり、光信号が入出力される端局81-83のみが異なる。このような構成を備える光分岐結合装置810は、端局81-83のそれぞれの間で光信号を双方向に伝送できる。光分岐結合装置810は2台の光分岐結合装置801及び802を備える。このため、端局83と光分岐結合装置810との間を接続する光海底ケーブル24は、4本の光ファイバを必要とする。
【0009】
図10は、一般的な光海底ケーブルシステム8002の構成を示す図である。光海底ケーブルシステム8002は、端局91、端局92、端局93と、光分岐結合装置900を備える。端局91-93は双方向通信を行う。端局91-93はいずれも陸上に設置される端局である。端局91-93と光分岐結合装置900との間は、それぞれ、光海底ケーブル95-97によって接続される。光海底ケーブル95-97は、それぞれ2本ずつの光ファイバを備える。
【0010】
光分岐結合装置900は、例えば特許文献2に記載された光分岐結合装置である。端局91は光信号[12][13]を光分岐結合装置900へ出力する。端局92は光信号[21][23]を光分岐結合装置900へ出力する。端局93は光信号[31][32]を光分岐結合装置900へ出力する。光信号[12]は端局91から端局92へ送信される光信号であり、光信号[21]は端局92から端局91へ送信される光信号である。また、光信号[12][13]は、光信号[12]と光信号[13]とが波長多重されたWDM信号である。
(【0011】以降は省略されています)

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