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公開番号2025062329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171314
出願日2023-10-02
発明の名称来歴管理システム、来歴管理方法、プログラム、及び記憶装置
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類G06F 8/36 20180101AFI20250407BHJP(計算;計数)
要約【課題】 HPCシステムを利用した研究において、研究データの再現を支援することにある
【解決手段】 来歴管理システムは、投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューから、ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報とを採取し、第一のジョブ情報を生成する第一の採取部と、ジョブに基づいてプロセスを実行するサーバコンピュータから、ジョブ管理番号情報と、プロセスに対応するプログラムを識別するプログラム識別情報とを採取し、第二のジョブ情報を生成する第二の採取部と、第一の採取部から取得した第一のジョブ情報と、第二の採取部から取得した第二のジョブ情報と、を用いて第一の来歴情報を生成し、記憶する記憶部と、を有する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューから、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報とを採取し、第一のジョブ情報を生成する第一の採取手段と、
前記ジョブに基づいてプロセスを実行する前記サーバコンピュータから、前記ジョブ管理番号情報と、前記プロセスに対応するプログラムを識別するプログラム識別情報とを採取し、第二のジョブ情報を生成する第二の採取手段と、
前記第一の採取手段から取得した前記第一のジョブ情報と、前記第二の採取手段から取得した前記第二のジョブ情報と、を用いて第一の来歴情報を生成し、記憶する記憶手段と、
を有する来歴管理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記記憶手段は、前記プログラム識別情報と、前記プログラムに入力される入力データを識別する入力データ識別情報と、前記プログラムから出力される出力データを識別する出力データ識別情報と、前記プログラムに対する前記入力データと前記出力データの入出力関係を表す情報とを有する第二の来歴情報を記憶する、
請求項1に記載の来歴管理システム。
【請求項3】
前記第一の採取手段は、前記ジョブキューを実行するコンピュータに設けられ、
前記第二の採取手段は、前記サーバコンピュータで動作するオペレーティングシステムに設けられる、
請求項1又は2に記載の来歴管理システム。
【請求項4】
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューから、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報とを採取し、第一のジョブ情報を生成し、
前記ジョブに基づいてプロセスを実行するサーバコンピュータから、前記ジョブ管理番号情報と、前記プロセスを識別するプロセス識別情報とを採取し、第二のジョブ情報を生成し、
前記第一のジョブ情報と前記第二のジョブ情報とを用いて第一の来歴情報を生成し、記憶装置に記憶する、
来歴管理方法。
【請求項5】
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューを有するコンピュータに、
前記ジョブキューから、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報とを採取し、第一のジョブ情報を生成させ、前記第一のジョブ情報を記憶装置に送信させる、
プログラム。
【請求項6】
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューから、プロセス起動コマンドを取得し、前記ジョブに基づいてプロセスを実行する前記サーバコンピュータに、
前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、前記プロセスを識別するプロセス識別情報とを採取し、第二のジョブ情報を生成させ、前記第二のジョブ情報を記憶装置に送信させる、
プログラム。
【請求項7】
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューを有するコンピュータと、前記ジョブキューから、プロセス起動コマンドを取得し、前記ジョブに基づいてプロセスを実行する前記サーバコンピュータと、電気的に接続される記憶装置は、
前記ジョブキューから採取した、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報と、を用いて生成された第一のジョブ情報を、前記コンピュータから受信し、
前記サーバコンピュータから採取した、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、前記プロセスを識別するプロセス識別情報と、を用いて生成された第二のジョブ情報を、前記サーバコンピュータから受信し、
受信した前記第一のジョブ情報と前記第二のジョブ情報とを用いて第一の来歴情報を生成し、記憶する、
記憶装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、来歴情報を管理する来歴管理システム、来歴管理方法、プログラム、及び記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
HPC(High-Performance Computing)システムを利用した研究において、研究データは来歴情報を用いて管理されている。
【0003】
関連する技術として非特許文献1には、HPCシステムに、LPS(lightweight provenance service)を導入し、来歴情報を捕捉することが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Dong Dai,Yong Chen,Philip Carns,John Jenkins,Robert Ross,“Lightweight Provenance Service for High-Performance Computing”,[online],Date Added to IEEE Xplore: 02 November 2017,2017 26th International Conference on Parallel Architectures and Compilation Techniques (PACT),2023年09月15日検索],インターネット<URL:https://doi.org/10.1109/PACT.2017.14>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1などの来歴情報では、研究データを再現する場合に、再現に必要な情報がないので、研究データを容易に再現できない。すなわち、従来においては、来歴情報を手動で解析し、研究データを再現しなければならない。
【0006】
本開示の目的の一例は、HPCシステムを利用した研究において、研究データの再現を支援することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の一側面における来歴管理システムは、
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューから、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報とを採取し、第一のジョブ情報を生成する第一の採取部と、
前記ジョブに基づいてプロセスを実行する前記サーバコンピュータから、前記ジョブ管理番号情報と、前記プロセスに対応するプログラムを識別するプログラム識別情報とを採取し、第二のジョブ情報を生成する第二の採取部と、
前記第一の採取手段から取得した前記第一のジョブ情報と、前記第二の採取手段から取得した前記第二のジョブ情報と、を用いて第一の来歴情報を生成し、記憶する記憶部と、
を有することを特徴とする。
【0008】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面における来歴管理方法は、
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューから、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報とを採取し、第一のジョブ情報を生成し、
前記ジョブに基づいてプロセスを実行するサーバコンピュータから、前記ジョブ管理番号情報と、前記プロセスを識別するプロセス識別情報とを採取し、第二のジョブ情報を生成し、
前記第一のジョブ情報と前記第二のジョブ情報とを用いて第一の来歴情報を生成し、記憶装置に記憶する、
ことを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面におけるプログラムは、
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューを有するコンピュータに、
前記ジョブキューから、前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、ジョブスクリプトを識別するジョブスクリプト識別情報とを採取し、第一のジョブ情報を生成させ、前記第一のジョブ情報を記憶装置に送信させる、
ことを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面におけるプログラムは、
投入されたジョブを、複数のサーバコンピュータのいずれかに、順次、割り当てるジョブキューから、プロセス起動コマンドを取得し、前記ジョブに基づいてプロセスを実行する前記サーバコンピュータに、
前記ジョブの管理番号を表すジョブ管理番号情報と、前記プロセスを識別するプロセス識別情報とを採取し、第二のジョブ情報を生成させ、前記第二のジョブ情報を記憶装置に送信させる、
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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