TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025058531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168523
出願日2023-09-28
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G06T 3/00 20240101AFI20250402BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザが、構造物に生じたひびや破損などの事象の変化を容易に判断することを可能にする。
【解決手段】画像処理装置は、それぞれが同じ事象を含む2以上の画像と、構造物の3次元データとに基づいて、2以上の画像それぞれの撮影時におけるカメラの位置及び姿勢を推定する姿勢推定部と、2以上の画像のそれぞれにおいて、事象の領域を選択する領域選択部と、推定されたカメラの位置及び姿勢と、2以上の画像のそれぞれにおいて選択された領域とに基づいて、3次元データの座標系における事象の位置を特定する3次元位置特定部と、特定された事象の位置を含む3次元データを投影し、事象が画像ごとに区別可能な態様で合成される投影画像を生成する投影部とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが同じ事象を含む2以上の画像と、構造物の3次元データとに基づいて、前記2以上の画像それぞれの撮影時におけるカメラの位置及び姿勢を推定する姿勢推定部と、
2以上の画像のそれぞれにおいて、前記事象の領域を選択する領域選択部と、
前記推定されたカメラの位置及び姿勢と、前記2以上の画像のそれぞれにおいて選択された領域とに基づいて、前記3次元データの座標系における前記事象の位置を特定する3次元位置特定部と、
前記特定された事象の位置を含む3次元データを投影し、前記事象が前記画像ごとに区別可能な態様で合成される投影画像を生成する投影部とを備える画像処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記投影部は、前記投影画像において、前記事象ごとに、設定する透過率、及び割り当てる表示色の少なくとも一方を変える、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記2以上の画像は、互いに異なる時間に撮影される、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記投影部は、前記投影画像において、撮影時間が古い画像が上又は下に重なるように、前記事象の位置をずらして重ねる、請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記投影部は、前記特定された3次元データの座標系における事象の位置から、各事象が属する面を投影面として決定し、該決定した投影面において前記投影画像に表される投影範囲を決定する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記投影部は、前記特定された事象の位置を含む所定範囲の前記3次元データの各データ点の法線から、前記所定範囲が含まれる面の曲率を計算し、前記3次元データにおいて、前記所定範囲と連続する領域において前記計算した曲率と同じ曲率を有する面を、前記投影面として決定する、請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記投影部は、前記投影画像においてスケールを表示する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記事象ごとに、該事象が含まれる画像を識別する情報、該画像内での前記事象の領域の情報、並びに前記推定された前記カメラの位置及び姿勢の情報とを記憶する事象データベースを更に有し、
前記姿勢推定部は、前記事象データベースに前記カメラの位置及び姿勢の情報が記憶される場合、前記事象データベースから前記カメラの位置及び姿勢の情報を取得し、
前記領域選択部は、前記事象データベースに前記事象の領域の情報が記憶される場合、前記事象データベースから前記事象の領域の情報を取得する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項9】
それぞれが同じ事象を含む2以上の画像と、構造物の3次元データとに基づいて、前記2以上の画像それぞれの撮影時におけるカメラの位置及び姿勢を推定し、
2以上の画像のそれぞれにおいて、前記事象の領域を選択し、
前記推定されたカメラの位置及び姿勢と、前記2以上の画像のそれぞれにおいて選択された領域とに基づいて、前記3次元データの座標系における前記事象の位置を特定し、
前記特定された事象の位置を含む3次元データを投影し、前記事象が前記画像ごとに区別可能な態様で合成される投影画像を生成することを有する画像処理方法。
【請求項10】
それぞれが同じ事象を含む2以上の画像と、構造物の3次元データとに基づいて、前記2以上の画像それぞれの撮影時におけるカメラの位置及び姿勢を推定し、
2以上の画像のそれぞれにおいて、前記事象の領域を選択し、
前記推定されたカメラの位置及び姿勢と、前記2以上の画像のそれぞれにおいて選択された領域とに基づいて、前記3次元データの座標系における前記事象の位置を特定し、
前記特定された事象の位置を含む3次元データを投影し、前記事象が前記画像ごとに区別可能な態様で合成される投影画像を生成することを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
関連技術として、特許文献1は、橋梁などの建造物の点検に用いられる画像処理装置を開示する。特許文献1において、点検者は、構造物におけるひびの状態を観察又は点検するために、構造物におけるひびの部分を複数の観察点から撮影する。点検者は、撮影した複数の2次元画像を、画像処理装置に入力する。
【0003】
画像処理装置は、構造物の少なくとも一部を近似する3次元メッシュを生成する。また、画像処理装置は、3次元メッシュを2次元平面に展開した2次元展開図を生成する。2次元展開図は、3次元メッシュが含む各部分平面が正射影されるように変換した図である。画像処理装置は、撮影された複数の画像を2次元展開図に対して座標変換し、座標変換した複数の画像を、座標値に基づいて合成することで、パノラマ画像を生成する。
【0004】
特許文献1において、ユーザは、複数の2次元画像のうちの1つを参照し、ひびなどのオブジェクトの座標値と、そのオブジェクトに対する注釈を示すテキストとを入力することができる。特許文献1において、記憶された注釈は、パノラマ座標を持つ別の画像に重畳させて表示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-168077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1において、画像処理装置は、同じ時期に撮影された複数の画像をパノラマ合成する。この場合、点検者などのユーザは、橋梁に生じたひびを、複数の画像を用いて確認することができる。しかしながら、特許文献1において、ひびなどの損傷が、数か月や数年などの単位で変化していないかどうかを確認することは考慮されていない。特許文献1では、複数の画像がパノラマ合成されるだけであるため、ユーザは、画像間で生じているひびや傷の変化を容易に判断することができない。
【0007】
本開示は、上記事情に鑑み、ユーザが構造物に生じたひびや破損などの事象の変化を容易に判断できる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様に係る画像処理装置は、それぞれが同じ事象を含む2以上の画像と、構造物の3次元データとに基づいて、前記2以上の画像それぞれの撮影時におけるカメラの位置及び姿勢を推定する姿勢推定部と、2以上の画像のそれぞれにおいて、前記事象の領域を選択する領域選択部と、前記推定されたカメラの位置及び姿勢と、前記2以上の画像のそれぞれにおいて選択された領域とに基づいて、前記3次元データの座標系における前記事象の位置を特定する3次元位置特定部と、前記特定された事象の位置を含む3次元データを投影し、前記事象が前記画像ごとに区別可能な態様で合成される投影画像を生成する投影部とを含む。
【0009】
本開示の第2の態様に係る画像処理方法は、それぞれが同じ事象を含む2以上の画像と、構造物の3次元データとに基づいて、前記2以上の画像それぞれの撮影時におけるカメラの位置及び姿勢を推定し、2以上の画像のそれぞれにおいて、前記事象の領域を選択し、前記推定されたカメラの位置及び姿勢と、前記2以上の画像のそれぞれにおいて選択された領域とに基づいて、前記3次元データの座標系における前記事象の位置を特定し、前記特定された事象の位置を含む3次元データを投影し、前記事象が前記画像ごとに区別可能な態様で合成される投影画像を生成することを含む。
【0010】
本開示の第3の態様に係るプログラムは、それぞれが同じ事象を含む2以上の画像と、構造物の3次元データとに基づいて、前記2以上の画像それぞれの撮影時におけるカメラの位置及び姿勢を推定し、2以上の画像のそれぞれにおいて、前記事象の領域を選択し、前記推定されたカメラの位置及び姿勢と、前記2以上の画像のそれぞれにおいて選択された領域とに基づいて、前記3次元データの座標系における前記事象の位置を特定し、前記特定された事象の位置を含む3次元データを投影し、前記事象が前記画像ごとに区別可能な態様で合成される投影画像を生成することを含む処理をコンピュータに実行させるためのものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本電気株式会社
光学モジュール
10日前
日本電気株式会社
無線端末、方法、及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
超伝導デバイスおよびその製造方法
3日前
日本電気株式会社
管理装置、管理方法、及びプログラム
9日前
日本電気株式会社
マルチコアファイバ光増幅器及び光増幅方法
9日前
日本電気株式会社
情報提示装置、情報提示方法、及びプログラム
6日前
日本電気株式会社
行動支援装置、行動支援方法、及び、記録媒体
5日前
日本電気株式会社
画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
4日前
日本電気株式会社
衛星システム、監視衛星、監視方法、プログラム
4日前
日本電気株式会社
保守支援装置、保守支援方法、およびプログラム
3日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
9日前
日本電気株式会社
レシピ提案装置、レシピ提案方法、およびプログラム
10日前
日本電気株式会社
電力制御器、処理システム、処理方法、およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
電力変換器、処理システム、処理方法、およびプログラム
4日前
日本電気株式会社
給電制御装置、給電システム、給電制御方法、及びプログラム
4日前
日本電気株式会社
システム自動設計装置、システム自動設計方法及びプログラム
6日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および分析システム
4日前
日本電気株式会社
光分岐結合装置、光海底ケーブルシステム、及び光分岐結合方法
5日前
日本電気株式会社
ユーザデータ処理装置、ユーザデータ処理方法、及び通信システム
6日前
日本電気株式会社
姿勢評価装置、姿勢評価システム、姿勢評価方法、及びプログラム
3日前
日本電気株式会社
前方監視システム、前方監視装置、前方監視方法、及び、プログラム
4日前
日本電気株式会社
パラメータ値決定システム、パラメータ値決定方法およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
異常検出システム、異常検出装置、異常検出方法、及び、プログラム
4日前
日本電気株式会社
カウンセリング支援システム、カウンセリング支援方法およびプログラム
6日前
日本電気株式会社
マスターバッチ、マスターバッチの製造方法、および、発泡樹脂組成物の成形方法
3日前
日本電気株式会社
端末、端末の制御方法及びプログラム
3日前
日本電気株式会社
売価管理装置、制御方法及びプログラム
2日前
日本電気株式会社
情報処理システム、方法、およびプログラム
2日前
日本電気株式会社
通信端末、コアネットワークノード、及び方法
3日前
日本電気株式会社
画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
2日前
日本電気株式会社
温室効果ガス排出量評価装置、温室効果ガス排出量評価方法及び温室効果ガス排出量評価プログラム
9日前
日本電気株式会社
映像処理システム、映像処理方法及び映像処理プログラム
3日前
日本電気株式会社
サーバ装置、購入管理方法、情報処理システム、及び、プログラム
2日前
日本電気株式会社
端末デバイスで実行される方法、端末デバイス、ネットワークデバイスで実行される方法、及びネットワークデバイス
3日前
キヤノン電子株式会社
通信システム
10日前
株式会社ザメディア
出席管理システム
4日前
続きを見る