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公開番号
2025051169
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160131
出願日
2023-09-25
発明の名称
マルチコアファイバ光増幅器及び光増幅方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01S
3/10 20060101AFI20250328BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】特殊なMCFを用いた励起ファイバを用いることなく、MCFのコアを有効に利用可能なマルチコアファイバ光増幅器及び光増幅方法を提供する。
【解決手段】マルチコアファイバ光増幅器は、第1のコアと第2のコアとを備えるマルチコア励起ファイバと、励起光をマルチコア励起ファイバのクラッドに注入するクラッド励起部と、を備え、第1のコアの一端に入力された信号光を第1のコアの他端から出力し、第1のコアの他端から出力された信号光を第2のコアの一端に入力し、第2のコアの一端に入力された信号光を第2のコアの他端から出力するように構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1のコアと第2のコアとを備えるマルチコア励起ファイバと、
励起光を前記マルチコア励起ファイバのクラッドに注入するクラッド励起手段と、
を備えるマルチコアファイバ光増幅器であって、
前記第1のコアの一端に入力された信号光を前記第1のコアの他端から出力し、
前記第1のコアの他端から出力された前記信号光を前記第2のコアの一端に入力し、
前記第2のコアの一端に入力された前記信号光を前記第2のコアの他端から出力するように構成された、マルチコアファイバ光増幅器。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1のコア及び前記第2のコアは前記マルチコア励起ファイバの端面の中心を中心とする円周上に等間隔で配置され、
前記マルチコア励起ファイバの他端を前記マルチコア励起ファイバの一端に対して、あらかじめ規定された角度回転させた状態で保持することで前記第1のコアの他端と前記第2のコアの一端とを光学的に結合させる、請求項1に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項3】
前記マルチコア励起ファイバは第3のコアを備え、
前記第2のコアの他端から出力された前記信号光を前記第3のコアの一端に入力し、
前記第3のコアの一端に入力された前記信号光を前記第3のコアの他端から出力するように構成された、
請求項1又は2に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項4】
前記マルチコア励起ファイバの一端の中心と前記マルチコア励起ファイバの他端の中心とをずらすことによって、前記第1のコアの他端と前記第2のコアの他端とを光学的に結合させる、請求項1又は2に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項5】
前記第1のコアの他端と前記第2のコアの一端との間は、対向する光コリメータによって光学的に結合される、請求項1又は2に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項6】
前記対向する光コリメータの間に、前記信号光を反射することによって前記第1のコアと前記信号光を結合させるミラーを備える、請求項5に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項7】
前記ミラーは前記励起光を反射することによって前記第1のコアと前記励起光とを結合させる、請求項6に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項8】
前記クラッド励起手段は、
前記対向する光コリメータの間に配置され、前記マルチコア励起ファイバの外部から入力される前記励起光を前記マルチコア励起ファイバのクラッドに導く波長フィルタを備える、請求項6に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項9】
前記波長フィルタは、
前記信号光の波長の光を透過することによって前記第1のコアの他端から前記第2のコアの他端へ前記信号光を伝搬させる、
請求項8に記載されたマルチコアファイバ光増幅器。
【請求項10】
第1のコアと第2のコアとを備えるマルチコア励起ファイバを備えるマルチコアファイバ光増幅器で用いられる光増幅方法であって、
励起光を前記マルチコア励起ファイバのクラッドに注入し、
前記第1のコアの一端に入力された信号光を前記第1のコアの他端から出力し、
前記第1のコアの他端から出力された前記信号光を前記第2のコアの一端に入力し、
前記第2のコアの一端に入力された前記信号光を前記第2のコアの他端から出力する、光増幅方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、マルチコアファイバ光増幅器及び光増幅方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
マルチコアファイバ(multi core fiber, MCF)を用いた、空間光多重伝送方式の実用化が進められている。MCFは1本の光ファイバに複数のコアを備える。シングルコアファイバ(single core fiber, SCF)に代えてMCFを用いることによって、光伝送システムの伝送容量の拡大が可能となる。また、MCFを励起ファイバ(マルチコア励起ファイバ)として用いたMCF光増幅器も知られている。このような励起ファイバでは、MCFのコアにエルビウム(Er)等の希土類元素が添加されている。MCF光増幅器では、励起光をコアに直接注入する「コア励起」及び励起光をクラッドに注入することによって複数のコアのエルビウムを一括して励起する「クラッド励起」の2種類の励起が可能である。
【0003】
MCFによって伝送される信号光には、通常、波長多重信号光が用いられる。波長多重信号光の帯域として、C帯(C-Band)とL帯(L-Band)とが知られている。C帯の帯域はおおむね1520-1560nmであり、L帯の帯域はおおむね1570-1610nmである。以下では、波長多重信号光をWDM(wavelength division multiplexing)光と記載する。
【0004】
本開示に関連して、特許文献1に記載された光増幅器は、中心部に励起用コアを備え、その周囲にある信号光用コアを伝搬する信号光をレンズアレイ及びミラーを用いて折り返す構成を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-058651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
WDM信号の伝送にはC帯の信号光が主に用いられている。そして、伝送容量をさらに拡大するために、L帯の信号光を用いたWDM信号の伝送も検討もされている。しかし、一般的な光ファイバ増幅器のL帯における効率はC帯における効率よりも低い。このため、光ファイバ増幅器を用いてL帯の信号光を増幅するためには、C帯よりも数倍長い励起ファイバを使用する必要がある。
【0007】
特許文献1に記載された技術は、それぞれ、MCFを励起ファイバとする光増幅器において、1個の信号光を複数のコアに伝搬させることで励起ファイバを延長する効果を得ようとするものである。しかし、特許文献1に記載された技術は、中心に励起用のコアを備える特殊なMCFを使用する必要がある。
【0008】
本開示は、特殊なMCFを用いた励起ファイバを用いることなく、MCFのコアを有効に利用可能なマルチコアファイバ光増幅器及び光増幅方法を提供するための技術を記載する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係るマルチコア光ファイバ増幅器は、第1のコアと第2のコアとを備えるマルチコア励起ファイバと、励起光を前記マルチコア励起ファイバのクラッドに注入するクラッド励起手段と、を備えるマルチコアファイバ光増幅器であって、
前記第1のコアの一端に入力された信号光を前記第1のコアの他端から出力し、
前記第1のコアの他端から出力された前記信号光を前記第2のコアの一端に入力し、
前記第2のコアの一端に入力された前記信号光を前記第2のコアの他端から出力するように構成される。
【0010】
本開示に係る光増幅方法は、第1のコアと第2のコアとを備えるマルチコア励起ファイバを備えるマルチコアファイバ光増幅器で用いられる光増幅方法であって、
励起光を前記マルチコア励起ファイバのクラッドに注入し、
前記第1のコアの一端に入力された信号光を前記第1のコアの他端から出力し、
前記第1のコアの他端から出力された前記信号光を前記第2のコアの一端に入力し、
前記第2のコアの一端に入力された前記信号光を前記第2のコアの他端から出力する、手順を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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