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公開番号
2025054837
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164008
出願日
2023-09-26
発明の名称
車両制御装置および記録媒体
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太田特許事務所
主分類
B60L
3/00 20190101AFI20250331BHJP(車両一般)
要約
【課題】電圧センサや電流センサに異常が生じてバッテリの電圧値を直接測定することが不可となった場合でも、間接的にバッテリの電圧値を推定可能な車両制御装置などを提供する。
【解決手段】本開示の一形態における車両制御装置は、車両に搭載されたバッテリの電圧値を計測可能な電圧センサと前記バッテリの電流値を計測可能な電流センサを共に用いずに前記バッテリの電圧値を推定する制御装置であって、プロセッサと、前記プロセッサによって実行されるプログラムを記憶可能なメモリと、を備え、前記プログラムは命令を含み、前記命令は、前記プロセッサに、前記車両の駆動に必要と推定される必要電力量と電流値を算出すること、及び算出した前記必要電力量と前記電流値の推定値に基づいて前記バッテリの電圧値を推定すること、を含むオペレーションを実行させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載されたバッテリの電圧値を計測可能な電圧センサと前記バッテリの電流値を計測可能な電流センサを共に用いずに前記バッテリの電圧値を推定する制御装置であって、
プロセッサと、前記プロセッサによって実行されるプログラムを記憶可能なメモリと、を備え、
前記プログラムは命令を含み、
前記命令は、前記プロセッサに、
前記車両の駆動に必要と推定される必要電力量と電流値を算出すること、及び
算出した前記必要電力量と前記電流値の推定値に基づいて前記バッテリの電圧値を推定すること、を含むオペレーションを実行させる、
車両制御装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記必要電力量は、前記車両から取得した加速度と、前記車両における要求トルクと、の少なくとも一方に基づいて算出される、
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記命令は走行する前記車両の前方道路状況を判定することをさらに含み、
前記バッテリの電圧推定時に、前記前方道路状況に応じて、前記車両の加速度情報に基づいて前記バッテリの電圧値を推定する、
請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
車両に搭載されたバッテリの電圧値を計測可能な電圧センサと前記バッテリの電流値を計測可能な電流センサを共に用いずに前記バッテリの電圧値を推定する電圧値推定プログラムが記録された非一時的な有形の記録媒体であって、
前記電圧値推定プログラムは命令を含み、
前記命令は、プロセッサに、
前記車両の駆動に必要と推定される必要電力量と電流値を算出すること、及び、
算出した前記必要電力量と前記電流値の推定値に基づいて前記バッテリの電圧値を推定すること、を含むオペレーションを実行させる、
非一時的な有形の記録媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばバッテリを搭載した電気自動車などの電動車両に適用される車両制御装置および記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
バッテリから供給される電力で駆動可能な電動モータを備えた電動車両は、このバッテリの状態を検出するコントローラを有している。このような電動車両は、上記したコントローラが検出するバッテリの状態に基づいて、電動モータやインバータ等の駆動状態を制御してバッテリの充放電制御を行っている。
【0003】
車載されるバッテリは、電動車両の駆動に必要な電力を供給する要素であり、例えばインバータを介して電動モータに必要な電流を流して駆動させる機能を備えている。このように電動モータの駆動にはバッテリから適切な電流が供給されることが必要であるところ、特許文献1ではコントローラの故障時にバッテリへの過剰な充放電を行ってしまうのを防止することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-205386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上述した特許文献に限らず現在の技術では市場のニーズを適切に満たしているとは言えず、以下に述べる課題が存在する。すなわち実用化された電動車両を想定した場合、経年劣化や不具合などによって、バッテリの電圧値を監視するための電圧センサや電流センサに何らかの異常が生じ、これにより電圧センサや電流センサが動作不能となる状況が発生し得る。
【0006】
このように電圧センサや電流センサに異常が発生してバッテリの電圧値を直接測定する装置が使用不可となった場合でも、バッテリを保護しつつ電動車両の駆動を出来るだけ継続するための予備手段として、間接的にバッテリの電圧値を推定する手段があることが望ましいと言える。
【0007】
本開示は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、電圧センサや電流センサに異常が生じてバッテリの電圧値を直接測定することが不可となった場合でも、間接的にバッテリの電圧値を推定可能な車両制御装置などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本開示における車両制御装置は、車両に搭載されたバッテリの電圧値を計測可能な電圧センサと前記バッテリの電流値を計測可能な電流センサを共に用いずに前記バッテリの電圧値を推定する制御装置であって、プロセッサと、前記プロセッサによって実行されるプログラムを記憶可能なメモリと、を備え、前記プログラムは命令を含み、前記命令は、前記プロセッサに、前記車両の駆動に必要と推定される必要電力量と電流値を算出すること、及び算出した前記必要電力量と前記電流値の推定値に基づいて前記バッテリの電圧値を推定すること、を含むオペレーションを実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、電圧センサや電流センサに異常が生じてバッテリの電圧値を直接測定することが不能となった場合でも、間接的にバッテリの電圧値を推定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態における電動車両の構成例を示す模式図である。
第1実施形態における電動車両の機能ブロック図である。
第1実施形態における電動車両に搭載される車両制御装置とその周辺装置を示す機能ブロック図である。
RC等価回路を用いた公知の電池モデルを示す模式図である。
第1実施形態における電圧推定方法を示すフローチャートである。
第2実施形態における電動車両の機能ブロック図である。
第2実施形態における電圧推定方法を示すフローチャートである。
第1の車両運動モデル(1輪モデル)を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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