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公開番号
2025054611
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163739
出願日
2023-09-26
発明の名称
光コヒーレンストモグラフィ装置、その制御方法、及びプログラム
出願人
株式会社トプコン
代理人
個人
主分類
A61B
3/10 20060101AFI20250331BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】広角で被測定物を撮影する場合に、再撮影をできるだけ回避しつつ、良好な画質で被測定物の画像を取得するための新たな技術を提供する。
【解決手段】光コヒーレンストモグラフィ装置は、光学系と、記憶部と、制御部とを含む。光学系は、光学条件を変更可能に構成され、被測定物を測定光でスキャンすることにより被測定物の光コヒーレンストモグラフィデータを取得するように構成される。記憶部は、被測定物におけるスキャン領域ごとに、光コヒーレンストモグラフィデータに基づいて形成される画像の画質が所定の画質レベル以上になるように光学系の光学条件を設定するための設定情報をあらかじめ記憶する。制御部は、被測定物における測定光のスキャン領域に応じて、設定情報に基づいて光学系の光学条件を変更して被測定物に対する光コヒーレンストモグラフィを実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
光学条件を変更可能に構成され、被測定物を測定光でスキャンすることにより前記被測定物の光コヒーレンストモグラフィデータを取得するように構成された光学系と、
前記被測定物におけるスキャン領域ごとに、前記光コヒーレンストモグラフィデータに基づいて形成される画像の画質が所定の画質レベル以上になるように前記光学系の光学条件を設定するための設定情報をあらかじめ記憶する記憶部と、
前記被測定物における前記測定光のスキャン領域に応じて、前記設定情報に基づいて前記光学系の光学条件を変更して前記被測定物に対する光コヒーレンストモグラフィを実行させる制御部と、
を含む、光コヒーレンストモグラフィ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記スキャン領域は、前記被測定物における前記光学系の光軸を含む中心領域と、前記中心領域の周辺の1以上の周辺領域とを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項3】
前記光学系は、
光源からの光を前記測定光と参照光とに分割し、1以上の光学素子が配置された測定光路を経由した前記測定光を前記被測定物に投射し、前記被測定物からの戻り光と参照光路を経由した前記参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、
前記測定光の光路長と前記参照光の光路長との差を変更する光路長差変更部材と、
を含み、
前記制御部は、前記設定情報に基づいて前記1以上の光学素子、及び前記光路長差変更部材の少なくとも1つを制御することで前記光学系の光学条件を変更して前記被測定物に対する光コヒーレンストモグラフィを実行させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項4】
前記1以上の光学素子は、合焦レンズ、又は収差補正デバイスを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項5】
前記被測定物に対して前記光学系を相対的に移動する移動機構を含み、
前記制御部は、前記設定情報に基づいて前記移動機構を制御することで前記光学系の光学条件を変更して前記被測定物に対する光コヒーレンストモグラフィを実行させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項6】
前記光コヒーレンストモグラフィデータに基づいて、前記スキャン領域ごとに前記被測定物の画像を形成する画像形成部と、
前記被測定物の画像の画質の評価値を算出する画質評価値算出部と、
を含み、
前記制御部は、前記スキャン領域ごとに、前記評価値に基づいて前記画像の画質が最大になるように前記光学系の光学条件を特定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記スキャン領域ごとに、前記被測定物の画像の画質の評価値を表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項6に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記画像形成部により形成された前記スキャン領域の画像を前記評価値に対応付けて前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項7に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記スキャン領域ごとに、前記被測定物の画像の画質の評価指標を表す評価指標情報を表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項6に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記画像形成部により形成された前記スキャン領域の画像を前記評価指標情報に対応付けて前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項9に記載の光コヒーレンストモグラフィ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、光コヒーレンストモグラフィ装置、光コヒーレンストモグラフィ装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
レーザー光源等からの光ビームを用いて被測定物の表面形態や内部形態を表す画像を形成する光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:OCT)装置が知られている。OCT装置において実行されるOCTは、生体に対する侵襲性を持たないことから、特に医療分野や生物学分野における応用の展開が期待されている。例えば眼科分野においては、眼底や角膜等の画像を形成する装置が実用化されている。このようなOCTの手法を用いた装置(OCT装置)は被検眼の様々な部位の観察に適用可能である。また、高精細な画像を取得できることから、様々な眼科疾患の診断に応用されている。
【0003】
被測定物を広角で撮影する場合、被測定物の断面形状に依存してスキャン領域ごとに撮影に最適な光学系の光学条件が異なる。その結果、スキャン領域ごとに画質(計測精度)が異なる。従って、注目部位の周辺の画質が十分ではなく、被測定物の再撮影を行う必要が生ずる場合がある。
【0004】
例えば、特許文献1には、被検眼の所定の撮像範囲における異なる位置を間引いたスキャンによって得られた複数の2次元画像を合成することで、被検眼の所定の撮像範囲における2次元画像を取得する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-69735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された手法を用いても、スキャン領域ごとに画質が異なることに起因して必要になる再撮影を回避することができない。従って、再撮影に伴い、撮影時間が長くなり、被測定物が生体眼の場合には被検者の負担が増加するという問題がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、広角で被測定物を撮影する場合に、再撮影をできるだけ回避しつつ、良好な画質で被測定物の画像を取得するための新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
いくつかの実施形態の1つの態様は、光学条件を変更可能に構成され、被測定物を測定光でスキャンすることにより前記被測定物の光コヒーレンストモグラフィデータを取得するように構成された光学系と、前記被測定物におけるスキャン領域ごとに、前記光コヒーレンストモグラフィデータに基づいて形成される画像の画質が所定の画質レベル以上になるように前記光学系の光学条件を設定するための設定情報をあらかじめ記憶する記憶部と、前記被測定物における前記測定光のスキャン領域に応じて、前記設定情報に基づいて前記光学系の光学条件を変更して前記被測定物に対する光コヒーレンストモグラフィを実行させる制御部と、を含む、光コヒーレンストモグラフィ装置である。
【0009】
実施形態の別の態様は、光学条件を変更可能に構成され、被測定物を測定光でスキャンすることにより前記被測定物の光コヒーレンストモグラフィデータを取得するように構成された光学系を含む光コヒーレンストモグラフィ装置の制御方法である。光コヒーレンストモグラフィ装置の制御方法は、前記被測定物における前記測定光のスキャン領域に応じて、前記被測定物におけるスキャン領域ごとに、前記光コヒーレンストモグラフィデータに基づいて形成される画像の画質が所定の画質レベル以上になるように前記光学系の光学条件を設定するための設定情報に基づいて、前記光学系の光学条件を変更して前記被測定物に対する光コヒーレンストモグラフィを実行させる制御ステップを含む。
【0010】
実施形態の更に別の態様は、コンピュータに、上記の光コヒーレンストモグラフィ装置の制御方法の各ステップを実行させるプログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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