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公開番号
2025054056
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023163234
出願日
2023-09-26
発明の名称
樹脂組成物及び成形体
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08L
67/00 20060101AFI20250331BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】植物由来のフィラーを使用しても外観性に優れた成形体を得ることができる樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ポリエステル系樹脂と、植物由来のフィラーと、酸価が10mg・KOH/g以上である重合体と、を含む樹脂組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエステル系樹脂と、植物由来のフィラーと、酸価が10mg・KOH/g以上である重合体と、を含む樹脂組成物。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記重合体が、不飽和カルボン酸由来の構成単位を有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記不飽和カルボン酸が、ジカルボン酸無水物である、請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記重合体が、前記不飽和カルボン酸由来の構成単位を前記重合体の主鎖に有する、請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記重合体が、炭素原子数が10以上のα-オレフィン由来の構成単位を含有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記重合体の酸価が、300mg・KOH/g以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記重合体の質量平均分子量が、5,000以上200,000以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
前記ポリエステル系樹脂100質量部に対する前記植物由来のフィラーの割合が、5質量部以上400質量部以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項9】
前記植物由来のフィラー100質量部に対する前記重合体の割合が、1質量部以上100質量部以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含む成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物及び成形体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂組成物の成形体は、物理的特性及び化学的特性に優れ、かつ安価であることから、機械、電気・電子機器、OA機器、自動車内外装材及び電気自動車等の種々の用途に使用されている。一般に、樹脂組成物には、成形体の機械強度を高めるためにフィラーが配合される。さらに、樹脂組成物に植物由来の材料を用いることで、得られる成形体のバイオ原料の割合を大きくする試みも検討されている。
【0003】
このような樹脂組成物には、ポリオレフィン樹脂、セルロース繊維、及び、当該ポリオレフィン樹脂に対して良好な相溶性を有するα-オレフィン系共重合体を含有する樹脂組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。あるいは、上記の樹脂組成物には、ポリエステル樹脂、無機フィラー、及び、特定の溶融粘度を有する重合体を含有する樹脂組成物が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-183022号公報
国際公開第2018/070424号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、セルロース繊維のような植物由来の材料をフィラーに用いる場合では、樹脂組成物においてフィラーが凝集することがあり、成形体に外観の不良をもたらすことがある。
【0006】
そこで、本発明は、植物由来のフィラーを使用しても外観性に優れた成形体を得ることができる樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明者等が鋭意検討したところ、ポリエステル樹脂に対して特定の植物由来のフィラーを併用する際に、酸価が特定の値の重合体をさらに併用することにより上記問題を解決することができ、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下を要旨とする。
【0008】
[1]ポリエステル系樹脂と、植物由来のフィラーと、酸価が10mg・KOH/g以上である重合体と、を含む樹脂組成物。
[2]前記重合体が、不飽和カルボン酸由来の構成単位を有する、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]前記不飽和カルボン酸が、ジカルボン酸無水物である、[2]に記載の樹脂組成物。
[4]前記重合体が、前記不飽和カルボン酸由来の構成単位を前記重合体の主鎖に有する、[2]に記載の樹脂組成物。
[5]前記重合体が、炭素原子数が10以上のα-オレフィン由来の構成単位を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[6]前記重合体の酸価が、300mg・KOH/g以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[7]前記重合体の質量平均分子量が、5,000以上200,000以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[8]前記ポリエステル系樹脂100質量部に対する前記植物由来のフィラーの割合が、5質量部以上400質量部以下である、[1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[9]前記植物由来のフィラー100質量部に対する前記重合体の割合が、1質量部以上100質量部以下である、[1]~[8]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[10][1]~[9]のいずれかに記載の樹脂組成物を含む成形体。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、植物由来のフィラーを使用しても外観性に優れた成形体を得ることができる樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は目的を逸脱しない範囲において以下の実施形態に限定されるわけではない。なお、本明細書において「~」は、下限と上限を含むものとする。また、各好ましい範囲については、上限と下限を任意で組み合わせて使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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