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公開番号
2025051935
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023160699
出願日
2023-09-25
発明の名称
環境制御装置、および、環境制御方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
F24F
11/63 20180101AFI20250328BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】シーンに対応して快適度を向上させる環境制御を実行すること。
【解決手段】環境制御装置1は、環境制御の対象となる対象環境から計測されたセンサ値から、環境制御の対象となる対象人物を特定する人物特定部12と、対象人物から計測されたセンサ値から、対象人物の快適性を分析する快適性分析部13と、対象環境および対象人物でそれぞれ計測されたセンサ値から、対象環境に居る対象人物から形成されるシーンを理解するシーン理解部22と、シーン理解部22が理解したシーンごとに、快適性の補正量を求める快適性補正部24と、快適性分析部13が求めた対象人物の快適性を、快適性補正部24が求めた快適性の補正量で補正し、その補正後の快適性に応じて環境制御を行う環境改善部16と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
環境制御の対象となる対象環境から計測されたセンサ値から、環境制御の対象となる対象人物を特定する人物特定部と、
前記対象人物から計測されたセンサ値から、前記対象人物の快適性を分析する分析部と、
前記対象環境および前記対象人物でそれぞれ計測されたセンサ値から、前記対象環境に居る前記対象人物から形成されるシーンを理解するシーン理解部と、
前記シーン理解部が理解したシーンごとに、快適性の補正量を求める快適性補正部と、
前記分析部が求めた前記対象人物の快適性を、前記快適性補正部が求めた快適性の補正量で補正し、その補正後の快適性に応じて環境制御を行う環境改善部と、を有することを特徴とする
環境制御装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記分析部は、
前記対象人物から計測されたセンサ値のうちの前記対象人物の表面温度および前記対象人物の行動をもとに、前記対象人物の外見的な温冷感を推定するとともに、前記対象人物から計測されたセンサ値のうちの前記対象人物のストレスをもとに、前記対象人物の内面的な温冷感を推定し、
前記対象人物の外見的な温冷感および前記対象人物の内面的な温冷感の少なくとも一方が所定値よりも低い場合に、前記対象人物の快適性を低いものとして計算することを特徴とする
請求項1に記載の環境制御装置。
【請求項3】
前記分析部は、前記対象人物が前記対象環境を移動した場合、その移動後の前記対象環境から予測されるセンサ値を、前記対象人物から計測されたセンサ値の代わりに用いて、前記対象人物の快適性を分析することを特徴とする
請求項1に記載の環境制御装置。
【請求項4】
前記快適性補正部は、前記対象環境に複数人の前記対象人物が存在する場合には、事前に登録された優先順位の高い前記対象人物から計測されたセンサ値に合わせて快適性の補正量を求めることを特徴とする
請求項1に記載の環境制御装置。
【請求項5】
環境制御装置は、人物特定部と、分析部と、シーン理解部と、快適性補正部と、環境改善部と、を有しており、
前記人物特定部が、環境制御の対象となる対象環境から計測されたセンサ値から、環境制御の対象となる対象人物を特定するステップと、
前記分析部が、前記対象人物から計測されたセンサ値から、前記対象人物の快適性を分析するステップと、
前記シーン理解部が、前記対象環境および前記対象人物でそれぞれ計測されたセンサ値から、前記対象環境に居る前記対象人物から形成されるシーンを理解するステップと、
前記快適性補正部が、前記シーン理解部が理解したシーンごとに、快適性の補正量を求めるステップと、
前記環境改善部が、前記分析部が求めた前記対象人物の快適性を、前記快適性補正部が求めた快適性の補正量で補正し、その補正後の快適性に応じて環境制御を行うステップと、を実行することを特徴とする
環境制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、環境制御装置、および、環境制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
エアコンの温度調節などの環境制御においては、利用者がリモコン操作で手動で調節するだけでなく、利用者の状態をセンサで計測し、その状態に適した自動的な調節制御も用いられる。
特許文献1には、人の作業状態の判定結果に応じて空調装置の気流を変更したり、照明装置の照度を変更したりするなどの環境制御システムが記載されている。この環境制御システムは、表面温度センサにより検出された人体の表面温度と、心拍数センサにより検出されたストレス度とに応じて人の作業状態を計算する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-188854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
環境制御が適用される室内には複数の人がいて、それらの人たちが何か目的を持って集まっているなどのシーンが想定される。例えば、冬の時期に同じ室内で3人の女性が熱い鍋料理を食べるパーティを開催するようなシーンが考えられる。その場合、ある女性が外から部屋に入ってきたばかりで、表面温度が冷えているなどの個人のセンサ値の計測結果を単独で考慮するならば、部屋の温度を上げるなどの環境制御が行われることが妥当である。
【0005】
しかし、これから鍋料理を食べることで体温の上昇が予想されるシーンでは、現在のセンサ値だけで部屋の温度を上げてしまうと、かえって暑すぎて快適度が下がってしまうこともある。このように、シーン全体を考慮せず、個人のセンサ値だけから環境制御が行われことが、最適な環境制御ではない場合もある。
一方、特許文献1などの従来のセンサ値ベースの環境制御では、このようにシーンを想定した環境制御には対応できなかった。
【0006】
そこで、本発明は、シーンに対応して快適度を向上させる環境制御を実行することを主な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の環境制御装置は、以下の特徴を有する。
本発明は、環境制御の対象となる対象環境から計測されたセンサ値から、環境制御の対象となる対象人物を特定する人物特定部と、
前記対象人物から計測されたセンサ値から、前記対象人物の快適性を分析する分析部と、
前記対象環境および前記対象人物でそれぞれ計測されたセンサ値から、前記対象環境に居る前記対象人物から形成されるシーンを理解するシーン理解部と、
前記シーン理解部が理解したシーンごとに、快適性の補正量を求める快適性補正部と、
前記分析部が求めた前記対象人物の快適性を、前記快適性補正部が求めた快適性の補正量で補正し、その補正後の快適性に応じて環境制御を行う環境改善部と、を有することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、シーンに対応して快適度を向上させる環境制御を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に関する環境システムの構成図である。
本実施形態に関する環境システムの動作を示す第1例の説明図である。
本実施形態に関する図2の説明図に対応する第1例のフローチャートである。
本実施形態に関する環境システムの動作を示す第2例の説明図である。
本実施形態に関する図4の説明図に対応する第2例のフローチャートである。
本実施形態に関する環境制御装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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