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公開番号2025051637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2024159408
出願日2024-09-13
発明の名称ドレン
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類E04D 13/068 20060101AFI20250327BHJP(建築物)
要約【課題】整流効果の向上、及び、異物に起因する排水機能の低下の抑制を可能にするドレンを提供する。
【解決手段】ドレン1は、落とし口2cを有する排水筒部2と、漏斗部3と、排水筒部2から突出する本体部41及び漏斗部3と本体部41とを連結する腕部42を含む羽根4とを備える。落とし口2cの内径をD、漏斗部3の外形を表す直径をd、羽根4における排水筒部2とは反対側の端部と漏斗部3における排水筒部2とは反対側の面との間の距離をa、本体部41における中心軸C2側の第1端部41aと排水筒部2の中心軸C2との間の距離をb、腕部42と漏斗部3との接続部分の長さをc、羽根4の厚みをtとすると、70mm≦D≦150mm、0.6D≦d≦1.5D、5mm≦a≦15mm、0.40d≦b≦0.75d、0.1d≦c≦0.5D及び2mm≦t≦6mmを満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
落とし口を有する排水筒部と、
前記排水筒部の上流側の端部にあって、前記排水筒部に近付くにつれて外径及び内径が小さくなる縮径部を含む漏斗部と、
前記排水筒部と前記漏斗部とを連結する1以上の羽根と、
を備え、
前記1以上の羽根は、
前記排水筒部の上流側の端部から突出する板状の本体部と、
前記漏斗部における前記排水筒部とは反対側の面と前記本体部とを連結する腕部と、
を含み、
前記本体部は、前記排水筒部の中心軸の方向から見て前記排水筒部の中心軸側の第1端部と、前記排水筒部の中心軸の方向から見て前記排水筒部の中心軸とは反対側の第2端部とを有し、
前記落とし口の内径をD、
前記排水筒部の中心軸の方向から見た前記漏斗部の外形を表す直径をd、
前記排水筒部の中心軸の方向における前記1以上の羽根における前記排水筒部とは反対側の端部と前記漏斗部における前記排水筒部とは反対側の面との間の距離をa、
前記排水筒部の中心軸の方向から見た前記本体部の第1端部と前記排水筒部の中心軸との間の距離をb、
前記排水筒部の中心軸の方向から見た前記腕部と前記漏斗部の接続部分の長さをc、
前記1以上の羽根の厚みをtとすると、
70mm≦D≦150mm、
0.6D≦d≦1.5D、
5mm≦a≦15mm、
0.40d≦b≦0.75d、
0.1d≦c≦0.5D、及び、
2mm≦t≦6mm、
を満たす、
ドレン。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記漏斗部は、前記縮径部における前記排水筒部とは反対側の端部から前記排水筒部の径方向の外側に延びるフランジを含み、
前記腕部は、前記フランジに接続されずに前記縮径部に接続される、
請求項1のドレン。
【請求項3】
前記1以上の羽根は、前記排水筒部の中心軸の方向から見て、前記漏斗部の外周部と重なる位置にある補強部を含み、
前記補強部の幅方向は、前記排水筒部の中心軸の方向から見て、前記排水筒部の径方向に直交し、
前記補強部の幅は、前記排水筒部の中心軸の方向において前記漏斗部に近付くほど大きくなり、
前記補強部の幅の最大値をt1とすると、
1.1t<t1<1.4tを満たす、
請求項1のドレン。
【請求項4】
前記排水筒部の中心軸の方向において、前記補強部における前記排水筒部側の面は、前記漏斗部の外周部における前記排水筒部側の面よりも、前記排水筒部から離れている、
請求項3のドレン。
【請求項5】
前記腕部は、前記本体部の第1端部における前記排水筒部とは反対側の端部から前記漏斗部側に突出し、
前記補強部は、前記排水筒部の中心軸の方向から見て、前記本体部と前記腕部との間にある、
請求項3のドレン。
【請求項6】
前記腕部の幅方向は、前記排水筒部の中心軸の方向から見て、前記排水筒部の径方向に直交し、
前記腕部は、前記漏斗部側の端部に、前記排水筒部の中心軸の方向において前記漏斗部に近付くほど前記腕部の幅を大きくするフィレットを有する、
請求項1のドレン。
【請求項7】
前記腕部の幅は、前記排水筒部の中心軸の方向から見て、前記排水筒部の中心軸に近付くほど大きくなる、
請求項1のドレン。
【請求項8】
前記排水筒部の中心軸の方向から見て、前記本体部の第1端部の角部は、テーパ状又はフィレット状である、
請求項1のドレン。
【請求項9】
前記排水筒部の中心軸の方向から見て、前記本体部の第2端部の角部は、テーパ状又はフィレット状である、
請求項1のドレン。
【請求項10】
前記漏斗部は、第1開口と、第2開口とを有し、前記第1開口から流入した流体を前記第2開口から前記排水筒部の落とし口に流し、
前記排水筒部の中心軸の方向において、前記第2開口と前記排水筒部との間の距離は、前記第1開口と前記排水筒部との間の距離の1/2未満である、
請求項1のドレン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ドレンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、軒樋に取り付ける排水部材(サイフォンドレン部材)を開示する。排水部材は、上端に配置された板状の蓋部材と、竪樋上の呼び樋に嵌合される装着筒と、蓋部材及び装着筒を接続し、周方向に間隔をあけて配置された複数の縦リブとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6279795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された排水部材では、蓋部材と縦リブとの間に形成される外周部の開口が、軒樋内を流れた雨水によって送られた落ち葉等の異物によって塞がれることにより排水機能が低下する可能性がある。
【0005】
本開示は、整流効果の向上、及び、異物に起因する排水機能の低下の抑制を可能にするドレンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかるドレンは、落とし口を有する排水筒部と、排水筒部の上流側の端部にあって、排水筒部に近付くにつれて外径及び内径が小さくなる縮径部を含む漏斗部と、排水筒部と漏斗部とを連結する1以上の羽根と、を備え、1以上の羽根は、排水筒部の上流側の端部から突出する板状の本体部と、漏斗部における排水筒部とは反対側の面と本体部とを連結する腕部と、を含み、本体部は、排水筒部の中心軸の方向から見て排水筒部の中心軸側の第1端部と、排水筒部の中心軸の方向から見て排水筒部の中心軸とは反対側の第2端部とを有し、落とし口の内径をD、排水筒部の中心軸の方向から見た漏斗部の外形を表す直径をd、排水筒部の中心軸の方向における1以上の羽根における排水筒部とは反対側の端部と漏斗部における排水筒部とは反対側の面との間の距離をa、排水筒部の中心軸の方向から見た本体部の第1端部と排水筒部の中心軸との間の距離をb、排水筒部の中心軸の方向から見た腕部と前記漏斗部の接続部分の長さをc、、1以上の羽根の厚みをtとすると、70≦D≦150、0.6D≦d≦1.5D、5≦a≦15、0.40d≦b≦0.75d、0.1d≦c≦0.5D、及び、2≦t≦6を満たす。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様は、整流効果の向上、及び、異物に起因する排水機能の低下の抑制を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態にかかるドレンを含む軒樋排水構造の概略図
実施の形態にかかるドレンを含む軒樋排水構造の断面図
実施の形態にかかるドレンの斜視図
実施の形態にかかるドレンの平面図
実施の形態にかかるドレンの底面図
実施の形態にかかるドレンの側面図
実施の形態にかかるドレンの断面図
図7のP1で示す部分の拡大図
変形例1にかかる軒樋排水構造の概略図
変形例2にかかる軒樋排水構造の概略図
変形例3にかかる軒樋排水構造の概略図
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.実施の形態]
以下、場合によって図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。ただし、以下の実施の形態は、本開示を説明するための例示であり、本開示を以下の内容(例えば、各構成要素の形状、寸法、配置等)に限定する趣旨ではない。上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。以下の実施の形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、各要素の寸法比率は図面に図示された比率に限られるものではない。
【0010】
なお、以下の説明において、複数ある構成要素を互いに区別する必要がある場合には、「第1」、「第2」等の接頭辞を構成要素の名称に付すが、構成要素に付した符号により互いに区別可能である場合には、文章の読みやすさを考慮して、「第1」、「第2」等の接頭辞を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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