TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025053860
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162937
出願日
2023-09-26
発明の名称
コンクリート打設用足場
出願人
丸栄コンクリート工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
3/00 20060101AFI20250331BHJP(建築物)
要約
【課題】プレキャストコンクリート用の型枠に容易に着脱することができるコンクリート打設用足場を提供する。
【解決手段】コンクリート打設用足場は、型枠11の側面部12の外側に設けられ、側面部12に沿う作業床29を形成する複数の足場パネル21を備える。足場パネル21は、側面部12に対して外側に張り出すように設けられる足場板25と、足場板25の側面部12側に設けられ、側面部12に設けられた被引掛部15に上方から引っ掛け可能な引掛部26と、引掛部26よりも下方に設けられ被引掛部15の対向板部に当接可能な当接部とを有している。引掛部26が被引掛部15に引っ掛けられ、かつ当接部が対向板部に当接されることで、足場パネル21が側面部12の外側に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
プレキャストコンクリート用の型枠に取り付けられて用いられるコンクリート打設用足場であって、
前記型枠の側面部の外側に設けられ、前記側面部に沿う作業床を形成する複数又は1つの足場パネルを備え、
前記足場パネルは、
前記側面部に対して前記外側に張り出すように設けられる足場板と、
前記足場板の前記側面部側に設けられ、前記側面部に設けられた被引掛部に上方から引っ掛け可能な引掛部と、
前記引掛部よりも下方に設けられ、前記側面部に設けられた被当接部に当接可能な当接部と、を備え、
前記引掛部が前記被引掛部に引っ掛けられ、かつ前記当接部が前記被当接部に当接されることで、前記足場パネルが前記側面部の前記外側に着脱可能に取り付けられる、コンクリート打設用足場。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記側面部の前記外側に着脱可能に取り付けられ、前記足場パネルを上方から押さえる押さえ部材を備える、請求項1に記載のコンクリート打設用足場。
【請求項3】
前記押さえ部材は、前記足場板の床面を押さえるものであり、
前記足場板は、
前記床面を形成する床板部と、
前記床板部における前記側面部側の端縁部から下方に延びる垂下板部と、
前記床板部における反側面部側の端縁部から上方に延びる起立板部と、を有する、請求項2に記載のコンクリート打設用足場。
【請求項4】
前記側面部に沿って並べて配置される前記複数の足場パネルを備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンクリート打設用足場。
【請求項5】
前記複数の足場パネルには、それら各足場パネルの並び方向における長さが互いに異なる第1足場パネル及び第2足場パネルが含まれている、請求項4に記載のコンクリート打設用足場。
【請求項6】
前記第2足場パネルの前記並び方向の長さは、前記第1足場パネルの前記並び方向の長さの半分以下とされている、請求項5に記載のコンクリート打設用足場。
【請求項7】
前記足場板の裏面側には、補強用のリブが設けられており、
前記リブとして、前記張り出す方向に延びている第1リブを有し、
前記第1リブの前記側面部側の端部により前記当接部が形成されている、又は前記第1リブの前記側面部側の端部が前記当接部と接続されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンクリート打設用足場。
【請求項8】
前記足場板の周縁部に立設される手摺部を備え、
前記足場板の周縁部には、前記手摺部の下端部が取り付けられる手摺取付部が設けられ、
前記足場板の裏面側には、補強用のリブが設けられ、
前記リブとして、前記手摺取付部に向けて延び、前記手摺取付部と接続される第2リブを有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンクリート打設用足場。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレキャストコンクリート用の型枠に取り付けられて用いられるコンクリート打設用足場に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
現場でコンクリート壁などのコンクリート製品を製造する際には、型枠を組んでその型枠内にコンクリートを打設する作業が行われる。コンクリートの打設作業では、型枠内にコンクリートを投入したり、型枠内のコンクリートに振動を与えるバイブレータ掛けを行ったりする。これらの作業は、型枠の上側からの作業となるため、通常、型枠の側面部に足場を取り付け、その足場の上で打設作業を行う。
【0003】
特許文献1には、型枠に着脱可能に取り付けられるコンクリート打設用の足場が開示されている。特許文献1の足場は、型枠の側面部に着脱可能に取り付けられる複数の支持ブラケットと、それら支持ブラケットに架け渡されて設けられる足場板とを有している。現場では、様々なコンクリート製品が構築されるため、それに応じて、型枠の大きさや形状も様々である。その点、上記特許文献1の足場では、型枠の大きさや形状に応じて支持ブラケットの間隔や個数を適宜設定できるため、型枠の大きさや形状に応じた足場を好適に構築することができる。
【0004】
ここで、コンクリート製品としては、上述した現場打ちのコンクリート製品の他に、製造工場において製造されるプレキャストコンクリート製品がある。プレキャストコンクリート製品も、現場打ちのコンクリート製品と同様、型枠にコンクリートを打設することにより製造される。そして、コンクリートの打設作業の際は、型枠の側面部に足場を取り付け、その足場の上で打設作業を行う。
【0005】
また、プレキャストコンクリート製品は、現場打ちのコンクリート製品と異なり、同じ型枠を用いて多数製造されるのが一般である。現場打ちの場合、コンクリート製品を製造した後に型枠を解体するため、それに伴い足場を型枠から取り外す必要がある。それに対し、プレキャストコンクリートの場合、型枠はそのままで(つまり解体せず)、その型枠を用いて繰り返しコンクリート製品の製造が行われるため、基本的に足場を型枠から取り外す必要がない。そのため、プレキャストコンクリート用の足場については、型枠に溶着により取り付けられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平7-40895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、プレキャストコンクリート用の型枠は、他の製造工場や倉庫等にトラックを用いて輸送される場合がある。この場合、型枠に足場が取り付けられたままであると、トラックの荷台上から足場がはみ出て、輸送に支障をきたすおそれがある。また、型枠を倉庫等に保管する際に、型枠に足場が取り付けられたままであると、保管スペースを大きくとってしまうおそれがある。そのため、型枠を輸送したり保管したりする際には、足場を型枠から取り外す必要が生じる。
【0008】
しかしながら、型枠に足場が溶着固定された上述の構成では、足場を型枠から取り外す作業が大変になると考えられる。また、型枠を再び製造工場で使用する際には、型枠に足場を溶着して取り付ける必要があるが、その取付作業も大変になると考えられる。
【0009】
そこで、(プレキャストコンクリート用の)型枠に取り付ける足場を、上記特許文献1の着脱式の足場(現場打ち用の足場)にすることが考えられる。しかしながら、上記特許文献1の足場を用いる場合、複数の支持ブラケットをそれぞれ型枠に取り付ける作業と、各支持ブラケットに足場板を架け渡す作業とがそれぞれ発生する。また、足場を型枠から取り外す際には、足場板を支持ブラケットから取り外す作業と、各支持ブラケットを型枠からそれぞれ取り外す作業とが発生する。そのため、上記特許文献1の足場では、足場を(プレキャストコンクリート用の)型枠に着脱する作業に時間がかかるおそれがある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、プレキャストコンクリート用の型枠に容易に着脱することができるコンクリート打設用足場を提供することを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社大林組
制振構造
1日前
大和ハウス工業株式会社
架台ユニット
1日前
大和ハウス工業株式会社
収納設備、及び、建物
1日前
丸栄コンクリート工業株式会社
コンクリート打設用足場
1日前
株式会社YKスチール
太陽光パネルの架台、その製造方法及び太陽光パネルの設置方法
1日前
他の特許を見る