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公開番号
2025053813
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162872
出願日
2023-09-26
発明の名称
太陽光パネルの架台、その製造方法及び太陽光パネルの設置方法
出願人
株式会社YKスチール
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
E04D
13/18 20180101AFI20250331BHJP(建築物)
要約
【課題】太陽光パネルを含めた荷重を建物の構造物に支持させやすい。
【解決手段】架台1は、太陽光パネルセットを支持する枠体を有している。枠体は、左右方向に並んだ複数台の太陽光パネルセットを跨ぐように直線状に延び、2本の隣り合う梁を跨ぐように設置される。枠体における枠部材300のC型鋼内部には、充填
材
が充填されている。充填材はモルタルであることが好ましい。また、充填材内に鉄筋が埋め込まれていたり、バインダー材が含まれていたりすることが好ましい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の屋上において太陽光パネルを支持する枠体を備えており、
前記枠体が、水平方向に並んだ複数台の前記太陽光パネルを跨ぐように直線状に延びており、
前記枠体内に固化した充填材が充填されていることを特徴とする太陽光パネルの架台。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記充填材がモルタルであることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項3】
前記充填材の強度を向上させるバインダー材が前記充填剤内に含まれていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項4】
前記枠体が、その長さ方向と直交する断面に関して矩形の形状を有しており、
前記枠体の天井壁及び底壁のいずれかに前記長さ方向に延びた開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項5】
前記枠体の幅方向に関して前記枠体の側壁から前記開口に向かって突出する突出部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項6】
前記充填材内に埋め込まれた鉄筋と、
前記充填材内で前記鉄筋を支持する支持材とをさらに備えており、
前記支持材が、前記枠体の幅方向に沿って延び、
前記枠体の幅方向に関する前記支持材の両端が、前記枠体の一方の側壁の内表面及び他方の側壁の内表面とそれぞれ接触していることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項7】
前記一方の側壁及び前記他方の側壁のそれぞれに貫通孔が形成されており、
前記支持材の両端のそれぞれに開口していると共に、前記枠体の幅方向に関して前記貫通孔と対向する凹部が前記支持材に形成されており、
前記凹部内に螺子山が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項8】
前記枠体が、
その長さ方向に延びた複数の枠部材と、
前記複数の枠部材同士を前記長さ方向に関して連結させる連結部材とを有しており、
前記連結部材に、前記長さ方向に長尺な貫通孔が形成されており、
前記連結部材の貫通孔を貫通した螺子部材が前記枠部材に対して締め付けられていることで前記連結部材が前記枠部材と固定されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項9】
前記連結部材の上面の少なくとも一部が水平面に対して傾斜した平面に沿っており、
前記太陽光パネルが、前記傾斜した平面に沿うように配置されていると共に前記連結部材の上面の前記一部に固定されていることを特徴とする請求項8に記載の太陽光パネルの架台。
【請求項10】
請求項7に記載の太陽光パネルの架台を製造する方法であって、
前記支持材の前記凹部が前記貫通孔と前記枠体の幅方向に関して対向するように前記支持材を前記枠体内に配置する配置工程と、
前記配置工程後に、前記枠体の外側から前記貫通孔を通じて前記支持材の凹部へと螺子部材を挿入する挿入工程と、
前記挿入工程後に、前記枠体内に、固化前の前記充填材を充填する充填工程と、
前記充填工程後に、前記枠体内の前記充填材を固化させる固化工程とを備えていることを特徴とする太陽光パネルの架台の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光パネルを設置するための架台、その製造方法及び太陽光パネルの設置方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、太陽光パネルを建物の屋上に設置するための架台が用いられている。特許文献1の固定フレームはその一例であり、屋上に固定された固定フレームのスライド溝に太陽光パネルを挿入することで太陽光パネルが屋上に設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7278460号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、太陽光パネルが屋上に設置される際に、屋上を支持する建物の構造物が太陽光パネル及びその架台による荷重に耐えられるかどうかが必ずしも十分に考慮されていない点に着眼した。
【0005】
本発明の目的は、太陽光パネルを含めた荷重を建物の構造物に支持させやすい太陽光パネルの架台、その製造方法及び太陽光パネルの設置方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の太陽光パネルの架台は、建物の屋上において太陽光パネルを支持する枠体を備えており、前記枠体が、水平方向に並んだ複数台の前記太陽光パネルを跨ぐように直線状に延びており、前記枠体内に固化した充填材が充填されている。
【0007】
従来の太陽光パネルの設置方法によると、例えば上述した特許文献1に示すように、太陽光パネルごとに固定フレームが設置される。このため、太陽光パネルと固定フレームによる荷重が屋上の構造物に対して局所的に発生しやすい。これに対し、本発明の枠体は複数台の太陽光パネルを跨ぐように延びているので、従来技術と比べて荷重が分散しやすい。
【0008】
一方で、枠体が長尺になると、太陽光パネルの荷重が枠体に発生させる曲げ等の変形によって屋上への枠体の接触範囲が局所的になり、太陽光パネル及び架台の荷重がそこに集中するおそれが生じる。これに対し、本発明の枠体内には充填材が充填されている。これにより、枠体の強度が高められている。よって、枠体の変形が抑制されるため、枠体の変形による荷重の集中が抑制される。
【0009】
以上により、本発明の架台は、太陽光パネルを含めた荷重を建物の構造物に支持させやすいものとなっている。
【0010】
また、本発明においては、前記充填材がモルタルであることが好ましい。これによると、コンクリートを使用した場合、骨材に偏りが生じ、強度にばらつきが生じるおそれがある。モルタルを使用することにより、このような強度のばらつきが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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