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公開番号2025054529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163607
出願日2023-09-26
発明の名称鉄筋配置装置、鉄筋配置方法、及び鉄筋支持架台
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04G 21/12 20060101AFI20250331BHJP(建築物)
要約【課題】鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を容易に配置することができる鉄筋配置装置及び鉄筋配置方法を提供する。
【解決手段】鉄筋配置装置100は、鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋3に交差する配力筋2を配置するための鉄筋配置装置であって、主筋3に沿って並設された長尺部材12と、長尺部材12に沿って移動可能に設けられたスペーサ部材70と、スペーサ部材70に設けられ、配力筋2を支持する支持部72と、を備える。スペーサ部材70の長尺部材12に沿う長さ寸法は、主筋3に沿っての配力筋2の配筋間隔に対応した長さとなっており、スペーサ部材70は、駆動部20の動作に従って長尺部材12に沿って移動するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を配置するための鉄筋配置装置であって、
前記主筋に沿って並設された長尺部材と、
前記長尺部材に沿って移動可能に設けられたスペーサ部材と、
前記スペーサ部材に設けられ、前記配力筋を支持する支持部と、を備え、
前記スペーサ部材の前記長尺部材に沿う長さ寸法は、前記主筋に沿っての前記配力筋の配筋間隔に対応した長さとなっており、
前記スペーサ部材は、駆動部の動作に従って前記長尺部材に沿って移動するように構成されている、鉄筋配置装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
複数の前記主筋は、上下方向に延びており、
前記長尺部材は、前記配力筋の配置範囲に複数設置され、
複数の前記長尺部材のそれぞれにおいて、前記支持部に前記配力筋を支持させた状態の前記スペーサ部材が、前記長尺部材の下端側から順次積み重ねられる、請求項1に記載の鉄筋配置装置。
【請求項3】
前記スペーサ部材は、前記駆動部によって昇降させられる昇降装置の昇降部に係合する係合部を側面に有する筒部材であり、前記係合部を介して前記昇降部に吊り下げられた状態で昇降し、
前記係合部は、
前記スペーサ部材の自重を前記昇降部に作用させることで前記昇降部との連結を維持し、
前記スペーサ部材の自重を前記昇降部に作用させなくなることで前記昇降部との連結を解除する、請求項2に記載の鉄筋配置装置。
【請求項4】
鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を配置する鉄筋配置方法であって、
前記主筋に沿って並設された長尺部材と、
前記長尺部材に沿って移動可能に設けられたスペーサ部材と、
前記スペーサ部材に設けられ、前記配力筋を支持する支持部と、を備え、
前記スペーサ部材の前記長尺部材に沿う長さ寸法は、前記主筋に沿っての前記配力筋の配筋間隔に対応した長さとなっており、
前記スペーサ部材は、駆動部の動作に従って前記長尺部材に沿って移動するように構成されている鉄筋配置装置を用いて、
前記長尺部材を設置する設置ステップと、
前記長尺部材において、前記支持部に前記配力筋を支持させる支持ステップと、
前記長尺部材において、前記支持部に前記配力筋を支持させた状態の前記スペーサ部材を、前記駆動部の動作に従って前記長尺部材に沿って移動させる、移動ステップと、を備える、鉄筋配置方法。
【請求項5】
複数の前記主筋は、上下方向に延びており、
前記設置ステップでは、前記配力筋の配置範囲に複数の前記長尺部材を設置し、
前記支持ステップでは、複数の前記長尺部材のそれぞれにおいて、前記支持部に前記配力筋を支持させ、
前記移動ステップでは、複数の前記長尺部材のそれぞれにおいて、前記支持部に前記配力筋を支持させた状態の前記スペーサ部材を、前記駆動部の動作に従って前記長尺部材に沿って下降させて前記長尺部材の下端側から順次積み重ねる、請求項4に記載の鉄筋配置方法。
【請求項6】
鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を配置するための鉄筋支持架台であって、
前記主筋に沿って並設された長尺部材と、
前記長尺部材に沿って移動可能に設けられたスペーサ部材と、
前記スペーサ部材に設けられ、前記配力筋を支持する支持部と、を備え、
前記スペーサ部材の前記長尺部材に沿う長さ寸法は、前記主筋に沿っての前記配力筋の配筋間隔に対応した長さとなっている、鉄筋支持架台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋配置装置、鉄筋配置方法、及び鉄筋支持架台に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄筋コンクリート製の地中梁設置工事において鉄筋と一体でコンクリート中に埋め込まれるものであって、上段部分の高さ調節が容易な地中梁配筋用上下分離式架台を用いて、特別に足場を設置することなくスターラップ筋を含む地中梁の配筋を効率的に行う方法と、当該方法に使用する架台が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5931819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば大規模な鉄筋コンクリート構造物の配筋作業においては、鉄筋の寸法も大型化して人力搬送では作業員の負担が大きいところ、上記従来技術のように配筋のために架台を用いることがある。しかしながら、一般的な架台では、例えば架台自体を組み立てる作業及び鉄筋を渡す架台高さの調整作業が煩雑となることがある。
【0005】
本発明は、鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を容易に配置することができる鉄筋配置装置、鉄筋配置方法、及び鉄筋支持架台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を配置するための鉄筋配置装置であって、主筋に沿って並設された長尺部材と、長尺部材に沿って移動可能に設けられたスペーサ部材と、スペーサ部材に設けられ、配力筋を支持する支持部と、を備え、スペーサ部材の長尺部材に沿う長さ寸法は、主筋に沿っての配力筋の配筋間隔に対応した長さとなっており、スペーサ部材は、駆動部の動作に従って長尺部材に沿って移動するように構成されている。
【0007】
本発明の一態様に係る鉄筋配置装置では、主筋に沿って長尺部材が並設される。スペーサ部材は、駆動部の動作に従って長尺部材に沿って移動するように構成されている。スペーサ部材は、支持部に配力筋を支持した状態で駆動部の動作によって移動する。ここで、スペーサ部材の長尺部材に沿う長さ寸法が、主筋に沿っての配力筋の所定の配筋間隔に対応した長さとなっているため、例えば1つの長尺部材に沿って複数のスペーサ部材を連ねた場合、複数のスペーサ部材の各支持部に支持されている配力筋同士の間隔は、配力筋の所定の配筋間隔に一致する。したがって、本発明の一態様に係る鉄筋配置装置によれば、鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を容易に配置することができる。
【0008】
一実施形態において、複数の主筋は、上下方向に延びており、長尺部材は、配力筋の配置範囲に複数設置され、複数の長尺部材のそれぞれにおいて、支持部に配力筋を支持させた状態のスペーサ部材が、長尺部材の下端側から順次積み重ねられてもよい。この場合、配力筋の配置範囲に設置された複数の長尺部材のそれぞれにおいて、支持部に配力筋を支持させた状態のスペーサ部材が、長尺部材の下端側から順次積み重ねられる。このように積み重ねられた複数のスペーサ部材は、そのまま配力筋を複数段架設する架台として機能する。よって、架台を組み立てる作業及び鉄筋を渡す架台高さの調整作業を省くことができる。
【0009】
一実施形態において、スペーサ部材は、駆動部によって昇降させられる昇降装置の昇降部に係合する係合部を側面に有する筒部材であり、係合部を介して昇降部に吊り下げられた状態で昇降し、係合部は、スペーサ部材の自重を昇降部に作用させることで昇降部との連結を維持し、スペーサ部材の自重を昇降部に作用させなくなることで昇降部との連結を解除してもよい。この場合、例えば、スペーサ部材が吊り下げられた状態では、スペーサ部材の自重が係合部を介して昇降部に作用し、昇降部に吊り下げられた状態が維持される。一方、順次積み重ねられたスペーサ部材では、昇降部に作用していたスペーサ部材の自重が昇降部に作用しなくなり、昇降部とスペーサ部材との係合部の連結が自動的に解除される。このように、配力筋の搬送を終えたスペーサ部材と係合部との係合を自動的に解除することができる。
【0010】
本発明の他の態様は、鉄筋コンクリート構造物の配筋において複数の主筋に交差する配力筋を配置する鉄筋配置方法であって、主筋に沿って並設された長尺部材と、長尺部材に沿って移動可能に設けられたスペーサ部材と、スペーサ部材に設けられ、配力筋を支持する支持部と、を備え、スペーサ部材の長尺部材に沿う長さ寸法は、主筋に沿っての配力筋の配筋間隔に対応した長さとなっており、スペーサ部材は、駆動部の動作に従って長尺部材に沿って移動するように構成されている鉄筋配置装置を用いて、長尺部材を設置する設置ステップと、長尺部材において、支持部に配力筋を支持させる支持ステップと、長尺部材において、支持部に配力筋を支持させた状態のスペーサ部材を、駆動部の動作に従って長尺部材に沿って移動させる、移動ステップと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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