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公開番号
2025064036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173425
出願日
2023-10-05
発明の名称
比抵抗測定装置
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
22/04 20060101AFI20250410BHJP(測定;試験)
要約
【課題】締固めた地盤の乱れを抑制して地盤の品質が損なわれることを抑制できる比抵抗測定装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る比抵抗測定装置は、地盤上で転動する転動体10と、転動体10に取り付けられており、転動体10の外周面11hから突出するとともに、転動体10が地盤上で転動するときに地盤に入り込む一対の電位電極21、および一対の電流電極22と、一対の電位電極21、および一対の電流電極22が地盤に入り込んだときに地盤の比抵抗を測定する測定部と、を備える。点状を呈する一対の電位電極21、および一対の電流電極22が、転動体10の軸線が延びる方向である軸線方向に沿って並ぶように配置されており、転動体10が地盤上で転動するときに一対の電位電極21、および一対の電流電極22がともに地盤に入り込む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤上で転動する転動体と、
前記転動体に取り付けられており、前記転動体の外周面から突出するとともに、前記転動体が前記地盤上で転動するときに前記地盤に入り込む一対の電位電極、および一対の電流電極と、
一対の前記電位電極、および一対の前記電流電極が前記地盤に入り込んだときに前記地盤の比抵抗を測定する測定部と、
を備え、
点状を呈する一対の前記電位電極、および一対の前記電流電極が、前記転動体の軸線が延びる方向である軸線方向に沿って並ぶように配置されており、前記転動体が前記地盤上で転動するときに一対の前記電位電極、および一対の前記電流電極がともに前記地盤に入り込む、
比抵抗測定装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記転動体は、一対の前記電位電極、および一対の前記電流電極のそれぞれが固定された4つの車輪であり、
4つの前記車輪は、前記地盤に対して互いに独立して移動可能とされている、
請求項1に記載の比抵抗測定装置。
【請求項3】
前記転動体は、一対の前記電位電極、および一対の前記電流電極のそれぞれが固定された4つの車輪であり、
4つの前記車輪を互いに連結する連結部材を備える、
請求項1に記載の比抵抗測定装置。
【請求項4】
前記転動体は、前記地盤上を走行する走行体を構成し、
前記走行体に設けられるとともに前記転動体から見て前記走行体の走行方向とは反対側において前記地盤上で転動する第1平滑輪を備える、
請求項1または請求項2に記載の比抵抗測定装置。
【請求項5】
前記転動体は、前記地盤上を走行する走行体を構成し、
前記走行体に設けられるとともに前記転動体から見て前記走行体の走行方向側において前記地盤上で転動する第2平滑輪を備える、
請求項1または請求項2に記載の比抵抗測定装置。
【請求項6】
前記地盤に対向した状態で前記地盤の体積含水率を測定する体積含水率測定装置を備える、
請求項1または請求項2に記載の比抵抗測定装置。
【請求項7】
前記転動体を前記地盤に向けて付勢する付勢部材を備える、
請求項1または請求項2に記載の比抵抗測定装置。
【請求項8】
一対の前記電位電極、および一対の前記電流電極のそれぞれに電気的に接続された複数のケーブルと、
前記転動体の転動に伴う前記ケーブルの絡みを防止するスリップリングと、
を備える、
請求項1または請求項2に記載の比抵抗測定装置。
【請求項9】
前記転動体の転動に伴って移動する一対の前記電位電極、および一対の前記電流電極のそれぞれに接触する複数のブラシを備える、
請求項1または請求項2に記載の比抵抗測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、地盤の比抵抗を測定する比抵抗測定装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、土壌誘電率を測定するデバイスが記載されている。このデバイスは、農地の上で回転する4つの鋤先を有する。鋤先は円板状を呈する。鋤先は、土壌に食い込んだ状態で回転する回転電極である。このデバイスでは、4つの円板状の鋤先が土壌に食い込んだ状態で回転することにより、当該土壌の土壌誘電率が測定される。
【0003】
特許文献2には、一対の絶縁性の無限軌道を有する電気比抵抗探査ロボットが記載されている。無限軌道には多数の探査電極が設けられており、探査電極にはスリップリングが電気的に接続される。スリップリングにはケーブルが接続される。探査電極は、無限軌道に締結される締結部と、締結部から突出する電極チップ部とを有する。多数の探査電極の電極チップ部が同時に地面を走行した状態で探査電極および地面に電流が印加されることにより、地面の電気比抵抗が測定される。
【0004】
特許文献3には、比抵抗測定用装置が記載されている。比抵抗測定用装置は台車を備え、台車は、主フレーム、電極車輪、スライドフレームおよびスライド機構を備えている。電極車輪は、右第一電極車輪、左第一電極車輪、右第二電極車輪および左第二電極車輪によって構成されている。電極車輪は、車軸と、車軸の周りに放射状に配置された多くのワイヤとを有する。各電極車輪の多くのワイヤは試験体に接触し、試験体に多くのワイヤが接触した状態で各電極車輪に電圧が印加されることにより試験体の比抵抗が測定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第5841282号明細書
特許第4809921号公報
特開2002-202382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述したように、比抵抗測定装置では、地盤に常に多くのブラシ等の電極が挿入または接触される。しかしながら、地盤の比抵抗の測定においては、一定時間ごとにしか比抵抗の測定を行わないため、常に地盤に電極を接触させる必要はない。また、盛土の締固めの品質管理のために盛土の比抵抗が測定されることがある。このときに、比抵抗の測定のために電極が常に地盤に挿入されると、締固めた盛土が常に挿入された電極によって乱れる懸念がある。その結果、締固めた地盤が乱れ地盤の品質が損なわれる可能性がある。
【0007】
本開示は、締固めた地盤の乱れを抑制して地盤の品質が損なわれることを抑制できる比抵抗測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本開示に係る比抵抗測定装置は、地盤上で転動する転動体と、転動体に取り付けられており、転動体の外周面から突出するとともに、転動体が地盤上で転動するときに地盤に入り込む一対の電位電極、および一対の電流電極と、一対の電位電極、および一対の電流電極が地盤に入り込んだときに地盤の比抵抗を測定する測定部と、を備える。点状を呈する一対の電位電極、および一対の電流電極が、転動体の軸線が延びる方向である軸線方向に沿って並ぶように配置されており、転動体が地盤上で転動するときに一対の電位電極、および一対の電流電極がともに前記地盤に入り込む。
【0009】
この比抵抗測定装置では、地盤上で転動する転動体に転動体の外周面から突出する一対の電位電極、および一対の電流電極が取り付けられている。転動体の転動に伴って転動体の周方向に移動する一対の電位電極、および一対の電流電極は地盤に入り込む。一対の電位電極、および一対の電流電極は、点状を呈する。転動体が地盤上で転動するときに点状を呈する一対の電位電極、および一対の電流電極がともに地盤に入り込むことにより、測定部が地盤の比抵抗を測定する。この比抵抗測定装置では、転動体の転動に伴って点状の一対の電位電極、および一対の電流電極が一定時間だけ間欠的に地盤に入り込む。したがって、常に電極が地盤に入り込むことはなく、電極が地盤に挿入される頻度を必要最小限にすることができるので、締固めた盛土が電極によって乱れることを抑制できる。よって、締固めた地盤が乱れ地盤の品質が損なわれることを抑制できる。
【0010】
(2)上記(1)において、転動体は、一対の電位電極、および一対の電流電極のそれぞれが固定された4つの車輪であってもよく、4つの車輪は、地盤に対して互いに独立して移動可能とされていてもよい。この場合、一対の電位電極、および一対の電流電極のそれぞれが4つの車輪のそれぞれに固定されており、4つの車輪は地盤に対して互いに独立して移動する。よって、地盤に不陸があって4つの車輪のうちのいずれかが不陸に乗り上げたとしても、他の車輪への影響を抑制できる。したがって、4つの車輪に取り付けられた一対の電位電極、および一対の電流電極によって地盤の比抵抗をより高精度に測定できる。
(【0011】以降は省略されています)
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