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公開番号
2025061966
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025013828,2020188947
出願日
2025-01-30,2020-11-12
発明の名称
締固め特性測定方法
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
E02B
7/00 20060101AFI20250403BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】構造物の品質をより正確に評価する。
【解決手段】未洗浄の掘削土質材料と、セメントと、水と、を混合することにより製造される土質材料混合物20の締固め特性を測定する締固め特性測定方法は、混合された土質材料混合物20を容器22内に収容する収容工程と、容器22内に収容された土質材料混合物20を、土質材料混合物20の製造後1時間以内に締固める一次締固め工程と、容器22内に収容された土質材料混合物20を、土質材料混合物20の製造後1時間以上の所定の経過時間が経過した後に締固める二次締固め工程と、容器22内の締固められた土質材料混合物20の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、二次締固め工程において土質材料混合物20に付与される締固めエネルギーは、一次締固め工程において土質材料混合物20に付与される締固めエネルギーよりも大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、未洗浄の掘削土質材料と、セメントと、水と、を混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、
混合された前記土質材料混合物を容器内に収容する収容工程と、
前記容器内に収容された前記土質材料混合物を、前記土質材料混合物の製造後1時間以内に締固める一次締固め工程と、
前記容器内に収容された前記土質材料混合物を、前記土質材料混合物の製造後1時間以上の所定の経過時間が経過した後に締固める二次締固め工程と、
前記容器内の締固められた前記土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、
前記二次締固め工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、前記一次締固め工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも大きい、
締固め特性測定方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
少なくとも、JIS A 1204「土の粒度試験方法」に従う、ふるいの呼び寸法0.15mmを通るものの質量分率が3%を超える掘削土質材料と、セメントと、水と、を混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、
混合された前記土質材料混合物を容器内に収容する収容工程と、
前記容器内に収容された前記土質材料混合物を、前記土質材料混合物の製造後1時間以内に締固める一次締固め工程と、
前記容器内に収容された前記土質材料混合物を、前記土質材料混合物の製造後1時間以上の所定の経過時間が経過した後に締固める二次締固め工程と、
前記容器内の締固められた前記土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、
前記二次締固め工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、前記一次締固め工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも大きい、
締固め特性測定方法。
【請求項3】
前記土質材料混合物には、前記セメントの凝結反応を遅延させる作用を有する混和剤が添加され、
前記収容工程では、複数の前記容器に、前記経過時間の設定が同じ長さで前記混和剤の添加量が異なる前記土質材料混合物、または、前記混和剤の添加量が同じで前記経過時間の設定が異なる長さの前記土質材料混合物がそれぞれ収容され、
前記特性測定工程では、複数の前記容器内の締固められた前記土質材料混合物の締固め特性がそれぞれ測定される、
請求項1または2に記載の締固め特性測定方法。
【請求項4】
少なくとも、未洗浄の掘削土質材料と、セメントと、水と、混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、
混合された前記土質材料混合物を敷均す敷均し工程と、
敷均された前記土質材料混合物を、前記土質材料混合物の製造後1時間以上の予め設定された所定の経過時間が経過した後に締固める締固め工程と、
締固められた前記土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、
前記敷均し工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、前記締固め工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも小さい、
締固め特性測定方法。
【請求項5】
少なくとも、JIS A 1204「土の粒度試験方法」に従う、ふるいの呼び寸法0.15mmを通るものの質量分率が3%を超える掘削土質材料と、セメントと、水と、を混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、
混合された前記土質材料混合物を敷均す敷均し工程と、
敷均された前記土質材料混合物を、前記土質材料混合物の製造後1時間以上の予め設定された所定の経過時間が経過した後に締固める締固め工程と、
締固められた前記土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、
前記敷均し工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、前記締固め工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも小さい、
締固め特性測定方法。
【請求項6】
前記土質材料混合物には、前記セメントの凝結反応を遅延させる作用を有する混和剤が添加され、
前記敷均し工程では、前記経過時間が同じ長さに設定された複数の区画に前記混和剤の添加量が異なる前記土質材料混合物がそれぞれ敷均され、または、前記経過時間が異なる長さに設定された複数の前記区画に前記混和剤の添加量が同じである前記土質材料混合物がそれぞれ敷均され、
前記特性測定工程では、複数の前記区画内の締固められた前記土質材料混合物の締固め特性がそれぞれ測定される、
請求項4または5に記載の締固め特性測定方法。
【請求項7】
前記二次締固め工程において前記土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、実際の施工において締固め機械が前記土質材料混合物に付与する締固めエネルギーと同等に設定される、
請求項1から3の何れか1つに記載の締固め特性測定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、現地発生材(掘削土質材料)にセメントと水を添加混合し、これを施工現場まで搬送して、ブルドーザで敷均し、振動ローラで締め固めることによって構造物を構築するCSG工法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-168977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明のようなCSG工法では、CSGが製造されてから締め固められるまでに比較的長い時間を要することがある。締め固められるまでの時間が長いと、セメントの凝結が進むことによって、締固め度といったCSGの締固め特性が低下するおそれがある。CSGが締め固められるまでの時間の長さは、CSGが敷均される場所によって異なることから、製造から特定の時間が経過したCSGの締固め特性を把握するだけでは、構造物全体の品質を正確に評価することは困難である。
【0005】
本発明は、構造物の品質をより正確に評価することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、少なくとも、未洗浄の掘削土質材料と、セメントと、水と、を混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、混合された土質材料混合物を容器内に収容する収容工程と、容器内に収容された土質材料混合物を、土質材料混合物の製造後1時間以内に締固める一次締固め工程と、容器内に収容された土質材料混合物を、土質材料混合物の製造後1時間以上の所定の経過時間が経過した後に締固める二次締固め工程と、容器内の締固められた土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、二次締固め工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、一次締固め工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも大きい。
【0007】
また、本発明は、少なくとも、JIS A 1204「土の粒度試験方法」に従う、ふるいの呼び寸法0.15mmを通るものの質量分率が3%を超える掘削土質材料と、セメントと、水と、を混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、混合された土質材料混合物を容器内に収容する収容工程と、容器内に収容された土質材料混合物を、土質材料混合物の製造後1時間以内に締固める一次締固め工程と、容器内に収容された土質材料混合物を、土質材料混合物の製造後1時間以上の所定の経過時間が経過した後に締固める二次締固め工程と、容器内の締固められた土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、二次締固め工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、一次締固め工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも大きい。
【0008】
また、本発明は、少なくとも、未洗浄の掘削土質材料と、セメントと、水と、混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、混合された土質材料混合物を敷均す敷均し工程と、敷均された土質材料混合物を、土質材料混合物の製造後1時間以上の予め設定された所定の経過時間が経過した後に締固める締固め工程と、締固められた土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、敷均し工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、締固め工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも小さい。
【0009】
また、本発明は、少なくとも、JIS A 1204「土の粒度試験方法」に従う、ふるいの呼び寸法0.15mmを通るものの質量分率が3%を超える掘削土質材料と、セメントと、水と、を混合することにより製造される土質材料混合物の締固め特性を測定する締固め特性測定方法であって、混合された土質材料混合物を敷均す敷均し工程と、敷均された土質材料混合物を、土質材料混合物の製造後1時間以上の予め設定された所定の経過時間が経過した後に締固める締固め工程と、締固められた土質材料混合物の締固め特性を測定する特性測定工程と、を有し、敷均し工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーは、締固め工程において土質材料混合物に付与される締固めエネルギーよりも小さい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、構造物の品質をより正確に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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