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公開番号2025051400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023160425
出願日2023-09-25
発明の名称駅務システム、駅務方法、及びプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07B 15/00 20110101AFI20250328BHJP(チェック装置)
要約【課題】他路線の遅延によってピーク時間帯での入場となった場合に定期運賃を正しく適用する。
【解決手段】駅務システムは、第1の鉄道会社の路線から第2の鉄道会社の路線への乗り継ぎが可能な乗り継ぎ駅に設置され、第1の鉄道会社の管理下にある第1の改札機と、乗り継ぎ駅に設置され、第2の鉄道会社の管理下にある第2の改札機と、を備え、取得部が遅延情報を取得すると、乗車券の入出場処理に際して、第1の書き込み部は、乗車券がオフピーク定期券である場合には、出場記録とともに遅延情報を乗車券に書き込み、第2の書き込み部は、乗車券がオフピーク定期券であり、ピーク時間帯の入場であって、乗車券に遅延情報が書き込まれている場合には、第1の鉄道会社の路線に生じた遅延時間分、乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯を繰り下げた時間帯をピーク時間帯として入場記録を書き込む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の鉄道会社の路線から第2の鉄道会社の路線への乗り継ぎが可能な乗り継ぎ駅に設置され、前記第1の鉄道会社の管理下にある改札機であって、
前記第1の鉄道会社の路線に遅延が生じた場合に遅延情報を取得する取得部と、
電子情報を記録することが可能な乗車券の記録を読み取る第1の読み取り部と、
前記乗車券に電子化された出場記録を書き込む第1の書き込み部と、を有する第1の改札機と、
前記乗り継ぎ駅に設置され、前記第2の鉄道会社の管理下にある改札機であって、
前記乗車券の記録を読み取る第2の読み取り部と、
前記乗車券に電子化された入場記録を書き込む第2の書き込み部と、を有する第2の改札機と、を備え、
前記取得部が前記遅延情報を取得すると、前記乗車券の入出場処理に際して、
前記第1の読み取り部は、前記乗車券が、前記第2の鉄道会社により発行され、平日のオフピーク時間帯での利用時に定期運賃が適用されるオフピーク定期券であるか否かを読み取り、
前記第1の書き込み部は、前記乗車券が前記オフピーク定期券である場合には、前記出場記録とともに前記遅延情報を前記乗車券に書き込み、
前記第2の読み取り部は、前記乗車券が前記オフピーク定期券であって、前記乗車券を用いた入場が前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯に行われた場合には、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれているか否かを読み取り、
前記第2の書き込み部は、前記乗車券が前記オフピーク定期券であり、前記ピーク時間帯の入場であって、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれている場合には、前記第1の鉄道会社の路線に生じた遅延時間分、前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯を繰り下げた時間帯をピーク時間帯として前記入場記録を書き込む、
駅務システム。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記第2の書き込み部は、
前記乗車券が前記オフピーク定期券であり、前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯の入場であっても、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれており、前記乗車券による入場時間が、前記遅延時間分繰り下げた前記ピーク時間帯から外れていた場合には、前記オフピーク時間帯での利用であるものとして前記入場記録を書き込む、
請求項1に記載の駅務システム。
【請求項3】
前記乗り継ぎ駅に設置され、前記第1の鉄道会社の管理下にある駅務サーバを更に備え、
前記駅務サーバは、
前記遅延時間の情報を含む前記遅延情報を入力可能な入力部と、
前記遅延情報を前記第1の改札機に通知する処理を行う処理部と、を有する、
請求項1に記載の駅務システム。
【請求項4】
前記乗り継ぎ駅を含む前記第1の鉄道会社の各駅の状況を監視する中央サーバを更に備え、
前記中央サーバは、
前記各駅から収集した情報に基づいて前記遅延時間の情報を含む前記遅延情報を生成し、生成した前記遅延情報を前記第1の改札機に通知する処理を行う処理部を有する、
請求項1に記載の駅務システム。
【請求項5】
前記乗り継ぎ駅を含む前記第1の鉄道会社の各駅の状況を監視する中央サーバであって、
前記第1の鉄道会社の各駅から収集した情報に基づいて前記遅延情報を生成する処理を行う第1の処理部を有する第1の中央サーバと、
前記乗り継ぎ駅を含む前記第2の鉄道会社の各駅の状況を監視する中央サーバであって、
前記第1の中央サーバから取得した前記遅延情報を前記第2の改札機に通知する処理を行う第2の処理部を有する第2の中央サーバと、を更に備え、
前記第1の処理部は、
前記第1の鉄道会社の路線に遅延が生じたことを示す第1の遅延情報と、
前記遅延時間の情報を含む第2の遅延情報と、を生成し、
前記第1の遅延情報を前記第1の改札機に通知し、
前記第2の遅延情報を前記第2の中央サーバに通知し、
前記第1の書き込み部は、
前記乗車券が前記オフピーク定期券である場合には、前記出場記録とともに前記第1の遅延情報を前記乗車券に書き込み、
前記第2の書き込み部は、
前記乗車券が前記オフピーク定期券であり、前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯の入場であって、前記乗車券に前記第1の遅延情報が書き込まれている場合には、前記第2の中央サーバに通知された前記第2の遅延情報に含まれる前記遅延時間分、前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯を繰り下げた時間帯をピーク時間帯として前記入場記録を書き込む、
請求項1に記載の駅務システム。
【請求項6】
第1の鉄道会社の路線から第2の鉄道会社の路線への乗り継ぎが可能な乗り継ぎ駅に設置され、前記第1の鉄道会社の管理下にある改札機であって、
前記第1の鉄道会社の路線に遅延が生じた場合に遅延情報を取得する取得部と、
電子情報を記録することが可能な乗車券の記録を読み取る第1の読み取り部と、
前記乗車券に電子化された出場記録を書き込む第1の書き込み部と、を有する第1の改札機と、
前記乗り継ぎ駅に設置され、前記第2の鉄道会社の管理下にある改札機であって、
前記乗車券の記録を読み取る第2の読み取り部と、
前記乗車券に電子化された入場記録を書き込む第2の書き込み部と、を有する第2の改札機と、を備える駅務システムによる駅務方法であって、
前記取得部が前記遅延情報を取得すると、前記乗車券の入出場処理に際して、
前記第1の読み取り部により、前記乗車券が、前記第2の鉄道会社により発行され、平日のオフピーク時間帯での利用時に定期運賃が適用されるオフピーク定期券であるか否かを読み取り、
前記乗車券が前記オフピーク定期券である場合には、前記第1の書き込み部により、前記出場記録とともに前記遅延情報を前記乗車券に書き込み、
前記乗車券が前記オフピーク定期券であって、前記乗車券を用いた入場が前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯に行われた場合には、前記第2の読み取り部により、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれているか否かを読み取り、
前記乗車券が前記オフピーク定期券であり、前記ピーク時間帯の入場であって、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれている場合には、前記第2の書き込み部により、前記第1の鉄道会社の路線に生じた遅延時間分、前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯を繰り下げた時間帯をピーク時間帯として前記入場記録を書き込む、
駅務方法。
【請求項7】
第1の鉄道会社の路線から第2の鉄道会社の路線への乗り継ぎが可能な乗り継ぎ駅に設置され、前記第1の鉄道会社の管理下にある改札機として機能する第1のコンピュータに、
前記第1の鉄道会社の路線に遅延が生じた場合に遅延情報を取得させ、
電子情報を記録することが可能な乗車券の記録を読み取らせ、
前記乗車券に電子化された出場記録を書き込ませ、
前記乗り継ぎ駅に設置され、前記第2の鉄道会社の管理下にある改札機として機能する第2のコンピュータに、
前記乗車券の記録を読み取らせ、
前記乗車券に電子化された入場記録を書き込ませるプログラムであって、
前記第1のコンピュータが前記遅延情報を取得すると、前記乗車券の入出場処理に際して、
前記第1のコンピュータに、
前記乗車券が、前記第2の鉄道会社により発行され、平日のオフピーク時間帯での利用時に定期運賃が適用されるオフピーク定期券であるか否かを読み取らせ、
前記乗車券が前記オフピーク定期券である場合には、前記出場記録とともに前記遅延情報を前記乗車券に書き込ませ、
前記第2のコンピュータに、
前記乗車券が前記オフピーク定期券であって、前記乗車券を用いた入場が前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯に行われた場合には、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれているか否かを読み取らせ、
前記乗車券が前記オフピーク定期券であり、前記ピーク時間帯の入場であって、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれている場合には、前記第1の鉄道会社の路線に生じた遅延時間分、前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯を繰り下げた時間帯をピーク時間帯として前記入場記録を書き込ませる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、駅務システム、駅務方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
ICカード乗車券等の乗車券には、オフピーク時間帯の利用時に定期運賃が適用されるオフピーク定期券の機能を備えたものがある。しかしながら、他の路線からオフピーク定期券の適用路線へと乗り継ぐ際、オフピーク時間帯の利用を企図していたにも関わらず、他路線の遅延等によりピーク時間帯での入場となって、定期運賃が正しく適用されない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-295283号公報
特開2007-041719号公報
特開2002-203261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、他路線の遅延によってピーク時間帯での入場となった場合に定期運賃を正しく適用することができる駅務システム、駅務方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の駅務システムは、第1の鉄道会社の路線から第2の鉄道会社の路線への乗り継ぎが可能な乗り継ぎ駅に設置され、前記第1の鉄道会社の管理下にある改札機であって、前記第1の鉄道会社の路線に遅延が生じた場合に遅延情報を取得する取得部と、電子情報を記録することが可能な乗車券の記録を読み取る第1の読み取り部と、前記乗車券に電子化された出場記録を書き込む第1の書き込み部と、を有する第1の改札機と、前記乗り継ぎ駅に設置され、前記第2の鉄道会社の管理下にある改札機であって、前記乗車券の記録を読み取る第2の読み取り部と、前記乗車券に電子化された入場記録を書き込む第2の書き込み部と、を有する第2の改札機と、を備え、前記取得部が前記遅延情報を取得すると、前記乗車券の入出場処理に際して、前記第1の読み取り部は、前記乗車券が、前記第2の鉄道会社により発行され、平日のオフピーク時間帯での利用時に定期運賃が適用されるオフピーク定期券であるか否かを読み取り、前記第1の書き込み部は、前記乗車券が前記オフピーク定期券である場合には、前記出場記録とともに前記遅延情報を前記乗車券に書き込み、前記第2の読み取り部は、前記乗車券が前記オフピーク定期券であって、前記乗車券を用いた入場が前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯に行われた場合には、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれているか否かを読み取り、前記第2の書き込み部は、前記乗車券が前記オフピーク定期券であり、前記ピーク時間帯の入場であって、前記乗車券に前記遅延情報が書き込まれている場合には、前記第1の鉄道会社の路線に生じた遅延時間分、前記乗り継ぎ駅におけるピーク時間帯を繰り下げた時間帯をピーク時間帯として前記入場記録を書き込む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態にかかる駅務システムの構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態にかかる駅務システム管轄下にある各駅のピーク時間帯の設定の一例を示す図である。
図3は、実施形態にかかる駅務システムの管轄下にあるJ鉄道とK電鉄との路線図の一部の例を示す模式図である。
図4は、実施形態にかかる改札システムによってICカード乗車券に書き込まれる入出場記録の一例を示す模式図である。
図5は、実施形態にかかる駅務システム群における入出場処理の動作の一例を示す模式図である。
図6は、実施形態にかかる駅務システム群における入出場処理の動作の一例を示す模式図である。
図7は、実施形態にかかる駅務システム群における入出場処理の動作の一例を示す模式図である。
図8は、実施形態にかかる駅務システム群における入出場処理の動作の一例を示す模式図である。
図9は、実施形態にかかる駅務システム群における入出場処理の動作の一例を示す模式図である。
図10は、実施形態にかかる駅務システム群における入出場処理の動作の一例を示す模式図である。
図11は、実施形態にかかる改札システムの改札機による出場処理の手順の一例を示すフロー図である。
図12は、実施形態にかかる改札システムの改札機による入場処理の手順の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(駅務システムの構成例)
図1は、実施形態にかかる駅務システム群1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、駅務システム群1は、複数の鉄道会社それぞれの管理下にある複数の駅務システム2,3を備えている。本明細書では、このように複数の駅務システム2,3の複合体である駅務システム群1を、単に駅務システムと呼ぶことがある。
【0008】
駅務システム2は、例えば鉄道会社の一例であるJ鉄道が所有し、J鉄道の管理下で各種の改札業務の用に供される。駅務システム2は、J鉄道の路線内の各駅にそれぞれ設置される複数の改札システム20(20A,20B,20C・・・)、及びこれらの改札システム20を管理する中央サーバ23を備えている。なお、J鉄道は第2の鉄道会社の一例であり、後述のK電鉄は第1の鉄道会社の一例である。
【0009】
例えば、A駅に設置される改札システム20Aは、複数台の改札機21(21a,21b・・・)、及びこれらの改札機21を管理する駅サーバ22を備える。なお、A駅は、例えばJ鉄道と、鉄道会社の他の例であるK電鉄との乗り継ぎ駅である。複数の改札機21a,21b・・・は、例えばいずれも同様の構成を備えている。また、B駅、C駅・・・等の他の駅に設置される改札システム20B,20C・・・も、改札システム20Aと同様の構成を備えている。
【0010】
本明細書では、複数の改札システム20A,20B,20C・・・のうち、改札システム20Aを例に挙げて詳細に説明を行う。また、改札システム20Aが備える複数の改札機21a,21b・・・のうち、改札機21aを例に挙げて詳細に説明を行う。これ以降、特に断りが無い場合には、A駅に設置される改札システム20Aを単に改札システム20と称し、複数の改札機21a,21b・・・のうち、改札機21aを単に改札機21と称することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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