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公開番号
2025050394
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159162
出願日
2023-09-22
発明の名称
焼成用バインダー組成物、及び焼成用スラリー
出願人
互応化学工業株式会社
代理人
弁理士法人北斗特許事務所
主分類
C08L
33/04 20060101AFI20250327BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】調製されるスラリーの安定性を確保することができ、かつ熱分解性を損なうことなく、その焼成用バインダー組成物を含む焼成用スラリーから作製されるグリーンシートの強度を高めることができる焼成用バインダー組成物を提供する。
【解決手段】焼成用バインダー組成物は、アクリル系重合体(A)と、多官能アミン化合物(B)と、を含有する。アクリル系重合体(A)は、下記式(I)で示される繰り返し単位(a1)を有する。式(I)中、R
1
は、水素原子又はメチル基であり、R
2
は、メチレン基、エチレン基、又はエトキシエチレン基である。
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特許請求の範囲
【請求項1】
アクリル系重合体(A)と、多官能アミン化合物(B)と、を含有し、
前記アクリル系重合体(A)が、下記式(I)で示される繰り返し単位(a1)を有し、
JPEG
2025050394000023.jpg
46
170
前記式(I)中、R
1
は、水素原子又はメチル基であり、R
2
は、メチレン基、エチレン基、又はエトキシエチレン基である、
焼成用バインダー組成物。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記アクリル系重合体(A)は、下記式(II)で示される繰り返し単位(a2)を更に有し、
JPEG
2025050394000024.jpg
41
170
前記式(II)中、R
3
は、水素原子又はメチル基であり、R
4
は、炭素数1~12の範囲内の直鎖状、分岐鎖状又は環状のアルキル基である、
請求項1に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項3】
前記アクリル系重合体(A)は、カルボキシル基を含有する重合性不飽和単量体の残基である繰り返し単位(a3)を更に有する、
請求項1又は2に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項4】
前記繰り返し単位(a3)は、下記式(III)で示される繰り返し単位であり、
JPEG
2025050394000025.jpg
40
170
前記式(III)中、R
5
は、水素原子又はメチル基であり、R
6
は、水素原子又は下記式(IV)若しくは式(V)で示される置換基であり、
JPEG
2025050394000026.jpg
61
170
JPEG
2025050394000027.jpg
20
170
前記式(IV)中、R
7
は、メチレン基又はエチレン基であり、R
8
は、メチレン基又はエチレン基であり、式(V)中、nの値は1以上10以下の範囲内である、
請求項3に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項5】
前記アクリル系重合体(A)は、水酸基を含有する重合性不飽和単量体の残基である繰り返し単位(a4)を更に有する、
請求項1又は2に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項6】
前記繰り返し単位(a4)は、下記式(VI)で示される繰り返し単位であり、
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2025050394000028.jpg
42
170
前記式(VI)中、R
9
は、水素原子又はメチル基であり、R
10
は、炭素数1~4の範囲内のヒドロキシアルキル基である、
請求項5に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項7】
前記アクリル系重合体(A)における前記繰り返し単位(a1)の含有率は、2質量%以上20質量%以下である、
請求項1又は2に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項8】
前記多官能アミン化合物(B)は、脂肪族ジアミン(B1)とポリエーテルポリアミン(B2)とのうち少なくとも一方の化合物を含有する、
請求項1又は2に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項9】
前記脂肪族ジアミン(B1)は、エチレンジアミンとヘキサメチレンジアミンとのうち少なくとも一方のジアミンを含有する、
請求項8に記載の焼成用バインダー組成物。
【請求項10】
前記ポリエーテルポリアミン(B2)は、下記式(VII)で示されるポリエーテルジアミンと下記式(VIII)で示されるポリエーテルトリアミンとのうち少なくとも一方の化合物を含有し、
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2025050394000029.jpg
29
170
前記式(VII)中、a+b+cの値は2以上であり、
JPEG
2025050394000030.jpg
49
170
前記式(VIII)中、R
11
は、水素原子又はエチル基であり、d+e+fの値は5以上90以下であり、nの値は0以上1以下の範囲内である、
請求項8に記載の焼成用バインダー組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般には、焼成用バインダー組成物、及び焼成用スラリーに関し、詳細には、アクリル系重合体を含有する焼成用バインダー組成物、及び前記焼成用バインダー組成物を含有する焼成用スラリーに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アセトアセトキシエチル基を有する単量体と他のエチレン性不飽和単量体とを共重合させたアクリル系共重合体と、架橋剤とを含む組成物が開示されている。また、架橋剤としては、イソシアネート系架橋剤が好ましいことが記載されている。そして、この組成物の酸化被膜を作製しプラスチック基材上に積層することで積層フィルムが作製されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-225703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、特定のアクリル系の共重合体と架橋剤とを用いることでフィルムを作製しうるが、焼成に用いられるバインダー組成物、及びそのスラリー用途とすることは記載されていない。焼成用のバインダーとして用いる場合には、そのバインダー組成物には熱分解性を有することが要求され、焼成用のバインダー組成物及びスラリーからグリーンシートを作製するにあたっては、グリーンシートが高い強度を有することも要求される。また、従来の焼成用バインダー組成物は、スラリー安定性の点で更なる改善の余地があるとされている。
【0005】
本開示の課題は、調製されるスラリーの安定性を確保することができ、かつ熱分解性を損なうことなく、その焼成用バインダー組成物を含む焼成用スラリーから作製されるグリーンシートの強度を高めることができる焼成用バインダー組成物、及びこの焼成用バインダー組成物を含有する焼成用スラリーを、提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る焼成用バインダー組成物は、アクリル系重合体(A)と、多官能アミン化合物(B)と、を含有する。前記アクリル系重合体(A)は、下記式(I)で示される繰り返し単位(a1)を有する。前記式(I)中、R
1
は、水素原子又はメチル基であり、R
2
は、メチレン基、エチレン基、又はエトキシエチレン基である。
【0007】
JPEG
2025050394000001.jpg
47
170
【0008】
本開示の一態様に係る焼成用スラリーは、前記焼成用バインダー組成物と、無機粉体とを含有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、調製されるスラリーの安定性を確保することができ、かつ熱分解性を損なうことなく、その焼成用バインダー組成物を含む焼成用スラリーから作製されるグリーンシートの強度を高めることができる焼成用バインダー組成物、及びこの焼成用バインダー組成物を含有する焼成用スラリーを提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎず、本開示は設計に応じ種々の変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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