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公開番号2025045869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023153877
出願日2023-09-20
発明の名称バンパ取付け用リテーナ
出願人株式会社ニフコ
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60R 19/24 20060101AFI20250326BHJP(車両一般)
要約【課題】複数のリテーナ片を有するバンパ取付け用リテーナにおいて、成形コストを低減可能で且つ車体への取付角度を自由に設定可能な技術を提供する。
【解決手段】バンパ取付け用リテーナは、樹脂材料で形成され、バンパーを車体に取付けるための複数のリテーナ片と、前記リテーナ片と一体とされ、無負荷状態において隣り合う前記リテーナ片同士を第一の姿勢で接続した状態とする接続部と、前記接続部を中心に隣り合う前記リテーナ片同士が前記第一の姿勢から前記車体に取付けられる取付角度となる第二の姿勢にされた状態で、隣り合う前記リテーナ片同士を連結する連結部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂材料で形成され、バンパーを車体に取付けるための複数のリテーナ片と、
前記リテーナ片と一体とされ、無負荷状態において隣り合う前記リテーナ片同士を第一の姿勢で接続した状態とする接続部と、
前記接続部を中心に隣り合う前記リテーナ片同士が前記第一の姿勢から前記車体に取付けられる取付角度となる第二の姿勢にされた状態で、隣り合う前記リテーナ片同士を連結する連結部と、
を有するバンパ取付け用リテーナ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記接続部は、可撓可能な形状である、請求項1に記載のバンパ取付け用リテーナ。
【請求項3】
前記接続部は、複数の湾曲部を有する形状である、請求項2に記載のバンパ取付け用リテーナ。
【請求項4】
前記接続部は、隣り合う前記リテーナ片の長手方向の端部同士を接続し、平面視で前記リテーナ片の幅方向の両端部間に配置される、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のバンパ取付け用リテーナ。
【請求項5】
前記連結部は、前記接続部で接続された一方の前記リテーナ片に形成された係合部と、前記接続部で接続された他方の前記リテーナ片に形成され、前記係合部が係合する被係合部と、を備えている、請求項1に記載のバンパ取付け用リテーナ。
【請求項6】
前記係合部は、前記一方のリテーナ片から前記他方のリテーナ片側に向けて延びる弾性板部と、前記弾性板部の先端部に設けられた爪部と、を備え、
前記被係合部は、前記弾性板部の先端部が挿入される挿入部と、前記挿入部に設けられ、前記爪部が引っ掛かる引掛り部と、を備える、請求項5に記載のバンパ取付け用リテーナ。
【請求項7】
前記挿入部は、前記爪部が前記引掛り部に引っ掛かった状態で、前記弾性板部の先端部から前記挿入部の奥壁までの間が前記弾性板部の先端部の移動空間を構成する、請求項6に記載のバンパ取付け用リテーナ。
【請求項8】
前記挿入部には、前記爪部の移動方向に間隔をあけて複数の前記引掛り部が設けられている、請求項6又は請求項7に記載のバンパ取付け用リテーナ。
【請求項9】
前記挿入部の入口には、前記弾性板部の先端部を前記挿入部の内部へガイドするガイド部が設けられている、請求項6又は請求項7に記載のバンパ取付け用リテーナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バンパ取付け用リテーナに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一対のスペーサーが回動可能に接続されたバンパースペーサーが開示されている。このバンパースペーサーは、一対のスペーサーを車体に取り付けられる姿勢で固定できる機構を有する。
【0003】
特許文献2には、複数のリテーナ片同士を弾性変形可能な接続部で接続したバンパ取付け用リテーナが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-179994号公報
特開2009-101726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のバンパースペーサーでは、一対のスペーサーを予め定められた姿勢にしか固定できず、車体への取付角度の自由度が低い。
【0006】
特許文献2のバンパ取付け用リテーナでは、複数のリテーナ片同士が車体へ取り付けられる姿勢で成形されるため、成形型が大きくなりやすく、成形型の費用を含めて成形コストが高くなる傾向がある。
【0007】
本開示は上記事実を考慮し、複数のリテーナ片を有するバンパ取付け用リテーナにおいて、成形コストを低減可能で且つ車体への取付角度を自由に設定可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1態様のバンパ取付け用リテーナは、樹脂材料で形成され、バンパーを車体に取付けるための複数のリテーナ片と、前記リテーナ片と一体とされ、無負荷状態において隣り合う前記リテーナ片同士を第一の姿勢で接続した状態とする接続部と、前記接続部を中心に隣り合う前記リテーナ片同士が前記第一の姿勢から前記車体に取付けられる取付角度となる第二の姿勢にされた状態で、隣り合う前記リテーナ片同士を連結する連結部と、を有する。
【0009】
第1態様のバンパ取付け用リテーナでは、隣り合うリテーナ片同士を直線状に並べた第一の姿勢で隣り合うリテーナ片同士が接続されるようにリテーナ片及び接続部を一体に成形することで、隣り合うリテーナ片同士を曲線上に並べた姿勢で隣り合うリテーナ片同士が接続されるようにリテーナ片及び接続部を一体に成形する場合と比べて、成形型の幅を狭くすることが可能になる。すなわち、成形型のサイズを小さくすることが可能になる。これにより、成形型のコストを低減することができる。
【0010】
また上記バンパ取付け用リテーナでは、隣り合うリテーナ片同士を接続する接続部がリテーナ片と一体とされることから、一つの成形型でリテーナ片と接続部とを一体に成形することができる。これにより、例えば、リテーナ片と接続部が別体でリテーナ片毎に成形型を用意する構成と比べて、成形型のコストを低減することができる。さらに、上記バンパ取付け用リテーナは、隣り合うリテーナ片同士を接続する接続部がリテーナ片と一体とされることから、一回の成形で製造できるため、例えば、リテーナ片と接続部が別体であって組立作業が必要なものと比べて、生産性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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