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公開番号2025044548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152174
出願日2023-09-20
発明の名称磁気記録再生装置、及び磁気記録再生装置の制御方法
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 5/60 20060101AFI20250326BHJP(情報記憶)
要約【課題】浮上量変動に伴う潤滑剤充填領域の形成に必要な時間を短縮する磁気記録再生装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係る磁気記録再生装置の制御方法は、第1高さのヘッド浮上量において熱アシスト磁気記録ヘッド10により記録を行った後、ヘッド浮上量を第1高さよりも高い第2高さH2に変更し、熱アシスト磁気記録ヘッド10を動作することにより、熱アシスト磁気記録ヘッド10と記録面1aの間に潤滑剤を充填し、潤滑剤硬化物26と潤滑剤硬化物28を含み、第2高さH2の潤滑剤充填領域29を形成する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
熱アシスト磁気記録ヘッド、及び記録面に潤滑剤が設けられた熱アシスト磁気記録媒体を備えた磁気記録再生装置の制御方法であって、
第1高さのヘッド浮上量において前記熱アシスト磁気記録ヘッドにより記録を行った後、
前記ヘッド浮上量を前記第1高さよりも高い第2高さに変更し、
前記熱アシスト磁気記録ヘッドを動作することにより、前記熱アシスト磁気記録ヘッドと前記記録面の間に前記潤滑剤を充填し、前記第2高さの潤滑剤充填領域を形成することを含む磁気記録再生装置の制御方法。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記第1高さは、記録を行なうゾーン内で最も高い浮上量以上である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2高さは、前記ヘッド浮上量を変更した後に記録を行うゾーン内で最も高い浮上量以上である請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ヘッド浮上量を前記第1高さよりも高い第2高さに変更することにより、前記熱アシスト磁気記録ヘッド表面に前記潤滑剤を充填する請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記熱アシスト磁気記録ヘッドを動作することは、前記記録面上でシークを行うことである請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記熱アシスト磁気記録ヘッドを動作することは、前記記録面上で熱アシスト磁気記録動作を行うことである請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記熱アシスト磁気記録ヘッドを動作するトラックは、最後に熱アシスト磁気記録されたトラックと同一である請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記熱アシスト磁気記録ヘッドを動作するトラックは、専用に用意されたトラックである請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記磁気記録再生装置は酸素ガスを1%以上20%以下の割合で含有する請求項1に記載の方法。
【請求項10】
熱アシスト磁気記録ヘッドと、
記録面に潤滑剤が設けられた熱アシスト磁気記録媒体と、
第1高さのヘッド浮上量において前記熱アシスト磁気記録ヘッドによる記録を行った後、前記ヘッド浮上量を前記第1高さよりも高い第2高さに変更する浮上量制御部と、
前記記録面上で前記熱アシスト磁気記録ヘッドを動作することにより、前記熱アシスト磁気記録ヘッドと前記記録面との間に前記潤滑剤を充填し、第2高さを有する潤滑剤充填領域を形成する充填動作制御部とを含む磁気記録再生装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気記録再生装置、及び磁気記録再生装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
熱アシスト磁気記録ヘッドでは、レーザーで磁気ディスクの温度を上げて記録を行う。このとき、温度上昇のため、磁気ディスクの磁性膜に由来すると考えられる成分が潤滑剤を介して近接場光素子(NFT)先端に付着し、硬化物を生成することがわかっている。
【0003】
潤滑剤硬化物の発生は、記録の原理上、防ぎようがない。一方で、潤滑剤硬化物が固着した場合、レーザーの透過率があがり、レーザーの伝達効率を上げる層として働くことがわかっている。
【0004】
潤滑剤硬化物は浮上量を下げれば摩耗によって削られ、浮上を上げればヘッド-メディア間に潤滑剤が充填されることで再度構築される。そのため、ディスク面内で浮上量が変動する際、例えば浮上の低いトラックから浮上の高いトラックへ熱アシスト磁気記録ヘッドが移動した場合、硬化物が生成されるまでの間、記録性能が落ちるという課題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2017/0221511号明細書
米国特許第10410660号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
熱アシスト磁気記録ヘッドの浮上量変動に伴う潤滑剤充填領域の形成に必要な時間を短縮する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、熱アシスト磁気記録ヘッド、及び記録面に潤滑剤が設けられた熱アシスト磁気記録媒体を備えた磁気記録再生装置の制御方法であって、
第1高さのヘッド浮上量において前記熱アシスト磁気記録ヘッドにより記録した後、
前記ヘッド浮上量を前記第1高さよりも高い第2高さに変更し、
前記熱アシスト磁気記録ヘッドを動作して、前記熱アシスト磁気記録ヘッドと前記記録面の間に前記潤滑剤を充填し、前記第2高さの潤滑剤充填領域を形成することを含む磁気記録再生装置の制御方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に関する磁気記録再生装置の一例の構成を表すブロック図である。
第1実施形態に係る磁気記録再生装置の分解斜視図の一部である。
磁気ヘッド10およびサスペンションを示す側面図である。
第1実施形態に係る磁気記録再生装置の一部の横断面図である。
第2実施形態に係る磁気記録再生装置の制御方法を表すフロー図である。
潤滑剤充填領域の形成プロセスを表すモデル図である。
潤滑剤充填領域の形成プロセスを表すモデル図である。
潤滑剤充填領域の形成プロセスを表すモデル図である。
第1実施形態に係る磁気記録再生装置に使用可能なMPUの他の一例を表すブロック図である。
第2実施形態に係る磁気記録再生装置の制御方法の他の例を表すフロー図である。
実施例1における時間に対するBERの変化を表すグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
第1実施形態に係る磁気記録再生装置の制御方法は、熱アシスト磁気記録ヘッド、記録面に潤滑剤が設けられた熱アシスト磁気記録媒体を備えた磁気記録再生装置の制御方法であって、
第1高さのヘッド浮上量において熱アシスト磁気記録ヘッドによる記録を行った後
ヘッド浮上量を第1高さよりも高い第2高さに変更し、
熱アシスト磁気記録ヘッドを動作することにより、熱アシスト磁気記録ヘッドと記録面の間に潤滑剤を充填し、第2高さの潤滑剤充填領域を形成することを含む。
【0010】
第2実施形態に係る磁気記録再生装置は、
熱アシスト磁気記録ヘッドと、
記録面に潤滑剤が設けられた熱アシスト磁気記録媒体と、
第1高さのヘッド浮上量において熱アシスト磁気記録ヘッドによる記録を行った後、ヘッド浮上量を第1高さよりも高い第2高さに変更する浮上量制御部と、
記録面上で熱アシスト磁気記録ヘッドを動作することにより、熱アシスト磁気記録ヘッドと記録面との間に潤滑剤を充填し、第2高さを有する潤滑剤充填領域を形成する充填動作制御部とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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