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公開番号
2025044378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023151910
出願日
2023-09-20
発明の名称
リザーブタンク
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
F01P
11/00 20060101AFI20250326BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】冷却性能の向上が可能なリザーブタンクを提供する。
【解決手段】本開示に係るリザーブタンク10は、車両の冷却水を貯留するためのリザーブタンクであって、略円柱状の気液分離部11と、気液分離部11の側面に設けられ、気液分離部の内部に冷却水を流入させる流入口12と、気液分離部11の底面に設けられ、気液分離部11の内部から冷却水を流出させる流出口13と、を備える。流入口12から流入する冷却水を分断するように気液分離部11の内部に仕切り部14を設けることによって、気液分離部11に複数の内部空間S1、S2を形成し、流出口13の中心位置は、各内部空間S1、S2において発生する冷却水の旋回流V1、V2の中心位置から外れた位置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の冷却水を貯留するためのリザーブタンクであって、
略円柱状の気液分離部と、
前記気液分離部の側面に設けられ、前記気液分離部の内部に冷却水を流入させる流入口と、
前記気液分離部の底面に設けられ、前記気液分離部の内部から冷却水を流出させる流出口と、を備え、
前記流入口から流入する冷却水を分断するように前記気液分離部の内部に仕切り部を設けることによって、前記気液分離部に複数の内部空間を形成し、
前記流出口の中心位置は、各内部空間において発生する冷却水の旋回流の中心位置から外れた位置である、
リザーブタンク。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記仕切り部は、前記流出口から流出する冷却水を分断するように設けられる、
請求項1に記載のリザーブタンク。
【請求項3】
前記仕切り部は、前記流出口から流出する冷却水を等しく分断するように設けられる、
請求項1又は2に記載のリザーブタンク。
【請求項4】
前記仕切り部は、前記流入口から流出する冷却水を等しく分断するように設けられ、
前記流出口の中心位置は、前記気液分離部の中心と同じ位置である、
請求項3に記載のリザーブタンク。
【請求項5】
前記流入口と前記流出口との間において、前記気液分離部の底面から上方に突出した遮蔽板が設けられた、
請求項1又は2に記載のリザーブタンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、リザーブタンクに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の内燃機関を冷却する冷却水の循環経路において、内燃機関により加熱された冷却水を冷却するラジエタには冷却水を一時的に貯留しておくためのリザーブタンクが付設される。冷却性能を向上させるために、冷却水の流速を速くすると、循環経路で発生した気泡がリザーブタンクに流入する場合やリザーブタンクで気泡が発生する場合があった。このような気泡がそのまま循環経路に循環されると、冷却性能の低下の原因となる。そのため、冷却性能の向上を図るために、リザーブタンクでは冷却水と気泡を分離する技術が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、気泡の発生及び除去が可能なリザーブタンクが開示されている。特許文献1に開示されたリザーブタンクでは、気液分離部の内部に気液分離部の底壁部から軸線に沿って延びるように形成された突出部が設けられている。特許文献1に開示されたリザーブタンクでは、気液分離部の内部に旋回流が発生して気泡を遠心分離している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-169815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に開示されたリザーブタンクでは、冷却性能の向上を図るために、流量を増やすと、旋回流の内側から外側にかけて流速が速くなる。そのため、旋回流の底部が突出部の先端部に接触し、旋回流が乱れて気泡が発生することがある。これを抑制するためには、リザーブタンクの容量を大きくして、流速を遅くするのが有効であるが、車両内のスペースに制限もある。このように、特許文献1に開示されたリザーブタンクは、冷却性能の向上に改善の余地がある。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、冷却性能の向上が可能なリザーブタンクを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るリザーブタンクは、
車両の冷却水を貯留するためのリザーブタンクであって、
略円柱状の気液分離部と、
前記気液分離部の側面に設けられ、前記気液分離部の内部に冷却水を流入させる流入口と、
前記気液分離部の底面に設けられ、前記気液分離部の内部から冷却水を流出させる流出口と、を備え、
前記流入口から流入する冷却水を分断するように前記気液分離部の内部に仕切り部を設けることによって、前記気液分離部に複数の内部空間を形成し、
前記流出口の中心位置は、各内部空間において発生する冷却水の旋回流の中心位置から外れた位置である。
【0008】
本開示に係るリザーブタンクは、流入口からの冷却水が分断されるため、適切な流速を確保しつつ旋回流が発生し、気液分離部において気泡を分離できる。流出口の中心位置が旋回流の中心位置から外れているため、分離した気泡が流出口から流出することを抑制できるため、冷却性能を向上させることができる。
【0009】
前記仕切り部は、前記流出口から流出する冷却水を分断するように設けられてもよい。このような構成により、仕切り部が流出口の直上に配置されるため、流出口の中心位置が旋回流の中心位置から外れた位置となり、分離した気泡が流出口から流出することを抑制できる。そのため、冷却性能を向上させることができる。
【0010】
また、前記仕切り部は、前記流出口から流出する冷却水を等しく分断するように設けられてもよい。このような構成により、気液分離部の各内部空間に対する流出口の大きさが等しくなるため、分離した気泡が流出口から流出することをより抑制できる。そのため、冷却性能を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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