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公開番号2025044050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151736
出願日2023-09-19
発明の名称ラジエータ冷却システム
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60K 11/02 20060101AFI20250325BHJP(車両一般)
要約【課題】冷却水を移動させるための駆動力及びラジエータを冷却するファンを回転させるための駆動力を発生する電動ポンプの消費電力を小さくできるラジエータ冷却システムを提供する。
【解決手段】ラジエータの後方に位置し回転軸回りに回転することにより負圧を発生させるファンと、ラジエータに接続された冷却水の流路と、冷却水を流路に沿って移動させる電動ポンプと、流路を流れる冷却水によって回転軸を中心に回転させられる水車と、冷却水によって冷却されるインバータの入口水温を検知する水温センサと、入口水温と、車速を表す車速値と、電動ポンプに供給される電力のDuty比との関係を定めたマップ40に基づいて電動ポンプをPWM制御する制御部と、を備え、マップが、車速値が第1所定値以上且つ第2所定値以下であり、入口水温が第3所定値以上の場合に、車速値が高いほどDuty比を下げることを規定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されたラジエータの後方に位置し、回転軸回りに回転することにより負圧を発生させるファンと、
前記ラジエータに接続され、前記ラジエータに供給される冷却水が流れる流路と、
前記冷却水を前記流路に沿って移動させる電動ポンプと、
前記流路を流れる前記冷却水によって前記回転軸を中心に回転させられる水車と、
前記流路を流れる前記冷却水によって冷却されるインバータの入口水温を検知する水温センサと、
前記入口水温と、前記車両の車速を表す車速値と、前記電動ポンプに供給される電力のDuty比との関係を定めたマップに基づいて前記電動ポンプをPWM制御する制御部と、
を備え、
前記マップが、前記車速値が第1所定値以上且つ第2所定値以下であり、前記入口水温が第3所定値以上の場合に、前記車速値が高いほど前記Duty比を下げることを規定するラジエータ冷却システム。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記マップが、前記第1所定値以上且つ前記第2所定値以下の範囲に含まれる複数の前記車速値毎に、前記入口水温と前記Duty比との関係を定めている請求項1に記載のラジエータ冷却システム。
【請求項3】
前記車両の車速を検知する車速センサを備え、
前記車速値が、所定時間における前記車速の平均値、または、複数の前記車速に基づいて取得された指数平滑平均値である請求項1又は請求項2に記載のラジエータ冷却システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラジエータ冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両に設けられたラジエータ冷却システムが開示されている。この冷却システムは、回転軸回りに回転することによりラジエータの直後において負圧を発生するファンと、ラジエータに供給される冷却水が流れる流路と、冷却水を流路に沿って移動させる電動ポンプと、を備える。さらに冷却システムは、流路を流れる冷却水によって回転させられる水車を備える。この水車の回転軸とファンの回転軸は共通である。この冷却システムは、冷却水が発生する力を利用してファンを回転させるので、ファン専用の駆動源が不要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-92531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1は、電動ポンプの消費電力を小さくすることに関して改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、冷却水を移動させるための駆動力及びラジエータを冷却するファンを回転させるための駆動力を発生する電動ポンプの消費電力を小さくできるラジエータ冷却システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1のラジエータ冷却システムは、車両に搭載されたラジエータの後方に位置し、回転軸回りに回転することにより負圧を発生させるファンと、前記ラジエータに接続され、前記ラジエータに供給される冷却水が流れる流路と、前記冷却水を前記流路に沿って移動させる電動ポンプと、前記流路を流れる前記冷却水によって前記回転軸を中心に回転させられる水車と、前記流路を流れる前記冷却水によって冷却されるインバータの入口水温を検知する水温センサと、前記入口水温と、前記車両の車速を表す車速値と、前記電動ポンプに供給される電力のDuty比との関係を定めたマップに基づいて前記電動ポンプをPWM制御する制御部と、を備え、前記マップが、前記車速値が第1所定値以上且つ第2所定値以下であり、前記入口水温が第3所定値以上の場合に、前記車速値が高いほど前記Duty比を下げることを規定する。
【0007】
請求項1のラジエータ冷却システムでは、制御部が、インバータの入口水温と、車両の車速を表す車速値と、電動ポンプに供給される電力のDuty比との関係を定めたマップに基づいて、電動ポンプをPWM制御する。さらにマップが、車速値が第1所定値以上且つ第2所定値以下であり、インバータの入口水温が第3所定値以上の場合に、車速値が高いほどDuty比を下げることを規定する。車速値が高くなると走行風によるラジエータの冷却効果が大きくなる。そのため車速値が高くなった場合は、ファンを回転させるための駆動力を発生する電動ポンプに供給される電力のDuty比を下げても、ラジエータが十分に冷却される。従って、請求項1のラジエータ冷却システムは、冷却水を移動させるための駆動力及びラジエータを冷却するファンを回転させるための駆動力を発生する電動ポンプの消費電力を小さくできる。
【0008】
請求項2のラジエータ冷却システムは、請求項1において、前記マップが、前記第1所定値以上且つ前記第2所定値以下の範囲に含まれる複数の前記車速値毎に、前記入口水温と前記Duty比との関係を定めている。
【0009】
請求項2のラジエータ冷却システムの制御部は、車速値毎の入口水温とDuty比との関係に基づいて、電動ポンプをPWM制御する。従って、請求項2のラジエータ冷却システムは、電動ポンプの消費電力をより小さくすることが可能である。
【0010】
請求項3に記載のラジエータ冷却システムは、請求項2において、前記車両の車速を検知する車速センサを備え、前記車速値が、所定時間における前記車速の平均値、または、複数の前記車速に基づいて取得された指数平滑平均値である。
(【0011】以降は省略されています)

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