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公開番号2025044042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151721
出願日2023-09-19
発明の名称無停電電源装置、電力システム、制御装置及び制御方法
出願人株式会社東芝
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 3/32 20060101AFI20250325BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力系統に接続された負荷装置に安定した電力を供給する。
【解決手段】本実施形態に係る無停電電源装置は、電力系統から負荷装置に電力が供給される電力線に接続可能な無停電電源装置であって、充放電可能な蓄電池と、前記蓄電池の充電状態を監視する監視部と、前記電力系統の周波数である第1周波数及び前記電力系統の基準となる第2周波数の差分と、前記蓄電池の充電状態とに基づいて、前記蓄電池から前記電力線への充放電を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力系統から負荷装置に電力が供給される電力線に接続可能な無停電電源装置であって、
充放電可能な蓄電池と、
前記蓄電池の充電状態を監視する監視部と、
前記電力系統の周波数である第1周波数及び前記電力系統の基準となる第2周波数の差分と、前記蓄電池の充電状態とに基づいて、前記蓄電池から前記電力線への充放電を制御する制御部と、
を備えた無停電電源装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記差分と、前記電力線への充放電電力値とを対応づけた複数の充放電パターンのうちから前記蓄電池の充電状態に応じて充放電パターンを選択し、選択した充放電パターンと、前記差分とに基づいて、前記蓄電池の充放電を制御する
請求項1に記載の無停電電源装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記充電状態が前記第1閾値以上の場合、第1充放電パターンを選択し、前記充電状態が第1閾値未満の場合、第2充放電パターンを選択する
請求項2に記載の無停電電源装置。
【請求項4】
前記第1充放電パターンは、
前記差分が第1所定値より大きい場合は前記差分が大きいほどより大きな充電電力を定め、
前記差分が前記第1所定値より小さい場合は前記差分が小さいほどより大きな放電電力を定めており
前記第2充放電パターンは、
前記差分が第2所定値より大きい場合は前記差分が大きいほどより大きな充電電力を定め、
前記差分が前記第2所定値より小さい場合は前記差分が小さいほどより大きな放電電力値を定めており、
前記第1所定値は、前記第2所定値よりも大きい
請求項3に記載の無停電電源装置。
【請求項5】
前記第2充放電パターンは、
前記差分が第3所定値より大きい場合は前記差分が大きいほどより大きな充電電力を定め、
前記差分が前記第3所定値より小さい場合はゼロの放電電力を定めている
請求項3に記載の無停電電源装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記充電状態が第2閾値以上の場合、第3充放電パターンを選択し、前記第2閾値は、前記第1閾値より大きい
請求項3に記載の無停電電源装置。
【請求項7】
前記第1充放電パターンは、
前記差分が第1所定値より大きい場合は前記差分が大きいほどより大きな充電電力を定め、
前記差分が前記第1所定値より小さい場合は前記差分が小さいほどより大きな放電電力を定めており
前記第3充放電パターンは、
前記差分が第4所定値より大きい場合は前記差分が大きいほどより大きな充電電力を定め、
前記差分が前記第4所定値より小さい場合は前記差分が小さいほどより大きな放電電力値を定めており、
前記第4所定値は、前記第1所定値よりも大きい
請求項6に記載の無停電電源装置。
【請求項8】
前記第3充放電パターンは、
前記差分が第5所定値より大きい場合はゼロの充電電力を定めており、
前記差分が第5所定値より小さい場合は前記差分が小さいほどより大きな放電電力を定めている、
請求項6に記載の無停電電源装置。
【請求項9】
前記充電状態は、前記蓄電池の容量に対する前記蓄電池の蓄電量の比率である
請求項3に記載の無停電電源装置。
【請求項10】
前記電力系統の周波数が閾値を下回った場合に第1時間のカウントを開始するタイマーを備え、
前記制御部は、前記第1時間の間、前記蓄電池を放電し、
前記タイマーにより前記第1時間が経過したことが検出された場合に、前記電力系統と前記負荷装置との間に設けられているAC/DC変換器を停止させる、前記蓄電池の放電を停止する
請求項1に記載の無停電電源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、無停電電源装置、電力システム、制御装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
無停電電源装置において、電力系統の周波数(系統周波数)の変化に対して、無停電電源装置の蓄電池から充放電を行い、高速周波数応答(Fast frequency response)や一次周波数制御(Primary frequency control)などの調整力として、電力系統をサポートする機能を有するものもある。
【0003】
しかしながら、無停電電源装置の蓄電池から電力系統に調整力を供給すると、蓄電池の充電状態(SoC: State of Charge)が低下し、停電時に無停電電源装置として負荷側に必要な電力供給量を下回ることがある。この場合、負荷側に安定した電力を供給できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/233457号
【非特許文献】
【0005】
I. Alapera, J. Paananen, K. Dalen and S. Honkapuro, "Fast frequency response from a UPS system of a data center background and pilot results", 16th Int. Conf. Eur. Energy Mark. EEM, pp. 1-5, 2019-September.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本実施形態は、電力系統に接続された負荷装置に安定した電力を供給することを可能にする無停電電源装置、電力システム、制御装置及び制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の無停電電源装置は、電力系統から負荷装置に電力が供給される電力線に接続可能な無停電電源装置であって、充放電可能な蓄電池と、前記蓄電池の充電状態を監視する監視部と、前記電力系統の周波数である第1周波数及び前記電力系統の基準となる第2周波数の差分と、前記蓄電池の充電状態とに基づいて、前記蓄電池から前記電力線への充放電を制御する制御部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る電力システムの例を示す図。
第1充放電パターンと第2充放電パターンの例を示す図。
第1閾値と第2閾値と充電状態との関係の例を示す図。
第1充放電パターンと第2充放電パターンの他の例を示す図。
第1充放電パターンと第3充放電パターンの例を示す図。
第1充放電パターンと第3充放電パターンの他の例を示す図。
充放電量計算部における充放電パターンを決定する処理の例のフローチャート。
本実施形態に係る電力システムの例を示す図。
本実施形態に係る電力システムの例を示す図。
系統周波数の変化と、供給する調整力との関係を表す図。
第4の実施形態に係る電力システムの例を示す図。
UPSが4台の場合の電力システムの構成例を示す図。
2台のUPSに対して同じ第1充放電パターンを適用する例を示す図。
2台のUPSにそれぞれ適用する第1充放電パターンの例を示す図。
2台のUPSにそれぞれ適用する第1充放電パターンの他の例を示す図。
図15に示したUPS-鉛蓄電池の第1充放電パターンを一部変更した例を示す図。
2台のUPSにそれぞれ適用する第1充放電パターンの他の例を示す図。
本実施形態に係る他の電力システムの構成例を示す図。
ステップ状に変化する場合の第1充放電パターンの例を示す図。
第6の実施形態に係る電力システムの例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る電力システムの例を示す。図1の電力システムは、無停電電源装置100(UPS: Uninterruptible Power System)、負荷装置200、電力系統300を備えている。電力系統300は、発電設備により発電を行い、発電した電力を需要家の受電設備に送電することにより、需要家に電力を供給するシステムである。負荷装置200は需要家の受電設備の一例であり、例えばデータセンターや工場等の施設に設けられるサーバである。無停電電源装置100は充放電可能な蓄電池110を備え、電力系統300に対して調整力を供給(放電又は受電)することにより電力系統300の運用をサポートする。調整力の供給により電力系統300から需要家への電力供給を安定化させることができる。なお、無停電電源装置100は電力系統300への調整力の供給とは別に負荷装置200への電力供給(放電)を別途常時並行して行ってもよい。以下の説明では特に無停電電源装置100の電力供給は主に調整力の供給に着目して説明を行う。負荷装置200は、電力系統300から供給される電力と無停電電源装置100から供給される電力(調整力として供給される電力、及び常時供給される電力が別途ある場合は当該電力)とにより動作する。無停電電源装置100は需要家側に備え付けられるものであり、電力系統300側の設備とは異なるものである。
【0010】
UPS100は、蓄電池110と、調整部120と、DC/DC変換部130と、蓄電池監視部140と、電圧センサ150と、周波数計測部160と、充放電量計算部170と、充放電指示部180(制御部)を備える。調整部120は、AC/DC変換部121と、DC/AC変換部122とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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