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公開番号2025043996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151640
出願日2023-09-19
発明の名称プリント配線板
出願人株式会社日立産機システム
代理人青稜弁理士法人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20250325BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】リードのスルーホールへの挿入を容易にするとともに、部品の位置ズレを抑えることができる技術を提供する。
【解決手段】2本のリード702は、断面が平板形状であり、それぞれのリード702の断面の長手方向が同一方向になるように挿入タイプ部品701に配置され、プリント配線板100は、短手方向がリード702の短手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さの長円形スルーホール402と、直径がリード702の長手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さの円形スルーホール403と有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも2本のリードを有する部品が実装されるプリント配線板において、
前記リードをそれぞれ挿入する少なくとも二つの穴を備え、
前記穴は、
一方向が前記リードの前記一方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さである少なくとも一つの第一の穴と、
前記一方向に直交する方向が前記リードの前記一方向に直交する方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さである少なくとも一つの第二の穴と、
を有するプリント配線板。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプリント配線板において、
前記リードは、断面が平板形状であり、それぞれの前記リードの断面の長手方向が同一方向になるように前記部品に配置され、
前記第一の穴は、前記一方向が前記リードの断面の短手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さであり、
前記第二の穴は、前記一方向に直交する方向が前記リードの断面の長手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さであるプリント配線板。
【請求項3】
請求項2に記載のプリント配線板において、
前記第一の穴は、前記一方向が前記リードの断面の短手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さの長円形であり、
前記第二の穴は、直径が前記リードの断面の長手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さの円形であるプリント配線板。
【請求項4】
請求項2に記載のプリント配線板において、
前記第一の穴は、前記一方向が前記リードの断面の短手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さの長円形であり、
前記第二の穴は、前記一方向に直交する方向が前記リードの断面の長手方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さの長円形であるプリント配線板。
【請求項5】
請求項2に記載のプリント配線板において、
前記穴の少なくとも一つは、前記プリント配線板の端部をU字形に切り欠いて形成されたプリント配線板。
【請求項6】
請求項2に記載のプリント配線板において、
前記穴の少なくとも一つは、内壁に銅メッキが施されているプリント配線板。
【請求項7】
請求項2に記載のプリント配線板において、
前記穴の少なくとも一つは、内壁に銅メッキが施されていないプリント配線板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
プリント配線板に実装する電子部品は、主に挿入タイプ部品と表面実装タイプ部品に分けられる。挿入タイプ部品は、リードと呼ばれる電線形状の電極端子を備え、挿入タイプ部品をプリント配線板に実装する場合、プリント配線板に設けられたスルーホールに、機械もしくは人手作業によりリードを挿入し、ハンダ付けする。
【0003】
リードには、円形状、角形状、平板形状等の様々な断面形状を有するものが存在する。断面が平板形状のリードを円形のスルーホールに挿入する場合、リードとスルーホールの形状が合わず、リードが変形して部品がプリント配線板上で傾いてしまう場合がある。
【0004】
部品の傾きを防止する方法として、プリント配線板のスルーホールの形状を長円形にしてリードの平板形状と合わせる方法が考えられるが、近年の電子部品は超小型化が進んでおり、小型の平板形状リードに最適なサイズの長円形穴をドリル装置で加工することは困難である。ドリル装置で加工可能なサイズまで穴を大きくすると、スルーホールがリードのサイズより大きくなり、部品の位置ズレが大きくなるという問題がある。
【0005】
また、ドリル装置以外の穴加工装置として、ルーター装置、レーザー装置が考えられるが、ルーター装置は加工に時間がかかり、レーザー装置は高価な装置であるため、いずれもコストが増大する。
【0006】
プリント配線板の傾き、位置ズレを抑える技術として、特許文献1には、位置決めのための外部端子10を挿入するスルーホールが設けられ、スルーホール周辺にスリットが形成されているプリント配線板が開示されている。特許文献1のプリント配線板は、スルーホール周辺にスリットが配置されることにより、外部端子のわずかな傾きや変形が生じた場合でも、スリットによりスルーホール近傍の基材のみを変形させ、プリント配線板全体の傾き、位置ズレを抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-6806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の技術を用いて部品の傾き、位置ズレを抑えるためには、プリント配線板に位置決めのためのスルーホールを設ける必要があるため、加工時間やコストが増大する。また、特許文献1の技術では、リードのスルーホールへの挿入を容易にし、リードの変形を防止することはできない。
【0009】
そこで、本発明は、リードのスルーホールへの挿入を容易にするとともに、部品の位置ズレを抑えることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、代表的な本発明のプリント配線板の一つは、少なくとも2本のリードを有する部品が実装されるプリント配線板において、リードをそれぞれ挿入する少なくとも二つの穴を備え、穴は、一方向がリードの一方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さである少なくとも一つの第一の穴と、一方向に直交する方向がリードの一方向に直交する方向の長さに所定のクリアランス値を加えた長さである少なくとも一つの第二の穴とを有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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