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公開番号2025043652
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151064
出願日2023-09-19
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250325BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電セルの信頼性をより向上させる。
【解決手段】本開示に基づく蓄電セル1において、第1捲回電極体10は、第1正極11Pおよび第1負極11Nを含んでいる。第2捲回電極体20は、第2正極21Pおよび2負極21Nを含んでいる。第2正極21Pは、第1正極11Pと接していない。第2負極21Nは、第1負極11Nと接していない。第2捲回電極体20は、第1捲回電極体10を中心として第1捲回電極体10の外周側において捲き回されることで形成されている。正極集電部材40は、第1正極11Pおよび第2正極21Pの両方に電気的に接続している。負極集電部材50は、第1負極11Nおよび第2負極21Nの両方に電気的に接続している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1正極および第1負極を含む第1捲回電極体と、
前記第1正極と接していない第2正極、および、前記第1負極と接していない第2負極を含み、前記第1捲回電極体を中心として前記第1捲回電極体の外周側において捲き回されることで形成された第2捲回電極体と、
前記第1捲回電極体および前記第2捲回電極体を収容するケースと、
前記ケースに収容され、かつ、前記第1捲回電極体の軸方向において前記第1捲回電極体および前記第2捲回電極体の一方側に配置されており、前記第1正極および前記第2正極の両方に電気的に接続する、正極集電部材と、
前記ケースに収容され、かつ、前記軸方向において前記第1捲回電極体および前記第2捲回電極体の他方側に配置されており、前記第1負極および前記第2負極の両方に電気的に接続する、負極集電部材とを備える、蓄電セル。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記ケースは、前記ケースの外部に露出し、前記正極集電部材と電気的に接続された正極端子を含んでおり、
前記正極集電部材は、
前記第1正極に接続されている第1正極接続部と、
前記第2正極に接続されている第2正極接続部と、
前記正極端子に接続されている端子接続部と、
前記正極集電部材における前記第1正極接続部から前記端子接続部までの導電経路中に配置されている第1ヒューズ部とを含む、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記ケースは、前記ケースの外部に露出し、前記正極集電部材と電気的に接続された正極端子を含んでおり、
前記正極集電部材は、
前記第1正極に接続されている第1正極接続部と、
前記第2正極に接続されている第2正極接続部と、
前記正極端子に接続されている端子接続部と、
前記正極集電部材における前記第2正極接続部から前記端子接続部までの導電経路中に配置されている第2ヒューズ部とを含む、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記正極集電部材における前記第2正極接続部から前記端子接続部までの導電経路中に配置されている第2ヒューズ部をさらに含み、
前記第1ヒューズ部は、前記正極集電部材における前記第2正極接続部から前記端子接続部までの導電経路上に位置しないように設けられており、
前記第2ヒューズ部は、前記正極集電部材における前記第1正極接続部から前記端子接続部までの導電経路上に位置しないように設けられている、請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項5】
前記第1捲回電極体の径方向において、前記第2捲回電極体と前記第2捲回電極体との間に配置された筒状の断熱部材をさらに備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開平11-273743号公報)には、従来の円筒型非水電解液二次電池が開示されている。当該円筒型非水電解液二次電池においては、渦巻式電極体が非水電解液と共に円筒型電池缶内に収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-273743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば、特許文献1に開示された二次電池などの蓄電セルにおいて、ケースの外周側からケースに圧力がかかる場合がある。この場合、ケースが変形することで、ケースが内部の電極体をさらに押圧する。これにより、電極体が圧壊し、蓄電セルは、本来の機能を喪失するおそれがある。蓄電セルの信頼性は、さらに向上できる余地がある。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、信頼性がより向上した蓄電セルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電セルは、第1捲回電極体と、第2捲回電極体と、ケースと、正極集電部材と、負極集電部材とを備えている。第1捲回電極体は、第1正極および第1負極を含んでいる。第2捲回電極体は、第2正極および第2負極を含んでいる。第2正極は、第1正極と接していない。第2負極は、第1負極と接していない。第2捲回電極体は、第1捲回電極体を中心として第1捲回電極体の外周側において捲き回されることで形成されている。ケースは、第1捲回電極体および第2捲回電極体を収容している。正極集電部材は、ケースに収容されている。正極集電部材は、第1捲回電極体の軸方向において第1捲回電極体および第2捲回電極体の一方側に配置されている。正極集電部材は、第1正極および第2正極の両方に電気的に接続している。負極集電部材は、ケースに収容されている。負極集電部材は、上記軸方向において第1捲回電極体および第2捲回電極体の他方側に配置されている。負極集電部材は、第1負極および第2負極の両方に電気的に接続している。
【0007】
上記の構成によれば、ケースの外周側からケースに圧力がかかり、第2捲回電極体が壊れた場合にも、第1捲回電極体は、正極集電部材および負極集電部材とともに正常に機能し得る。これにより、蓄電セルの信頼性がより向上する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、信頼性がより向上した蓄電セルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る蓄電セルを示す断面図である。
第1捲回電極体、第2捲回電極体および断熱部材を部分的に分解して示す斜視図である。
一実施形態に係る蓄電セルを示す一の分解斜視図である。
一実施形態に係る蓄電セルを示す他の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態に係る蓄電セルについて、図面を参照しながら説明する。図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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