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公開番号2025043507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023150821
出願日2023-09-19
発明の名称システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類G01R 19/32 20060101AFI20250325BHJP(測定;試験)
要約【課題】移動体に搭載される電池の電池状態の推定精度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】移動体の駆動用に用いられる電池の電池状態を推定するシステムは、電池の電圧を測定する電圧センサと、電池の電流を測定する電流センサとの少なくともいずれか一方のセンサの個体に応じた温度特性情報を含む特性情報を有し、センサに刻印された二次元コードと、二次元コードを読み取ることで特性情報を取得して、特性情報を制御ユニットの記憶部に反映させる書き換えツールと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の駆動用に用いられる電池の電池状態を推定するシステムであって、
前記電池の電圧を測定する電圧センサと、前記電池の電流を測定する電流センサとの少なくともいずれか一方のセンサの個体に応じた温度特性情報を含む特性情報を有し、前記センサに刻印された二次元コードと、
前記二次元コードを読み取ることで前記特性情報を取得して、前記特性情報を制御ユニットの記憶部に反映させる書き換えツールと、を備える、システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池の電池状態を推定するシステムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、移動体としての車両等に搭載された、電池の電圧を測定する電圧センサが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022―096272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電圧センサ等のセンサは、製造ばらつきによる個体差や使用環境温度により特性が変化し得る。電池の電池状態は、電圧センサや電流センサの値をもとに推定するが、センサの特性によりセンサの測定精度が低下する場合があった。電圧センサや電流センサの測定精度が低下すれば、電池状態の推定精度も低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の第1形態によれば、システムが提供される。このシステムは、移動体の駆動用に用いられる電池の電池状態を推定するシステムであって、前記電池の電圧を測定する電圧センサと、前記電池の電流を測定する電流センサとの少なくともいずれか一方のセンサの個体に応じた温度特性情報を含む特性情報を有し、前記センサに刻印された二次元コードと、前記二次元コードを読み取ることで前記特性情報を取得して、前記特性情報を制御ユニットの記憶部に反映させる書き換えツールと、を備える。
この形態によれば、移動体に搭載された電圧センサや電流センサの個体ごとに、センサの特性変化による誤差の情報を取得することができるので、センサの測定精度を向上させることができる。これにより、移動体の電池状態の推定精度を向上させることができる。
本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、上記の形態の他に、電池の電池状態を推定する方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電池の電池状態を推定するシステムの構成を示す説明図。
マップ情報の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
図1は、電池の電池状態を推定するシステム400の構成を示す説明図である。システム400は、移動体としての車両1と、QRコード読み取り装置200と、書き換えツール300と、を備える。車両1には、車両1の駆動用に用いられる電池を有する電池パック100が搭載されている。また、車両1は、図示しない通信装置を備える。
【0009】
電池パック100は、バッテリ110と、監視ユニット120と、電子制御ユニット(以下、ECU;Electronic Control Unit)130と、を備える。バッテリ110は、複数の二次電池112を有する。二次電池112は、例えばリチウムイオン電池である。なお、二次電池112は、リチウムイオン電池に限られず、ニッケル水素蓄電池等の他の電池であってもよい。また、バッテリ110は、上述の「電池」に相当する。
【0010】
監視ユニット120は、バッテリ110を監視するための各種センサを備える。具体的には、監視ユニット120は、電圧センサ122と、電流センサ125と、温度センサ128と、を備える。電圧センサ122は、二次電池112の電圧V

を測定する。電流センサ125は、バッテリ110に充放電される電流I

を測定する。温度センサ128は、バッテリ110の温度T

を測定する。各センサは、その検出結果を示す信号を電池ECU130に出力する。本実施形態において、電圧センサ122には二次元コードとしてのQRコード(登録商標)123が刻印されており、電流センサ125にはQRコード126が刻印されている。以下の説明では、電圧センサ122と電流センサ125を特に区別しない場合、単に「センサ」と記載し、QRコード123とQRコード126を特に区別しない場合、単に「QRコード」と記載する。なお、QRコードは、本実施形態のように電圧センサ122と電流センサ125の両方に刻印されている必要はなく、電圧センサ122と電流センサ125の少なくともいずれか一方に刻印されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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