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公開番号
2025050537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159388
出願日
2023-09-25
発明の名称
レベル計
出願人
株式会社キーエンス
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
G01F
23/284 20060101AFI20250328BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ユーザがレベルの閾値を設定する際に、容器に対する閾値の相対位置を、ユーザが視覚的に把握し易いレベル計を提供する。
【解決手段】レベル計10の表示部20は、容器に収容される収容物のレベルの値に応じて長さが伸縮するバー表示22を表示する。また表示部20は、レベルに関する複数のレベル設定値の、容器に対する相対位置を、バー表示22と共に表示する。
【選択図】図42
特許請求の範囲
【請求項1】
容器の上部において前記容器の底面に向けて設置されることで、前記容器に収容される収容物のレベルを測定するレベル計において、
前記レベルを測定するための測定信号を送信する送信回路と、前記測定信号が前記収容物で反射したことによる反射信号を受信する受信回路と、を備える送受信部と、
前記受信回路が受信した前記反射信号と、前記容器に関する容器情報と、に基づいて前記レベルを決定するレベル決定部と、
前記容器情報と、前記レベル決定部で決定される前記レベルに関する複数のレベル設定値と、を順次設定するための設定部と、
前記レベル決定部で決定される前記レベルと、前記容器情報と、前記レベル設定値と、に基づいて、前記容器に対する前記レベル設定値の相対位置を、前記レベル決定部で決定される前記レベルの値に応じて長さが伸縮するバー表示と共に表示する表示部と、
を備えるレベル計。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記表示部は、前記バー表示の伸縮方向に沿って配置された複数の区画を含み、前記区画の境界の位置が、前記容器情報および前記レベル設定値に基づいて定められるゲージを表示することで、前記容器に対する前記レベル設定値の相対位置を表示する、請求項1のレベル計。
【請求項3】
前記設定部は、前記容器に関する前記容器情報として、少なくとも前記容器の高さ、または前記レベル計から前記容器の底面までの距離を設定し、
前記表示部は、前記容器に対する前記レベル設定値の相対位置を表示すると共に、前記容器の高さ、または前記レベル計から前記容器の底面までの距離の値を表示する、請求項1のレベル計。
【請求項4】
前記設定部によって前記容器情報および前記レベル設定値が設定される際に、前記表示部は、前記容器を示す容器アイコンおよび前記レベル計を示すレベル計アイコンを表示する、請求項1のレベル計。
【請求項5】
前記表示部は、前記設定部によって複数の前記レベル設定値が設定された後、設定された前記レベル設定値のそれぞれの数値を一括して、前記容器に対する前記レベル設定値のそれぞれの相対位置と共に表示する、請求項1のレベル計。
【請求項6】
前記表示部は、前記設定部によって設定された複数の前記レベル設定値に対して個別に割り当てられたレベル設定値識別子と、前記レベル設定値識別子に対応する前記レベル設定値の数値とを共に表示する、請求項1のレベル計。
【請求項7】
前記表示部は、前記レベルの増減に伴う前記レベル計の動作の変化を示すアニメーション画像を表示する、請求項1のレベル計。
【請求項8】
前記レベル決定部で決定される前記レベルと、前記設定部によって設定される前記レベル設定値と、の関係に応じて点灯状態が変化する表示灯をさらに備え、
前記表示部は、前記レベルの増減に伴う前記バー表示の伸縮を仮想的に示す仮想バー表示と、前記レベルの増減に伴う前記表示灯の点灯状態の変化を仮想的に示す表示灯アイコンと、を含むアニメーション画像を表示する、請求項1のレベル計。
【請求項9】
前記仮想バー表示の伸縮に伴う前記表示灯アイコンの点灯状態の変化に連動して、前記表示灯の実際の点灯状態が変化する、請求項8のレベル計。
【請求項10】
前記設定部は、前記レベルの増減に伴う前記表示灯の点灯状態の変化パターンを設定する、請求項8のレベル計。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容物のレベルを測定するレベル計に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液体、粉体、粒体などの、流動性を持つ物質を貯留する容器において、物質の界面の高さ、すなわちレベル(液面レベル、粉体上面レベルなど)を測定するレベル計が用いられることがある。こうしたレベル計は、測定条件を規定する機能、すなわち、どのような条件でレベルを測定するのかについての条件を設定するための機能を備えている。例えば特許文献1に記載のレベル計は、測定条件を規定するためのパラメータの値を決めるための設定モードを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-002091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のレベル計においては、測定条件を規定するためのパラメータの値は、文字および数値で表示される。例えば特許文献1のレベル計には表示部が設けられており、各設定モードにおいては、設定可能なパラメータが、文字列および数値で表示部に表示される。
【0005】
しかしながら、パラメータが文字列および数値で表示されるだけでは、ユーザは、パラメータと容器との関係を、視覚的に把握し難い。例えば、設定モードにおいて出力判定用の閾値が設定される場合、ユーザは、その閾値が容器の全体に対してどの程度の相対位置(あるいは満量値に対する割合)であるかについて、表示されている数値と容器の容量とに基づいて、計算して判断しなければならない。すなわち、ユーザは設定モードにおいて表示される閾値の数値を見ただけでは、その閾値が容器に対してどの程度の相対位置に相当する値であるか、視覚的に把握することができない。
【0006】
上記の問題に鑑み、本発明は、レベルに関するレベル設定値の、容器に対する相対位置を、ユーザが視覚的に把握することが容易なレベル計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る実施形態の一例としてのレベル計は、容器の上部において容器の底面に向けて設置されることで、容器に収容される収容物のレベルを測定するレベル計において、レベルを測定するための測定信号を送信する送信回路と、測定信号が収容物で反射したことによる反射信号を受信する受信回路と、を備える送受信部と、受信回路が受信した反射信号と、容器に関する容器情報と、に基づいてレベルを決定するレベル決定部と、容器情報と、レベル決定部で決定されるレベルに関する複数のレベル設定値と、を順次設定するための設定部と、レベル決定部で決定されるレベルと、容器情報と、レベル設定値と、に基づいて、容器に対するレベル設定値の相対位置を、レベル決定部で決定されるレベルの値に応じて長さが伸縮するバー表示と共に表示する表示部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザは表示部を確認することで、レベルに関するレベル設定値の、容器に対する相対位置について、視覚的に把握することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
レベル計を示す斜視図。
レベル計の断面図。
収容物を収容する容器にレベル計が取り付けられた状態を示す図。
レベル計の構成要素間の関係の一例を概略的に示すブロック図。
レーダー制御部および送受信部の構成の一例を示す図。
測定信号と反射信号との関係を示す図。
レベル計の状態遷移を示す図。
初期設定における表示部の画面遷移を示す図。
動作設定における表示部の画面遷移を示す図。
スケーリング設定における表示部の画面遷移を示す図。
言語設定画面を示す図。
セットアップ開始確認画面を示す図。
測距値確認画面を示す図。
入出力設定画面を示す図。
距離単位設定画面を示す図。
スケーリング確認画面を示す図。
底距離設定画面を示す図。
上面距離設定画面を示す図。
第1閾値設定画面を示す図。
第1閾値の出力論理設定画面を示す図。
第2閾値設定画面を示す図。
表示灯パターン設定画面を示す図。
表示灯パターン設定画面のアニメーションによる変化を示す図。
第2の表示灯パターンを示す図。
セットアップ完了確認画面を示す図。
表示値設定画面を示す図。
小数点位置設定画面を示す図。
タンク形状設定画面を示す図。
容量設定画面を示す図。
球状タンクの選択肢を示す図。
球状タンクの底距離設定画面を示す図。
球状タンクの上面距離設定画面を示す図。
球状タンクの容量設定画面を示す図。
横置きの円筒形タンクの選択肢を示す図。
円錐底タンクの選択肢を示す図。
円錐底タンクの底部高設定画面を示す図。
四角錐底タンクの選択肢を示す図。
傾斜底タンクの選択肢を示す図。
多点補正の選択肢を示す図。
多点補正の多点補正画面を示す図。
多点補正に対応するタンク形状の一例を示す図。
測定モードにおける表示部を示す図。
メニュー画面を示す図。
各種設定画面を示す図。
各種設定画面から遷移する入出力設定画面を示す図。
レベル計の別例を示す斜視図。
レベル計の別例の断面図。
底距離設定画面の別例を示す図。
第2閾値設定画面の別例を示す図。
第2閾値の出力論理設定画面の別例を示す図。
表示灯パターン設定画面の別例を示す図。
セットアップ完了確認画面の別例を示す図。
レベル計のさらなる別例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については、同一の参照符号を付することで、基本的には説明を繰り返さない。また、以下の説明において、前、後、左、右、上、下などの位置又は方向を意味する用語が用いられることがあるが、これらの用語は、実施形態の理解を容易にするために便宜上用いられるものである。これらの用語は、特に明確な言及がない限り、幾何学的に厳密な意味での前、後、左、右、上、下などに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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