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公開番号
2025042595
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2024151996
出願日
2024-09-04
発明の名称
半導体装置、及び半導体装置の作製方法
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10D
30/67 20250101AFI20250319BHJP()
要約
【課題】微細なサイズのトランジスタを有する半導体装置を提供する。
【解決手段】トランジスタと第1乃至第3の絶縁層を有し、トランジスタは半導体層、第1乃至第4の導電層、第4乃至第6の絶縁層を有し、第1の導電層、第1の絶縁層、第3の導電層、第5の絶縁層、第2の絶縁層、第3の絶縁層、第2の導電層はこの順で重畳し、第1の絶縁層、第3の導電層、第2の絶縁層、第3の絶縁層、第2の導電層は第1の導電層に達する開口を有し、第1の絶縁層は開口内に突出する部分を有し、第5の絶縁層は第3の導電層の上面及び側面に接し、第4の絶縁層は開口内で第1の絶縁層の上面、第5の絶縁層の側面、第2の絶縁層の側面に接し、半導体層は第1の導電層の上面、第4の絶縁層の側面、第2の導電層の上面に接し、第6の絶縁層は半導体層の上面に接し、第4の導電層は開口と重畳するように第6の絶縁層上に接し、第5の絶縁層は第3の導電層の酸化物である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トランジスタと、第1の絶縁層と、第2の絶縁層と、第3の絶縁層と、を有し、
前記トランジスタは、半導体層と、第1の導電層と、第2の導電層と、第3の導電層と、第4の導電層と、第4の絶縁層と、第5の絶縁層と、第6の絶縁層と、を有し、
前記第1の導電層、前記第1の絶縁層、前記第3の導電層、前記第5の絶縁層、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層、及び前記第2の導電層は、この順で重畳して設けられ、
前記第1の絶縁層、前記第3の導電層、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層、及び前記第2の導電層は、それぞれ、前記第1の導電層に達する開口を有し、
前記第1の絶縁層は、前記開口内において、前記第3の導電層の側面、前記第2の絶縁層の側面、前記第3の絶縁層の側面、及び前記第2の導電層の側面よりも突出する部分を有し、
前記第5の絶縁層は、前記第3の導電層の上面及び側面に接して設けられ、
前記第4の絶縁層は、前記開口内において、前記第1の絶縁層の上面、前記第5の絶縁層の側面、及び前記第2の絶縁層の側面に接して設けられ、
前記半導体層は、前記開口内における前記第1の導電層の上面、前記開口内における前記第4の絶縁層の側面、及び前記第2の導電層の上面に接して設けられ、
前記第6の絶縁層は、前記半導体層の上面に接して設けられ、
前記第4の導電層は、平面視にて、前記開口と重畳するように前記第6の絶縁層上に設けられ、
前記第3の導電層は、第1の元素を有し、
前記第5の絶縁層は、前記第1の元素の酸化物を有する、
半導体装置。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記半導体層は、金属酸化物を有し、
前記金属酸化物は、インジウムと、元素Mと、亜鉛と、の中から選ばれる二又は三を有し、
前記元素Mは、ガリウム、アルミニウム、シリコン、ホウ素、イットリウム、スズ、銅、バナジウム、ベリリウム、チタン、鉄、ニッケル、ゲルマニウム、ジルコニウム、モリブデン、ランタン、セリウム、ネオジム、ハフニウム、タンタル、タングステン、コバルト、及びマグネシウムから選ばれた一又は複数を有し、
前記第4の絶縁層は、酸化シリコン、又は酸化窒化シリコンを有する、
半導体装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記第3の導電層は、アルミニウムを有し、
前記第5の絶縁層は、酸化アルミニウムを有する、
半導体装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2において、
前記第1の絶縁層及び前記第3の絶縁層は、それぞれ、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化ハフニウム、又は酸化アルミニウムを有し、
前記第2の絶縁層は、酸化シリコン、又は酸化窒化シリコンを有する、
半導体装置。
【請求項5】
トランジスタと、第1の絶縁層と、第2の絶縁層と、第3の絶縁層と、を有し、
前記トランジスタは、半導体層と、第1の導電層と、第2の導電層と、第3の導電層と、第4の絶縁層と、第5の絶縁層と、第6の絶縁層と、を有し、
前記第1の導電層、前記第1の絶縁層、前記第2の導電層、前記第5の絶縁層、前記第2の絶縁層、及び前記第3の絶縁層は、この順で重畳して設けられ、
前記第1の絶縁層、前記第2の導電層、前記第2の絶縁層、及び前記第3の絶縁層は、それぞれ、前記第1の導電層に達する開口を有し、
前記第1の絶縁層は、前記開口内において、前記第2の導電層の側面、前記第2の絶縁層の側面、及び前記第3の絶縁層の側面よりも突出する部分を有し、
前記第5の絶縁層は、前記第2の導電層の上面及び側面に接して設けられ、
前記第4の絶縁層は、前記開口内において、前記第1の絶縁層の上面、前記第5の絶縁層の側面、及び前記第2の絶縁層の側面に接して設けられ、
前記半導体層は、前記開口内における前記第1の導電層の上面、前記開口内における前記第4の絶縁層の側面、及び前記第3の絶縁層の上面に接して設けられ、
前記第6の絶縁層は、前記半導体層の上面に接して設けられ、
前記第3の導電層は、平面視にて、前記開口と重畳するように前記第6の絶縁層上に設けられ、
前記第2の導電層は、第1の元素を有し、
前記第5の絶縁層は、前記第1の元素の酸化物を有する、
半導体装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記半導体層は、金属酸化物を有し、
前記金属酸化物は、インジウムと、元素Mと、亜鉛と、の中から選ばれる二又は三を有し、
前記元素Mは、ガリウム、アルミニウム、シリコン、ホウ素、イットリウム、スズ、銅、バナジウム、ベリリウム、チタン、鉄、ニッケル、ゲルマニウム、ジルコニウム、モリブデン、ランタン、セリウム、ネオジム、ハフニウム、タンタル、タングステン、コバルト、及びマグネシウムから選ばれた一又は複数を有し、
前記第4の絶縁層は、酸化シリコン、又は酸化窒化シリコンを有する、
半導体装置。
【請求項7】
請求項5又は請求項6において、
前記第2の導電層は、アルミニウムを有し、
前記第5の絶縁層は、酸化アルミニウムを有する、
半導体装置。
【請求項8】
請求項5又は請求項6において、
前記第1の絶縁層及び前記第3の絶縁層は、それぞれ、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化ハフニウム、又は酸化アルミニウムを有し、
前記第2の絶縁層は、酸化シリコン、又は酸化窒化シリコンを有する、
半導体装置。
【請求項9】
第1の導電層を形成し、
前記第1の導電層上に、第1の絶縁膜を形成し、
前記第1の絶縁膜上に、前記第1の導電層と重なる領域を有するように、第2の導電層を形成し、
前記第2の導電層の表面を酸化させることで、前記第2の導電層の上面及び側面に、第1の絶縁層を形成し、
前記第1の絶縁膜上及び前記第1の絶縁層上に、第2の絶縁膜、第3の絶縁膜、及び第3の導電層をこの順で形成し、
前記第3の導電層、前記第3の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、前記第1の絶縁層、及び前記第2の導電層のそれぞれの一部を除去して第1の開口を形成するとともに、第4の導電層、第2の絶縁層、第3の絶縁層、第4の絶縁層、及び第5の導電層を形成し、
前記第1の開口内で露出する前記第5の導電層の側面を酸化させることで、前記第5の導電層の側面に、前記第4の絶縁層を形成し、
前記第4の導電層の上面、それぞれ前記第1の開口内における前記第4の導電層の側面、前記第2の絶縁層の側面、前記第3の絶縁層の側面、前記第4の絶縁層の側面、並びに前記第1の絶縁膜の上面に接して、第4の絶縁膜を形成し、
前記第4の絶縁膜の一部及び前記第1の絶縁膜の一部を除去して、前記第1の導電層に達する第2の開口を形成するとともに、前記第2の開口内に突出部を有する第5の絶縁層と、それぞれ前記第2の開口内における前記第4の導電層の側面、前記第2の絶縁層の側面、前記第3の絶縁層の側面、前記第4の絶縁層の側面、及び前記突出部の上面に接する第6の絶縁層と、を形成し、
前記第4の導電層の上面、それぞれ前記第2の開口内における前記第6の絶縁層の側面、及び前記第1の導電層の上面に接して、半導体層を形成し、
前記半導体層の上面及び側面、前記第4の導電層の上面、並びに前記第2の絶縁層の上面に接して、第7の絶縁層を形成し、
前記第7の絶縁層上に、平面視にて、前記半導体層及び前記第6の絶縁層と重なる領域を有する第6の導電層を形成する、
半導体装置の作製方法。
【請求項10】
請求項9において、
前記第1の開口の形成時に、前記第1の絶縁膜の一部を除去し、前記第1の開口と重なる領域に凹部を有する第8の絶縁層を形成する、
半導体装置の作製方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、トランジスタ、半導体装置、表示装置、表示モジュール、及び電子機器に関する。本発明の一態様は、トランジスタの作製方法、半導体装置の作製方法、及び表示装置の作製方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本発明の一態様の技術分野として、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置、照明装置、入力装置(例えば、タッチセンサ)、入出力装置(例えば、タッチパネル)、それらを有する電子機器、それらの駆動方法、又は、それらの製造方法を一例として挙げることができる。
【背景技術】
【0003】
トランジスタを有する半導体装置は、表示装置及び電子機器に広く適用されており、半導体装置の高集積化及び高速化が求められている。例えば、高精細な表示装置に半導体装置を適用する場合、高集積の半導体装置が求められる。トランジスタの集積度を高める手段の1つとして、微細なサイズのトランジスタの開発が進められている。
【0004】
近年、仮想現実(VR:Virtual Reality)、拡張現実(AR:Augmented Reality)、代替現実(SR:Substitutional Reality)、又は複合現実(MR:Mixed Reality)に適用可能な表示装置が求められている。VR、AR、SR、及びMRは、総称して、XR(Extended Reality)とも呼ばれる。XR向けの表示装置は、現実感及び没入感を高めるために、精細度の高いこと、及び色再現性の高いことが望まれている。当該表示装置に適用可能なものとして、例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)デバイス、又は発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光デバイス(発光素子ともいう。)を備える発光装置が挙げられる。
【0005】
特許文献1には、有機ELデバイス(有機EL素子ともいう。)を用いた、VR向けの表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2018/087625号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
半導体装置のさらなる高集積化のためには、当該半導体装置の有するトランジスタのさらなる小型化が求められる。また、半導体装置を表示装置、電子機器等に適用する場合、当該半導体装置のさらなる高速化が求められる。そこで、本発明の一態様は、微細なサイズのトランジスタを有する半導体装置、及びその作製方法を提供することを課題の一とする。又は、本発明の一態様は、小型の半導体装置、及びその作製方法を提供することを課題の一とする。又は、本発明の一態様は、オン電流の大きいトランジスタを有する半導体装置、及びその作製方法を提供することを課題の一とする。又は、本発明の一態様は、電気特性の良好な半導体装置、及びその作製方法を提供することを課題の一とする。又は、本発明の一態様は、信頼性の高い半導体装置、及びその作製方法を提供することを課題の一とする。又は、本発明の一態様は、生産性の高い半導体装置の作製方法を提供することを課題の一とする。又は、本発明の一態様は、新規な半導体装置、及びその作製方法を提供することを課題の一とする。
【0008】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。本発明の一態様は、必ずしも、これらの課題の全てを解決する必要はない。明細書、図面、請求項の記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、トランジスタと、第1の絶縁層と、第2の絶縁層と、第3の絶縁層と、を有し、トランジスタは、半導体層と、第1の導電層と、第2の導電層と、第3の導電層と、第4の導電層と、第4の絶縁層と、第5の絶縁層と、第6の絶縁層と、を有し、第1の導電層、第1の絶縁層、第3の導電層、第5の絶縁層、第2の絶縁層、第3の絶縁層、及び第2の導電層は、この順で重畳して設けられ、第1の絶縁層、第3の導電層、第2の絶縁層、第3の絶縁層、及び第2の導電層は、それぞれ、第1の導電層に達する開口を有し、第1の絶縁層は、開口内において、第3の導電層の側面、第2の絶縁層の側面、第3の絶縁層の側面、及び第2の導電層の側面よりも突出する部分を有し、第5の絶縁層は、第3の導電層の上面及び側面に接して設けられ、第4の絶縁層は、開口内において、第1の絶縁層の上面、第5の絶縁層の側面、及び第2の絶縁層の側面に接して設けられ、半導体層は、開口内における第1の導電層の上面、開口内における第4の絶縁層の側面、及び第2の導電層の上面に接して設けられ、第6の絶縁層は、半導体層の上面に接して設けられ、第4の導電層は、平面視にて、開口と重畳するように第6の絶縁層上に設けられ、第3の導電層は、第1の元素を有し、第5の絶縁層は、第1の元素の酸化物を有する半導体装置である。
【0010】
また上記において、半導体層は、金属酸化物を有し、金属酸化物は、インジウムと、元素Mと、亜鉛と、の中から選ばれる二又は三を有し、元素Mは、ガリウム、アルミニウム、シリコン、ホウ素、イットリウム、スズ、銅、バナジウム、ベリリウム、チタン、鉄、ニッケル、ゲルマニウム、ジルコニウム、モリブデン、ランタン、セリウム、ネオジム、ハフニウム、タンタル、タングステン、コバルト、及びマグネシウムから選ばれた一又は複数を有し、第4の絶縁層は、酸化シリコン、又は酸化窒化シリコンを有していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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