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公開番号
2025042064
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023148873
出願日
2023-09-14
発明の名称
トリップ防止システムおよびトリップ防止方法
出願人
中国電力株式会社
代理人
個人
主分類
H02J
13/00 20060101AFI20250319BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電力系統の送配電設備を停電状態にして作業する際に停電範囲外がトリップするのを防ぐことが可能なトリップ防止システムおよびトリップ防止方法を提供する。
【解決手段】トリップ防止装置2は、電力系統の送配電設備について作業を行なう際に、回線情報取得タスク261により送配電設備の状態を示す回線情報を取得し、停電範囲特定タスク262により回線情報から停電範囲を特定し、トリップ防止タスク263により停電範囲内から停電範囲外にトリップ信号が送信されるのを防ぐ。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
電力系統に設置された送配電設備を作業対象として、前記作業対象を停電状態にして作業を行なう際に、停電範囲内の送配電設備に接続されたトリップ回路によって停電範囲外がトリップするのを防ぐトリップ防止システムであって、
前記電力系統に設置された遮断器および断路器の動作状態と、前記電力系統の各部における電力の有無と、を含む回線情報を取得する回線情報取得手段と、
取得した前記回線情報に基づいて、前記電力系統の停電範囲と、前記停電範囲内の送配電設備と、を特定する停電範囲特定手段と、
前記停電範囲内の送配電設備に接続された前記トリップ回路によって停電範囲外がトリップしないように前記送配電設備を制御するトリップ防止手段と、
を備えることを特徴とするトリップ防止システム。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記停電範囲特定手段は、過去の送配電設備の作業時における回線情報と、前記過去の回線情報に基づいて特定された過去の停電範囲および前記停電範囲内の送配電設備と、を教師データとして機械学習され、新たに行なわれる送配電設備の作業に関する新たな回線情報が入力されると、前記新たな回線情報に対応した新たな停電範囲および前記停電範囲内の送配電設備とを出力するように生成された学習済みモデルを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のトリップ防止システム。
【請求項3】
前記トリップ防止手段が前記停電範囲内の送配電設備に接続された前記トリップ回路によって停電範囲外がトリップしないように前記送配電設備を制御する場合に、報知を行なう報知手段を備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のトリップ防止システム。
【請求項4】
電力系統に設置された送配電設備を作業対象とし、前記作業対象を停電状態にして作業を行なう際に、停電範囲内の送配電設備に接続されたトリップ回路によって停電範囲外がトリップするのを防ぐトリップ防止方法であって、
前記電力系統に設置された遮断器および断路器の動作状態と、前記電力系統の各部における電力の有無と、を含む回線情報を取得し、
取得した前記回線情報に基づいて、前記電力系統の停電範囲と、前記停電範囲内の送配電設備と、を特定し、
前記停電範囲内の送配電設備に接続された前記トリップ回路によって停電範囲外がトリップしないように前記送配電設備を制御する、
ことを特徴とするトリップ防止方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電力系統の送配電設備を停電状態にして作業する際に停電範囲外がトリップするのを防ぐトリップ防止システムおよびトリップ防止方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電力系統に設置されている送配電設備の点検作業や取替作業では、作業対象となる送配電設備を停電状態にして作業を終えた後、送配電設備の動作を確認するためにシーケンス試験が行なわれる。このシーケンス試験では、停電範囲内のトリップ回路から停電範囲外の遮断器にトリップ信号が送信されて停電範囲外の電力系統がトリップするのを防ぐために、トリップ回路のロック端子をロックしてトリップ信号が出力されないようにしている。
【0003】
トリップ回路のロック端子を適切にロックするには、作業に伴う停電範囲を把握することが必要である。例えば、特許文献1に記載の発明では、変電所の動作リレー、トリップCB、開閉器などの動作状態に基づいて停電範囲を特定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-034752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、トリップ回路のロック端子をロックした場合であっても、シーケンス検査の作業ミスによって停電範囲外にトリップ信号が送信され、トリップ事故が発生することがある。このような作業ミスとしては、例えば、必要なロック端子をロックし忘れた場合や、シーケンス検査の対象を誤ってロックされていないロック端子に接続されているリレー等を操作した場合である。特許文献1に記載の発明では、停電範囲を特定することはできるが、作業ミスによる停電範囲外のトリップを防ぐことはできない。
【0006】
そこでこの発明は、電力系統の送配電設備を停電状態にして作業する際に停電範囲外がトリップするのを防ぐことが可能なトリップ防止システムおよびトリップ防止方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、電力系統に設置された送配電設備を作業対象として、前記作業対象を停電状態にして作業を行なう際に、停電範囲内の送配電設備に接続されたトリップ回路によって停電範囲外がトリップするのを防ぐトリップ防止システムであって、前記電力系統に設置された遮断器および断路器の動作状態と、前記電力系統の各部における電力の有無と、を含む回線情報を取得する回線情報取得手段と、取得した前記回線情報に基づいて、前記電力系統の停電範囲と、前記停電範囲内の送配電設備と、を特定する停電範囲特定手段と、前記停電範囲内の送配電設備に接続された前記トリップ回路によって停電範囲外がトリップしないように前記送配電設備を制御するトリップ防止手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のトリップ防止システムにおいて、前記停電範囲特定手段は、過去の送配電設備の作業時における回線情報と、前記過去の回線情報に基づいて特定された過去の停電範囲および前記停電範囲内の送配電設備と、を教師データとして機械学習され、新たに行なわれる送配電設備の作業に関する新たな回線情報が入力されると、前記新たな回線情報に対応した新たな停電範囲および前記停電範囲内の送配電設備とを出力するように生成された学習済みモデルを備える、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のトリップ防止システムにおいて、前記トリップ防止手段が前記停電範囲内の送配電設備に接続された前記トリップ回路によって停電範囲外がトリップしないように前記送配電設備を制御する場合に、報知を行なう報知手段を備える、ことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、電力系統に設置された送配電設備を作業対象とし、前記作業対象を停電状態にして作業を行なう際に、停電範囲内の送配電設備に接続されたトリップ回路によって停電範囲外がトリップするのを防ぐトリップ防止方法であって、前記電力系統に設置された遮断器および断路器の動作状態と、前記電力系統の各部における電力の有無と、を含む回線情報を取得し、取得した前記回線情報に基づいて、前記電力系統の停電範囲と、前記停電範囲内の送配電設備と、を特定し、前記停電範囲内の送配電設備に接続された前記トリップ回路によって停電範囲外がトリップしないように前記送配電設備を制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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