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公開番号
2025041817
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024227115,2024023480
出願日
2024-12-24,2014-04-09
発明の名称
車載用電子機器及びプログラム
出願人
株式会社ユピテル
代理人
主分類
H04N
5/76 20060101AFI20250318BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】撮像画像を連続的に記録する画像記録装置において、撮像画像を連続的に記録する動作中であっても、他のデータに関する処理を比較的容易に実行可能な画像記録装置、画像記録システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】ドライブレコーダは、画像情報を取得するためのCCDカメラと、記憶媒体(SDカード)を挿抜可能に収容する媒体収容部であるSDカードリーダ311、312と、記憶媒体に撮像画像を記録する制御を実行可能な制御コントローラと、を備えており、制御コントローラは、撮像したタイミングの古いものから順番に撮像画像を消去して順次、記憶媒体の記憶領域の空き領域を確保しながら新しい撮像画像を該空き領域に記憶させることにより、過去の所定期間に渡る一連の撮像画像を記憶媒体を利用して記録する制御モードを実行可能であり、媒体収容部を少なくとも2基備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像手段が取得した撮像画像を着脱可能な記憶媒体に記録する機能を有する制御手段を備える画像記録装置において、
記憶媒体を着脱可能に保持する媒体収容部を少なくとも1つ備え、各種のデータを記憶するための記憶手段を内蔵し、
前記制御手段は、前記媒体収容部に装着された記憶媒体の記憶領域と、前記記憶手段の記憶領域とを、一連の撮像画像を記録するために交互に利用し、いずれか一方の記憶領域に前記撮像画像を記録している最中に他方の記憶領域を初期化する制御モードを実行可能である
ことを特徴とする画像記録装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
請求項1において、前記記憶手段および前記記憶媒体には、記憶領域内のデータの記録位置を管理するためのファイル管理情報が記録されており、
前記記憶手段および前記記憶媒体のうち、一方に新たな撮像画像を記録している最中に他方を初期化するとき、新たな撮像画像を記録する動作に連動して他方の記憶媒体に記録済みの撮像画像を記録時点の古いものから消去していき、撮像画像を全て消去した後で前記ファイル管理情報を消去して初期化を完了する画像記録装置。
【請求項3】
請求項1または2において、前記制御手段は、前記記憶媒体にデータを記録する複数種類の制御モードを実行可能であり、
前記記憶媒体には、前記複数種類の制御モードのうちのいずれかに対応する設定情報が記録されており、
前記制御手段は、前記設定情報が記録された記憶媒体が前記媒体収容部に収容されたとき、当該記憶媒体から読み取った設定情報に対応する制御を実行するものであり、
前記記憶媒体に記録された設定情報を変更するための操作を受け付ける変更操作手段と、
該変更操作手段を介して設定情報を変更する操作を受け付けたとき、設定情報の変更により前記記憶媒体に記録されたデータが消去される可能性がある旨を警告する警告手段と、を備えた画像記録装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載された画像記録装置と、
前記記憶媒体に記録された前記設定情報を変更する設定変更手段、及び前記設定情報を変更するための操作を受け付ける変更操作手段を備える端末装置と、を含み、
前記端末装置は、前記変更操作手段を介して前記設定情報を変更する操作を受け付けたとき、前記記憶媒体の記録データが消去される可能性がある旨を警告する警告手段を備えている画像記録システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の画像記録装置としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、ドライブレコーダや監視装置など撮像画像を連続的に記録可能な画像記録装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、車両の前方風景を撮影し連続的に記録するドライブレコーダや、所定の監視エリアを撮影して連続的に記録する監視装置等の画像記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、ドライブレコーダ等の画像記録装置は、車両のイグニッションがオンに切り換えられた後、通電状態が継続する限り、記録時点が古い撮像画像を消去して空き領域を確保しながら新たな撮像画像を順次記録するものなどがある。このような記録動作を行うドライブレコーダ等によれば、現在に至る過去の所定期間に渡る撮像画像を常時、更新しながら保持できる。
【0003】
このように過去の所定期間に渡って撮像画像を記録する目的としては、交通事故等の原因を特定する目的や、従業員である運転手の運転を雇用者側が管理する目的等がある。近年、くるま用品の量販店等で安価なドライブレコーダが販売されるようになると、ドライブシーンを記録する目的や、街の風景を記録する目的などに活用して個人的に楽しむユーザーも現れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-64126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
撮像画像を連続的に記録するドライブレコーダ等の画像記録装置には、カメラやビデオカメラ等とは記憶領域の使い方が大きく異なる点がある。それは、ドライブレコーダ等の画像記録装置は、通電状態にある限り、古い撮像画像の消去と新たな撮像画像の記録とを際限なく繰り返すという動作が可能である点である。
【0006】
このようなドライブレコーダ等の画像記録装置では、撮像画像を連続的に記録するために消去と書込を際限なく繰り返す動作を行っているとき、撮像画像の連続記録に加えて、他のデータの書き込みや消去などを実行しようとすると記憶媒体へのデータアクセスの頻度が過大となったり処理が間に合わなくなるおそれがある。それ故、撮像画像を連続的に記録するために消去と書込を際限なく繰り返す動作を行っているときに同時に実行可能な処理が制限されたり、特定の処理については実行不可能になってしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、撮像画像を連続的に記録可能な画像記録装置において、撮像画像を連続的に記録する動作中であっても、他のデータに関する処理を比較的容易に実行可能な画像記録装置を提供しようとする発明である。
またメモリーカードに録画するドライブレコーダにおいてメモリーカードを1つしか搭載しないドライブレコーダなど従来のドライブレコーダでは下記の様な問題や課題がある。
(a)メモリーカードの破損や不具合があった場合、録画できなくなる。特に連続録画を行っている場合は、走行中、常時上書きで録画を繰り返している(消去と記憶を繰り返している)ので破損する確率が高い。また、作動中にメモリーカードを取り外すと破損する可能性が高い。ドライブレコーダはエンジンキーに連動して電源をON、OFFさせる事が殆どだが、車両によっては、特にエンジンの始動時に電圧の変動や寸断、サージの発生等がありこれらが悪影響してメモリーカードの制御に異常が発生しメモリーカードの破損や不具合を発生させる場合もある。
(b)ドライブレコーダは、事故の記録が主目的であり、事故の記録は消えない様保存しておく必要がある。事故の検知は一般的にGセンサー等により所定以上の衝撃を検知すると事故とみなし、その前後の画像を上書き禁止にして保存する場合が多い。しかし、事故のみを確実に検知する事は難しく、路面の段差や凹凸、運転者の運転の仕方等によっても衝撃を検知してしまい、現実的には事故以外の衝撃検知での録画・記録等保存の必要がない録画が殆どで非常に多い。センサーの感度を低くすると事故の検知が出来なくなる。また、危険運転・無謀運転の目撃、事故になりそうな危険な体験、景色の良い場所等の録画はマニアル操作で、その前後の画像を上書き禁止にして保存する場合も多く、使用者によっては上書き禁止で多くを録画する。この様な上書き禁止の録画でメモリーカードが一杯になると、当然それ以上は録画できない。メモリーカードの交換や、画像の取り出し・削除、初期化等の処置をする必要があるが、走行中や旅先等何らかの事情で直ぐに処置ができない場合もあり、その場合、それ以上は記憶できずドライブレコーダとして機能しない事になる。
(c)常時連続録画と、上書きを禁止したイベント等の録画を同一のメモリーカードに記憶させるのが一般的だが、上書きを禁止した録画は何の処置もしないと増えて行く。日常的にメンテナンス/処置をすればよいが、なかなか出来ない。メモリーカード内に常時連続録画エリアと、上書き禁止記録エリアを分けておく場合もあるが、エリア分けをせず上書き禁止記録を優先して記憶させる事が多く、上書き記録が増えた分常時録画エリアを減らす様にしている場合が多い。この場合、上記(b)の様に上書き禁止の録画でメモリーカードが一杯にならなくても常時録画エリアが減り常時録画時間が短くなり、さかのぼって画像を確認できる時間が短くなってしまう。同時に、上書きが一巡する時間が短くなり消去と記録の繰り返し頻度が増し、メモリーカードの破損や不具合が発生する確率が益々高くなる問題がある。常時連続録画エリアと、上書き禁止記録エリアを分けておいた場合、当然、上書き禁止記録エリアが一杯になるとそれ以上は録画できず、エリア分けをしない方式より一杯になる可能性が高い。
(d)録画された画像をPCビューア等で確認や取り出しをする為、ドライブレコーダからメモリーカードを取り外す場合もある。取り外したまま忘れる、または何らかの事情で取り外したメモリーカードを使用できず、メモリーカードを装着せずに走行すると録画・記憶はできずドライブレコーダとして機能しない事になる。
(e)多機能なドライブレコーダになるとメモリーカードに記憶するデータや情報量が非常に多くなり、処理速度が遅くなったり、処理できない部分が発生する場合がある。またメモリーカードの使用頻度が高くなりメモリーカードの破損や不具合が発生する確率も高くなる。メモリーカードの破損や不具合が発生すると全機能が使えなくなる場合も多い。
本発明は、例えば、より継続的にドライブレコーダとしての機能を発揮でき、このような従来の問題点を解決できる画像記録装置等を提供しようとする発明である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)撮像手段が取得した撮像画像を着脱可能な記憶媒体に記録する機能を有する制御手段を備える画像記録装置において、
記憶媒体を着脱可能に保持する媒体収容部を複数備え、
前記制御手段は、複数の媒体収容部のうちの少なくともいずれか一つの媒体収容部に装着された記憶媒体に撮像画像を記録中に、いずれか他の媒体収容部に装着された記憶媒体に対して所定の書込処理を実行する機能を備えている画像記録装置とすると良い。
【0009】
この画像記録装置は、前記媒体収容部を複数備えており、複数の記憶媒体を装着可能である。前記制御手段は、複数の媒体収容部のうちの少なくともいずれか一つの媒体収容部に装着された記憶媒体に撮像画像を記録中に、いずれか他の媒体収容部に装着された記憶媒体に対して所定の書込処理を実行する機能を備えている。そのため、この画像記録装置は、撮像画像の記録処理と並行して、他の記憶媒体に対して所定の書込処理を実行できる。
【0010】
撮像画像を記録する記憶媒体とは異なる他の記憶媒体を対象として所定の書込処理を実行する場合であれば、撮像画像の記録中に所定の書込処理を実行しても、撮像画像を記録する対象の記憶媒体や所定の書込処理を実行する記憶媒体について、データの書込や読取等のデータアクセスの頻度が過大となるおそれを少なくできる。これにより、所定の書込処理を実行することで、撮像画像の記録に不具合が生じるおそれを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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