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公開番号
2025041808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024226915,2021546668
出願日
2024-12-24,2020-02-11
発明の名称
エアロゾル生成用の再構成大麻材料
出願人
エスダブリュエム ホルコ ルクセンブルク
代理人
弁理士法人大島特許事務所
主分類
A24B
15/16 20200101AFI20250318BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】再構成大麻材料を含むエアロゾル生成材料を提供する。
【解決手段】再構成大麻材料は、抽出された大麻繊維と、ウェブ構築繊維(例えば、針葉樹)との組み合わせを含む。再構成大麻材料は、従来の大麻の味を有し、かつ、刺激物または刺激の強い成分の量を減らしたエアロゾル(例えば、煙)を生成することができる。一実施形態では、再構成大麻材料は、THCなどのカンナビノイドの含有量が低い植物から形成される。THC及び/またはCBDなどのカンナビノイドを、再構成植物材料に局所的に適用することにより、再構成植物材料から生成されるエアロゾルに含まれるカンナビノイドの量を制御するだけでなく、該カンナビノイドを一貫して均一な量で送達することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル生成材料であって、
(1)抽出された大麻繊維と(2)ウェブ構築繊維との組み合わせを含む再構成大麻材料を含み、
前記大麻繊維は、大麻の葉、大麻の茎、大麻の芽、大麻の花、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
前記ウェブ構築繊維は、亜麻繊維、麻繊維、アバカ繊維、針葉樹繊維、広葉樹繊維、竹繊維、ココナッツ繊維、ラミー繊維、ジュート繊維、またはそれらの任意の組み合わせを含む、エアロゾル生成材料。
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【請求項2】
請求項1に記載のエアロゾル生成材料であって、
前記再構成大麻材料は、保湿剤で処理されており、
前記保湿剤は、グリセロール、プロピレングリコール、またはそれらの組み合わせを含む、エアロゾル生成材料。
【請求項3】
請求項2に記載のエアロゾル生成材料であって、
前記保湿剤は、前記再構成大麻材料に、5重量%未満の量で含まれるか、または、5重量%超の量、かつ、50重量%未満の量で含まれる、エアロゾル生成材料。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載のエアロゾル生成材料であって、
前記再構成大麻材料は、20重量%~50重量%の量の大麻の葉、20重量%~50重量%の量の大麻の芽及び/又は花、及び、3重量%~20重量%の量の前記ウェブ構築繊維を含む、エアロゾル生成材料。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載のエアロゾル生成材料であって、
前記再構成大麻材料は、テトラヒドロカンナビノールを0.3重量未満%の量で含有する大麻植物材料から形成されている、エアロゾル生成材料。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のエアロゾル生成材料であって、
前記再構成大麻材料は、大麻の茎、種子、及び/または大麻残渣をさらに含む、エアロゾル生成材料。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載のエアロゾル生成材料であって、
前記再構成大麻材料に適用されるエアロゾル送達組成物をさらに含み、
前記エアロゾル送達組成物は、エアロゾル送達物質を含み、
前記エアロゾル送達物質は、ニコチン、カンナビノイド、テトラヒドロカンナビノール、カンナビジオール、または、カンナビジオールとテトラヒドロカンナビノールとの組み合わせを含む、エアロゾル生成材料。
【請求項8】
請求項7に記載のエアロゾル生成材料であって、
再構成大麻材料は、テトラヒドロカンナビノールを0.3重量%未満の量で含有する大麻植物材料から形成され、
前記エアロゾル送達物質は、カンナビスインディカ植物材料から得られる抽出物を含む、エアロゾル生成材料。
【請求項9】
請求項7または8に記載のエアロゾル生成材料であって、
前記エアロゾル送達組成物は、前記再構成大麻材料に、1重量%超の量、3重量%超の量、5重量%超の量、10重量%超の量、15重量%超の量、20重量%超の量、25%超の量、30重量%超の量、35重量%超の量、または40%超の量、かつ、50重量%未満の量で含まれる、エアロゾル生成材料。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載のエアロゾル生成材料であって
前記再構成大麻材料は、水溶性の大麻成分を、10重量%未満の量、または5重量%未満の量で含むか、または、10重量%~60重量%の量で含む、エアロゾル生成材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、2019年2月11日出願の米国特許出願第62/803、883号に基づく優先権を主張するものである。上記両出願の開示内容は、参照により本明細書中に援用される。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
大麻または大麻植物は、娯楽目的で一般的に使用されるマリファナと、工業用途で一般的に使用される大麻との両方を指す。大麻は、大麻植物の葉、茎、種子、または花を乾燥させて細断した緑色及び/または茶色の混合物である。大麻植物の品種としては、カンナビスサティバやカンナビスインディカが挙げられる。ヘンプ(特に工業用のヘンプ種)は、マリファナと非常によく似た外見を有しているが、マリファナと呼ばれる大麻植物種とは異なり、一般的に少量のテトラヒドロカンナビノール(THC)しか含まない。なお、ヘンプとマリファナは、両方とも、多量のカンナビジオール(CBD)を含む。大麻であるマリファナ及びヘンプはともに鎮痛剤として知られているが、一般的にTHCの含有量が低いので、ヘンプや工業用ヘンプのみが、食品、紙、衣類、繊維、及びCBD抽出物などに使用されている。最近、米国の25以上の州で、少なくとも医療目的での大麻の使用が合法化された。加えて、カナダでも、現在、医療や娯楽の目的での大麻の使用が合法化されている。このような最近の状況を考慮して、大麻の商業化は劇的に増大した。
【0003】
例えば、大麻は、オピオイドなどの従来の鎮痛剤に代わる鎮痛剤として、ますます一般的になってきている。オピオイドは、神経系に作用して痛みを鎮める強力な鎮痛薬である。オピオイドは、一般的に、手術後の激しい痛みの緩和に使用され、また、慢性的な痛みの緩和にも使用される。しかしながら、残念なことに、オピオイドには多くのリスクがある。例えば、オピオイドは中毒性が非常に高く、薬物乱用の蔓延を引き起こしている。実際、毎年、1100万人以上が処方されたオピオイドを乱用している。
【0004】
上記の欠点を考慮して、上記のような問題点を考慮して、医学界では、大麻を、オピオイドによる痛み緩和に代わる合法的な代替手段と見なす人が増えてきている。例えば、大麻には、痛みや吐き気などの症状を緩和する2種類の薬物が含まれている。大麻には、例えば、テトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれている。THCは、脳内の特定の受容体に作用して、多幸感やリラックス状態をもたらす。大麻中のTHCの最高濃度は、乾燥させた花や芽に見られる。大麻は通常、大麻に含まれるTHCの量に基づいて規制される。
【0005】
大麻は、THCに加えて、カンナビジオール(CBD)も含んでいる。CBDは、脳の痛覚受容体に作用する。しかし、CBDは、THCによって生じるような多幸感をもたらさない。しかしながら、CBDは、鎮痛作用や抗炎症効果を発揮する。大麻、特にCBDは、多くのオピオイドのような中毒性はない。
【0006】
燃焼させた大麻を吸入することは、THCやCBDをユーザの体内に取り込むための最も一般的、効果的、かつ安価な方法である。しかしながら、燃焼を介して大麻を患者または使用者に送達することには、様々な問題が存在する。例えば、THC及び/またはCBDの送達量は、燃焼させる特定の植物や特定の植物の部位に応じて著しく異なる。また、例えば、大麻材料を単に巻き紙で巻くだけでも、使用する紙、包装密度、使用される植物の部分、植物を用意する方法などの様々な因子に基づいて、送達量は著しく不均一になる。また、製品を製造するのに使用される大麻の特定の種類によっても、送達量は不均一になる。実際、植物ごとに生育条件が異なる場合には、同じ種類でも送達量は不均一になる。さらに、THC及びCBDに加えて、大麻は、60種類以上のカンナビノイド化合物と、400種類以上の他の化合物を含有しており、それらは、製品に悪い味及び/または過酷な喫煙経験を与える可能性がある。
【0007】
送達量の制御に加えて、従来のたばこ製造機または加熱式たばこ製品のスティックを製造する機械を使用して、大麻植物から喫煙品を製造する際にも問題が発生する。テクスチャや嵩密度などの差異に起因して、大麻材料は、乾燥させたタバコを処理するように設計された機械上で実行すると、目詰まり及び他の中断を引き起こす可能性がある。
【0008】
上記の観点から、生成されるエアロゾル中の生理活性化合物の送達量を制御することができる改良されたエアロゾル生成材料が現在求められている。特に、エアロゾルを介したTHC及び/またはCBDなどの活性化合物の送達量を制御することができるエアロゾル生成材料が求められている。加えて、活性化合物を均一かつ一貫した態様で送達するだけでなく、所望の量で送達することができ、かつ、刺激の強い成分を含まないエアロゾルを提供することができるエアロゾル生成材料が求められている。別の態様では、円筒状ロッドを製造するための従来のたばこ製造機または加熱式たばこ製品のスティックを製造する機械で処理することができる大麻ベースのエアロゾル生成充填材料が求められている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
一般的に、本開示は、大麻成分から製造されたエアロゾル生成材料に関する。エアロゾル生成材料は、加熱または燃焼させたときにエアロゾルを生成する再構成大麻材料を含み得る。本開示の再構成大麻材料は、活性物質のユーザへの送達量を制御するために、活性物質で処理するのに特に適している。例えば、一実施形態では、再構成大麻材料は、制御された量のTHC及び/またはCBDで処理され得る。
【0010】
一実施形態では、例えば、本開示は、再構成大麻材料を含むエアロゾル生成材料に関する。再構成大麻材料は、大麻の葉、大麻の芽、大麻の茎、大麻の芽、大麻の花、大麻の種子、またはそれらの任意の組み合わせから得られる抽出された大麻繊維を含み得る。一態様では、再構成大麻材料を形成するために使用される植物材料は、2つの異なる抽出プロセスを施すことができる。例えば、再構成大麻材料は、カンナビノイドなどの植物物質から選択成分が抽出する一方で、植物物質内に相当量の水溶性成分を残す第1の抽出プロセスによって生成されたバイオマスから形成することができる。次いで、バイオマスを、水溶性成分を除去する第2の抽出プロセスに供することによって、再構成大麻材料を製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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