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公開番号2025040297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023147127
出願日2023-09-11
発明の名称電動車両の駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02K 5/24 20060101AFI20250314BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】一対の同一のモータジェネレータを搭載した構成で振動及び騒音を低減することができる電動車両の駆動装置を得る。
【解決手段】一対の同一のモータジェネレータ20、30が一個のケーシング40に収容されている。ケーシング40の第1の取付支持部42には、第1のモータジェネレータ20におけるステータ22の締結部22Aが締結され、ケーシング40の第2の取付支持部44には、第2のモータジェネレータ30におけるステータ32の締結部32Aが締結されている。ここで、第2の取付支持部44は第1の取付支持部42とは形状が異なっており、第1の取付支持部42の支持剛性と第2の取付支持部44の支持剛性とに差が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動車両の動力源とされてステータ及びロータを有する一対の同一のモータジェネレータが一個のケーシングに収容される駆動装置であって、
前記ステータは前記ケーシングに締結される締結部を備え、
前記ケーシングは、一方の前記モータジェネレータにおける前記ステータの前記締結部が締結される第1の取付支持部と、他方の前記モータジェネレータにおける前記ステータの前記締結部が締結されて前記第1の取付支持部とは形状が異なる第2の取付支持部と、を備え、前記第1の取付支持部の支持剛性と前記第2の取付支持部の支持剛性とに差が設けられている、電動車両の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両の駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、電動車両の駆動装置に関する技術が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、共通のケーシングの内部に複数のモータジェネレータを搭載しており、各モータジェネレータは各ステータを共通のケーシングの室内に固定する複数の締結部をそれぞれ備えている。また、各モータジェネレータの各締結部の個数は、互いに素となっており、これにより、各ステータのそれぞれの周方向の振動の共振を抑制して駆動装置の振動、騒音を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-38937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術による場合、駆動装置に一対の同一のモータジェネレータを搭載することができないため、この点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、一対の同一のモータジェネレータを搭載した構成で振動及び騒音を低減することができる電動車両の駆動装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載する本発明の電動車両の駆動装置は、電動車両の動力源とされてステータ及びロータを有する一対の同一のモータジェネレータが一個のケーシングに収容される駆動装置であって、前記ステータは前記ケーシングに締結される締結部を備え、前記ケーシングは、一方の前記モータジェネレータにおける前記ステータの前記締結部が締結される第1の取付支持部と、他方の前記モータジェネレータにおける前記ステータの前記締結部が締結されて前記第1の取付支持部とは形状が異なる第2の取付支持部と、を備え、前記第1の取付支持部の支持剛性と前記第2の取付支持部の支持剛性とに差が設けられている。
【0007】
上記構成によれば、一対の同一のモータジェネレータが一個のケーシングに収容されている。ケーシングの第1の取付支持部には、一方のモータジェネレータにおけるステータの締結部が締結され、ケーシングの第2の取付支持部には、他方のモータジェネレータにおけるステータの締結部が締結されている。ここで、第2の取付支持部は第1の取付支持部とは形状が異なっており、第1の取付支持部の支持剛性と第2の取付支持部の支持剛性とに差が設けられている。これにより、一方のモータジェネレータにおけるステータの固有振動数と、他方のモータジェネレータにおけるステータの固有振動数とに差が生じる。よって、一対のモータジェネレータの電磁加振力で駆動装置が振動するときに、一対のモータジェネレータのステータの共振を抑制することができ、それらのステータの振動時における振動及び騒音が低減される。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、本発明の電動車両の駆動装置によれば、一対の同一のモータジェネレータを搭載した構成で振動及び騒音を低減することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る電動車両の駆動装置を示す模式的な断面図(図2の1-1線に沿って切断した状態を示す断面図に相当する図)である。
図1の2-2線に沿って切断した状態を示す断面図である。
第2の実施形態に係る電動車両の駆動装置を示す模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る電動車両の駆動装置について図1及び図2を用いて説明する。図1には、第1の実施形態に係る電動車両の駆動装置10の模式的な断面図が示され、図2には、図1の2-2線に沿って切断した状態の断面図が示されている。なお、図1は、図2の1-1線に沿って切断した状態を示す断面図に相当する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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