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公開番号
2025039109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023145961
出願日
2023-09-08
発明の名称
無鉛圧電磁気組成物、圧電素子、および装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
主分類
H10N
30/853 20230101AFI20250313BHJP()
要約
【課題】圧電特性を高くすることができ、高電圧下の圧電特性の劣化を抑制することができる無鉛圧電磁気組成物、圧電素子、および装置を提供する。
【解決手段】ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物からなる主相と、タングステンブロンズ型化合物からなる副相と、を含み、前記主相の正方晶ピーク002/020比は1.52以上である。このように、ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物からなる主相の正方晶ピーク002/020比が1.52以上であることで、無鉛圧電磁器組成物の圧電特性を高くすることができる。また、タングステンブロンズ型化合物からなる副相は、主相と混在することによって、無鉛圧電磁器組成物の高電圧下の圧電特性の劣化を抑制することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物からなる主相と、
タングステンブロンズ型化合物からなる副相と、を含み、
前記主相の正方晶ピーク002/020比は1.52以上である、無鉛圧電磁器組成物。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記タングステンブロンズ型化合物は、13.2°±0.1°にピークを示す、請求項1に記載の無鉛圧電磁器組成物。
【請求項3】
前記タングステンブロンズ型化合物は、Nbと、Ba,Ca,Sr,Na,Kのうちの少なくとも1種以上を含む、請求項1又は請求項2に記載の無鉛圧電磁器組成物。
【請求項4】
前記ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物は、Mnを含む、請求項1又は請求項2に記載の無鉛圧電磁器組成物。
【請求項5】
前記ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物は、組成式(A1
a
M1
b
)
c
(Nb
d1
,Mn
d2
,M2
d3
)O
3+e
(但し、元素A1はアルカリ金属のうちの少なくとも1種であり、元素M1はBa,Ca,Srのうち少なくとも1種であり、元素M2はTi,Zrのうち少なくとも1種であり、0<a<1、0<b<1、a+b=1であり、cは0.80<c<1.10を満たし、0<d1<1、0<d2<1、0<d3<1、d1+d2+d3=1であり、eは酸素の欠損あるいは過剰を示す値)で表され、b/(d2+d3)>1.0を満たす、請求項1又は請求項2に記載の無鉛圧電磁器組成物。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の無鉛圧電磁器組成物からなる圧電体と、前記圧電体に接する電極とを備える、圧電素子。
【請求項7】
請求項6に記載の圧電素子を備える、装置。
【請求項8】
超音波メス、超音波スケーラ、超音波洗浄機、超音波加工機、圧電トランスデューサー、超音波モータ、圧電ジャイロセンサ、圧電フィルタ、及びノックセンサからなる群より選択される、請求項7に記載の装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、無鉛圧電磁気組成物、圧電素子、およびそれを用いた装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、圧電性を示すセラミックスとして、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)が広く利用されてきた。しかし、PZTは成分に鉛を含むために、環境負荷が問題視されており、近年、無鉛圧電セラミック素材の開発が進められている。無鉛圧電セラミック素材の有力候補の1つとして、ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物を主相とする無鉛圧電磁器組成物がある。
【0003】
特許文献1には、Nb(ニオブ)/Ta(タンタル)酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物を含む主相と、Ti(チタン)を含むスピネル化合物を含む副相と、を含み、Mn(マンガン)が含有され、Tiの含有割合xは、0mol%より大きく4mol%以下であり、かつ前記Tiの含有割合xとMnの含有割合yとは下記の関係式x
2
/y≦20.0を満足する無鉛圧電磁器組成物が開示されている。
【0004】
特許文献2には、組成式(A1
a
M1
b
)
c
(Nb
d1
,Mn
d2
,M2
d3
)O
3+e
(但し、元素A1はアルカリ金属のうちの少なくとも1種であり、元素M1はBa,Ca,Srのうち少なくとも1種であり、元素M2はTi,Zrのうち少なくとも1種であり、0<a<1、0<b<1、a+b=1であり、cは0.80<c<1.10を満たし、0<d1<1、0<d2<1、0<d3<1、d1+d2+d3=1であり、eは酸素の欠損あるいは過剰を示す値)で表されるニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物からなる主相を含み、b/(d2+d3)>1.0を満たす無鉛圧電磁器組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/215666号
国際公開第2023/026614号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の無鉛圧電磁器組成物を、例えば超音波メス、超音波スケーラのような、高負荷下で駆動するデバイスの圧電素子に適用する場合、高電圧下で圧電特性が劣化しないことが重要であり、無鉛圧電磁器組成物の特性をさらに改善することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記の目的を達成するため、本発明の無鉛圧電磁器組成物は、以下の手段を講じた。すなわち、本発明の適用例の無鉛圧電磁器組成物は、ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物からなる主相と、タングステンブロンズ型化合物からなる副相と、を含み、前記主相の正方晶ピーク002/020比は1.52以上である。
【0008】
(2)また、上記(1)の適用例の無鉛圧電磁器組成物において、前記タングステンブロンズ型化合物は、13.2°±0.1°にピークを示す。
【0009】
(3)また、上記(1)または(2)の適用例の無鉛圧電磁器組成物において、前記タングステンブロンズ型化合物は、Nbと、Ba,Ca,Sr,Na,Kのうちの少なくとも1種以上を含む。
【0010】
(4)また、上記(1)から(3)のいずれかの適用例の無鉛圧電磁器組成物において、前記ニオブ酸アルカリ系ペロブスカイト型酸化物は、Mnを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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