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公開番号2025039994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146622
出願日2023-09-11
発明の名称積層磁石及びモーター
出願人日本特殊陶業株式会社,NDFEB株式会社,株式会社エフ・シー・シー
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01F 7/02 20060101AFI20250314BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】内部に発生する渦電流損失を低減でき、かつ、磁気特性に優れた新規な積層磁石を提供する。
【解決手段】積層磁石10は、複数の磁石11と絶縁層13とが第1の方向に積層された積層磁石である。磁石11は、希土類元素を含む。磁石11の総希土類元素量は27質量%以上31.0質量%以下である。積層磁石10の第1の方向の1kHzにおける誘電率が1.0以上5.0以下である。磁石11の主相粒子の平均アスペクト比が2.0以上4.0以下である。主相粒子の平均粒径が1.5μm以上4.0μm以下である。磁石11の気孔率が3%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の磁石と絶縁層とが第1の方向に積層された積層磁石であって、
前記磁石は、希土類元素を含み、
前記磁石の総希土類元素量は27質量%以上31.0質量%以下であり、
前記積層磁石の前記第1の方向の1kHzにおける誘電率が1.0以上5.0以下であ
る、積層磁石。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記絶縁層は、無機結晶を主成分とする、請求項1に記載の積層磁石。
【請求項3】
前記無機結晶として、少なくとも1種以上の周期表第2A族フッ化物を含む、請求項2に記載の積層磁石。
【請求項4】
希土類窒化物の表面被覆層が存在する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の積層磁石。
【請求項5】
前記磁石の平均配向度が97.0%以上である、請求項4に記載の積層磁石。
【請求項6】
前記磁石の平均配向度が97.0%以上である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の積層磁石。
【請求項7】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の積層磁石を備える、モーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層磁石及びモーターに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、磁石素体の表面に形成された抵抗層を備える希土類磁石を開示する。そして、複数の希土類磁石が積層され、樹脂でモールドされて用いられる積層磁石が示されている。
また、渦電流損失を低減することを目的として、種々の磁石が提案されている(例えば、特許文献2-4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-174962号公報
特開2013-219911号公報
特開2007-157903号公報
特開2003-164083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、積層磁石には種々の要求がある。例えば、内部に発生する渦電流損失を低減でき、かつ、磁気特性に優れた新規な積層磁石が望まれている。
本開示は、上記実情を鑑みてなされたものであり、内部に発生する渦電流損失を低減でき、かつ、磁気特性に優れた新規な積層磁石を提供することを目的とする。本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
〔1〕 複数の磁石と絶縁層とが第1の方向に積層された積層磁石であって、
前記磁石は、希土類元素を含み、
前記磁石の総希土類元素量は27質量%以上31.0質量%以下であり、
前記積層磁石の前記第1の方向の1kHzにおける誘電率が1.0以上5.0以下であ
る、積層磁石。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、内部に発生する渦電流損失を低減でき、かつ、磁気特性に優れた新規な積層磁石を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
積層磁石の一例を模式的に表す斜視図である。
積層磁石の上面図である。
図2のA-A線断面図である。
図3の一部を拡大して示す拡大図である。
他の例1において、磁石の平均配向度の測定方法を説明するための図である。
積層磁石の他の例1の断面図である。
図6の一部を拡大して示す拡大図である。
積層磁石の他の例2を模式的に表す斜視図である。
他の例2において、磁石の平均配向度の測定方法を説明するための図である。
平均配向度を測定するための各部分を模式的に表す図である。
モーターの一部を模式的に表す断面図である。
ローターの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここで、本開示の望ましい例を示す。
〔2〕 前記絶縁層は、無機結晶を主成分とする、〔1〕に記載の積層磁石。
〔3〕 前記無機結晶として、少なくとも1種以上の周期表第2A族フッ化物を含む、〔2〕に記載の積層磁石。
〔4〕 希土類窒化物の表面被覆層が存在する、〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の積層磁石。
〔5〕 前記磁石の平均配向度が97.0%以上である、〔4〕に記載の積層磁石。
〔6〕 前記磁石の平均配向度が97.0%以上である、〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の積層磁石。
〔7〕 〔1〕から〔6〕のいずれかに記載の積層磁石を備える、モーター。
【0009】
以下、本開示を詳しく説明する。なお、本明細書において、数値範囲について「-」を用いた記載では、特に断りがない限り、下限値及び上限値を含むものとする。例えば、「10-20」という記載では、下限値である「10」、上限値である「20」のいずれも含むものとする。すなわち、「10-20」は、「10以上20以下」と同じ意味である。また、本明細書において、各数値範囲の上限値及び下限値は、任意に組み合わせることができる。以下、各図におけるZ軸方向は、積層磁石10の積層方向(第1の方向)である。Z軸方向と直交する一の方向をX軸方向(第2の方向とも称する)とし、Z軸方向及びX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。
【0010】
1.積層磁石10
図1から図3に示すように、積層磁石10は、複数の磁石11と絶縁層13とが第1の方向に積層された積層磁石である。磁石11は、希土類元素を含む。磁石11の総希土類元素量は27質量%以上31.0質量%以下である。積層磁石10の第1の方向の1kHzにおける誘電率が1.0以上5.0以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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