TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025038359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023144914
出願日2023-09-07
発明の名称環境センサおよび環境評価システム
出願人株式会社豊田中央研究所,株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 27/26 20060101AFI20250312BHJP(測定;試験)
要約【課題】評価対象となる環境や金属の的確な状態把握を可能とする環境センサを提供する。
【解決手段】本発明の環境センサ(S)は、金属銀と塩化銀からなる基準電極(1)と、金属からなり、塩化物イオン濃度に沿って基準電極と異なる電位変化を示す参照電極(2)と、基準電極と参照電極を離間して保持する絶縁体(4)とを備える。この環境センサを用いれば、被検環境に曝された基準電極と参照電極の第1電位差(ΔV1)を検出できる。さらに、被検金属からなる試料電極を設けた環境センサを用いて、基準電極または参照電極と試料電極との第2電位差(ΔV2)を検出してもよい。第1電位差に基づいて被検環境の塩化物イオン濃度を定めることができる。第2電位差から試料電極の電位を特定すれば、被検金属の状態を的確に把握できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属銀と塩化銀からなる基準電極と、
金属からなり、塩化物イオン濃度に沿って該基準電極と異なる電位変化を示す参照電極と、
該基準電極と該参照電極を離間して保持する絶縁体とを備え、
該基準電極と該参照電極が曝される被検環境下で、該基準電極と該参照電極の電位差である第1電位差を出力し得る環境センサ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第1電位差は、前記塩化物イオン濃度に関して単調に変化する請求項1に記載の環境センサ。
【請求項3】
前記参照電極は、Zn基材またはMg基材からなる請求項1に記載の環境センサ。
【請求項4】
さらに、被検金属からなる試料電極を備え、
前記絶縁体は、該試料電極を前記基準電極および前記参照電極と離間して保持し、
該基準電極または該参照電極と該試料電極との電位差である第2電位差を出力し得る請求項1に記載の環境センサ。
【請求項5】
前記試料電極は、Al基材からなる請求項4に記載の環境センサ。
【請求項6】
請求項1~3のいずれかに記載の環境センサと、
該環境センサの出力を測定する測定手段と、
前記第1電位差に基づいて前記被検環境の塩化物イオン濃度を定める濃度特定手段と、
を備える環境評価システム。
【請求項7】
請求項4または5に記載の環境センサと、
該環境センサの出力を測定する測定手段と、
前記第1電位差に基づいて前記被検環境の塩化物イオン濃度を定める濃度特定手段と、
前記第2電位差に基づいて前記試料電極の電位である試料電位を定める電位特定手段と、
を備える環境評価システム。
【請求項8】
前記電位特定手段は、前記塩化物イオン濃度に基づいて前記試料電位を補正する請求項7に記載の環境評価システム。
【請求項9】
さらに、前記試料電位および/または前記塩化物イオン濃度を経時的に記録する記録手段を備える請求項7に記載の環境評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、環境等の評価に用いる環境センサまたは環境評価システム等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
大気等の環境に曝される金属部材には、腐食、劣化等が生じ得る。このような過程や状態を把握するため、例えば、貴な金属と卑な金属の間に流れる腐食電流(ガルバニック電流)を検知する腐食センサが用いられる。その周知例として、試料金属(Fe、Zn等)からなる基板上に、絶縁層(SiO

等)を介して導電層(Ag等)を積層した大気腐食モニタあるいはガルバニック型腐食センサ(ACM:Atmospheric Corrosion Monitor)がある。腐食電流は、貴な金属と卑な金属が水膜や結露等で接続(短絡)されたときに生じ、その腐食電流の検出により、その環境や金属の状態を把握できる。これに関連する記載が下記の特許文献にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-237358(特許第3875789号)
特開2018-105667
特開2020-165749(特許第7032349号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1または特許文献2のセンサでは、卑な金属からなる被測定部材に近接して配置した貴な金属(特に標準電位が正な金属)により、被測定部材の腐食が促進され得る。
【0005】
特許文献3は、評価対象である金属面とそれに絶縁層を介して配設された銀電極(基準電極)との電位差を測定して、その金属面の腐食を検出している([0054]~[0056])。しかし、銀電極の電位自体は、その接触する水分中に含まれる塩素イオン(Cl
-
)の濃度等により変化するため、そのような電位差の検出のみでは、金属面の状態を的確に評価できない。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、環境や金属の正確な評価に利用できる新たな環境センサ等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究した結果、異なる金属電極間の電位差から、それら電極が曝される環境中の塩化物イオン濃度やそのような環境下にある金属の状態を的確に把握することを着想し具現化すると共に、さらに発展させて以降に述べる本発明を完成するに至った。
【0008】
《環境センサ》
(1)本発明は、例えば、金属銀と塩化銀からなる基準電極と、金属からなり、塩化物イオン濃度に沿って該基準電極と異なる電位変化を示す参照電極と、該基準電極と該参照電極を離間して保持する絶縁体とを備え、該基準電極と該参照電極が曝される被検環境下で、該基準電極と該参照電極の電位差である第1電位差を出力し得る環境センサである。
【0009】
本発明の環境センサ(単に「センサ」ともいう。)によれば、評価対象である環境(被検環境)に、少なくとも一部が露出している基準電極と参照電極の間で生じ得る電位差(第1電位差)を測定できる。
【0010】
基準電極と参照電極は、塩化物イオン濃度に応じて生じる電位変化が異なるため、第1電位差は、各電極の少なくとも一部が曝されている環境中の塩化物イオン濃度を反映したものとなる。従って、第1電位差の測定(計測、検出等)により、その環境中の塩化物イオン濃度の特定または定量化が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
通電検査装置
2日前
個人
光フアィバー距離計測器
4日前
個人
光フアィバー距離計測器
4日前
個人
バッテリ用交流電流供給装置
4日前
株式会社ハシマ
検針機
1日前
日本FC企画株式会社
特性試験装置
22日前
株式会社オービット
検査装置
11日前
株式会社SUBARU
車載装置
18日前
有限会社フィット
外観検査装置
15日前
富士電機株式会社
回転機
12日前
株式会社東芝
センサ
11日前
株式会社東芝
試験装置
18日前
アズビル株式会社
真空計測システム
12日前
靜甲株式会社
液切れ性評価システム
19日前
アズビル株式会社
真空計測システム
12日前
富士電機株式会社
放射線検出器
3日前
DIC株式会社
測定装置
3日前
シスメックス株式会社
分析装置
8日前
株式会社アドバンテスト
試験装置
10日前
個人
ネブライザー
10日前
オムロン株式会社
電気装置
19日前
富士フイルム株式会社
圧力センサ
22日前
富士フイルム株式会社
圧力センサ
22日前
株式会社タムラ製作所
電流検出器
8日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
1日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
1日前
ダイハツ工業株式会社
凹部の深さ測定方法
1日前
日鉄テックスエンジ株式会社
情報処理装置
8日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
1日前
矢崎総業株式会社
電流センサ
2日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
1日前
株式会社国際電気
調整装置
15日前
株式会社デンソー
電流検出器
15日前
株式会社エイアンドティー
生体試料分析装置
8日前
愛知製鋼株式会社
測量方法及び測量システム
8日前
株式会社日本マイクロニクス
プローブ
8日前
続きを見る