TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025037679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144758
出願日2023-09-06
発明の名称集塵循環装置、集塵循環方法、および集塵循環システム
出願人日本トリート株式会社,日環商材株式会社
代理人個人
主分類B24B 55/03 20060101AFI20250311BHJP(研削;研磨)
要約【課題】 湿式作業と乾式作業との両者に対応した集塵循環装置、集塵循環方法、および集塵循環システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 回転工具100を稼働させる回転モータ160に電源を供給する回転モータ回路と、供給ポンプを稼働させるポンプモータに電源を供給するポンプモータ回路とを電源に直列接続させる電力供給回路と、ポンプモータ回路をバイパスして回転モータ回路を電源に直列接続させるバイパス回路と、を切替スイッチ212が切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転ホイルを回転させた回転工具が切削または研削する被削物に対して、筐体の内部に設けられ貯水タンクから供給ホースを介して液体を供給する供給ポンプと、前記回転工具が切削または研削した被削物から発生した粉塵と前記供給ポンプによって供給された液体との混合物を、前記筐体の内部に設けられた濾過手段に集塵ホースを介して集塵して濾過された液体を前記貯水タンクに還元させる集塵手段と、を具備した集塵循環装置において、
前記回転工具を稼働させる回転モータに電源を供給する回転モータ回路と、前記供給ポンプを稼働させるポンプモータに電源を供給するポンプモータ回路とを電源に直列接続させる電力供給回路と、前記ポンプモータ回路をバイパスして前記回転モータ回路を電源に直列接続させるバイパス回路と、を切り替える切替手段、
を備えることを特徴とする集塵循環装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記回転モータ回路は、
接続と遮断とを自在に接続する接栓部、を介して前記切替手段に接続されること、
を特徴とする請求項1記載の集塵循環装置。
【請求項3】
前記筐体は、
前記貯水タンクの上部に、前記集塵手段によっての気体を吸引して筐体内部を負圧にするための吸引口を備え、
前記濾過手段は、
貯水部に設けられた台座部によって、底上げされて設置されること、
を特徴とする請求項1記載の集塵循環装置。
【請求項4】
間隔をあけて前記吸引口における前記貯水タンク側を覆い、その周囲に開口部を有するカバー部、
を備えることを特徴とする請求項3記載の集塵循環装置。
【請求項5】
前記カバー部は、
周面にフィルターを備えることを特徴とする請求項4記載の集塵循環装置。
【請求項6】
前記集塵手段と、吸引口に接続された吸引ホースと、を着脱自在に接続する集塵手段接続部、
を備えることを特徴とする請求項3記載の集塵循環装置。
【請求項7】
回転ホイルを回転させた回転工具が切削または研削する被削物に対して、筐体の内部に設けられ貯水タンクから供給ホースを介して液体を供給する供給ポンプと、前記回転工具が切削または研削した被削物から発生した粉塵と前記供給ポンプによって供給された液体との混合物を、前記筐体の内部に設けられた濾過手段に集塵ホースを介して集塵して濾過された液体を前記貯水タンクに還元させる集塵手段と、を具備した集塵循環装置による集塵循環方法において、
前記回転工具を稼働させる回転モータに電源を供給する回転モータ回路と、前記供給ポンプを稼働させるポンプモータに電源を供給するポンプモータ回路とを電源に直列接続させる電力供給回路と、前記ポンプモータ回路をバイパスして前記回転モータ回路を電源に直列接続させるバイパス回路と、を切替手段が切り替える工程、
を備えることを特徴とする集塵循環方法。
【請求項8】
回転ホイルを回転させて被削物を切削または研削する回転工具と、
前記回転ホイルを回転させた回転工具が切削または研削する被削物に対して、筐体の内部に設けられ貯水タンクから供給ホースを介して液体を供給する供給ポンプと、前記回転工具が切削または研削した被削物から発生した粉塵と前記供給ポンプによって供給された液体との混合物を、前記筐体の内部に設けられた濾過手段に集塵ホースを介して集塵することで濾過された液体を前記貯水タンクに還元させる集塵手段と、前記回転工具を稼働させる回転モータに電源を供給する回転モータ回路と、前記供給ポンプを稼働させるポンプモータに電源を供給するポンプモータ回路とを電源に直列接続させる電力供給回路と、前記ポンプモータ回路をバイパスして前記回転モータ回路を電源に直列接続させるバイパス回路と、を切り替える切替手段と、を具備した集塵循環装置と、
を備えることを特徴とする集塵循環システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、集塵循環装置、集塵循環方法、および集塵循環システムに関し、特に回転ホイルを回転させた回転工具が切削または研削する被削物に対して、筐体の内部に設けられ貯水タンクから供給ホースを介して液体を供給する供給ポンプと、前記回転工具が切削または研削した被削物から発生した粉塵と前記供給ポンプによって供給された液体との混合物を、前記筐体の内部に設けられた濾過手段に集塵ホースを介して集塵することで濾過された液体を前記貯水タンクに還元させる集塵手段と、を具備した集塵循環装置、集塵循環方法、および集塵循環システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、円盤状のディスクを高速回転させる道具としてディスクグラインダーが使用されている。ディスクグラインダーでディスクを高速回転させることで、材料を削ったり、磨いたりすることができる。
【0003】
たとえば、ディスクとして円盤状の砥石を回転させることで、金属の切削形成や切断、研磨を行うことができる。また円盤状の砥石をカップブラシに付け替えて回転させることで、金属面などの広い面の錆落としが行えたり、塗装を塗り替える際に古い塗装を剥離したりすることができる。
【0004】
またディスクグラインダーはディスクを高速回転させるため、回転するディスクに手が触れてしまうとけがをしたり、切削された材料が身体に当たることで怪我をしたり、回転軸に髪の毛や衣服が巻き込まれることで怪我をしたりする恐れがある。このため、ディスクグラインダーは、回転するディスクのうち研削に使用しない一方側面および周側面を完全に覆うようにカバーが取り付けられている。
【0005】
また回転するディスクのうち研削に使用しない一方側面および周側面を完全に覆うことで、研削粉の飛散を防止することができ、カバーの一部に設けられた吸引口と吸引器とをホースなどで接続して吸引することで、吸引口から研削粉を吸引して集塵することができる(たとえば、特許文献1参照)。このように、研削剥離した塗膜を含む研削粉を集塵機で吸引しながら行う作業は乾式作業と呼ばれている。
【0006】
ところが、特許文献1で開示された装置による乾式作業では、通常、ディスクグラインダーを動かしながら被削面を研削するため、ディスクグラインダーを動かす際にカバーが被削面から離れてしまうおそれがある。このようにカバーが被削面から離れてしまうと粉塵が周囲に浮遊してしまうことになる。
【0007】
そこで特許文献1で開示された装置による乾式作業のように、研削剥離した塗膜を含む研削粉を、貫通開口および集塵カバーを介して、集塵機に吸引するだけでなく、集塵カバーの内部に水を噴霧し、回転するディスクで被削物を切削または研削することで発生する粉塵を、噴霧した水とともに集塵する集塵装置が開発されている(たとえば、特許文献2参照)。このように、研削剥離した粉塵が噴霧された水により浮遊することがない汚泥として吸引しながら行う作業は湿式作業と呼ばれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-202777号公報
特開2020-157427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献2で開示されているような湿式作業によると、噴霧ノズルから集塵カバー内に水が噴霧されており、噴霧される水や汚泥は漏水の原因になるため、水分の持ち込みが禁止された場所では、湿式作業を採用することはできない。
【0010】
たとえば複数のコンピュータ機器類や制御装置などの精密機器が設置されたサーバールームでは、その精密機器に水分が浸入してしまうと、その浸入した水分によって精密機器がショートしてしまい、大切なデータが破損してしまう問題が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
両軸回転ヤスリ
2か月前
個人
バレル研磨用メディア材
5日前
トヨタ自動車株式会社
外径測定方法
2か月前
株式会社リブラ
ブラスト加工装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
バリ取り装置
13日前
キヤノン電子株式会社
加工工具、及び、加工装置
12日前
株式会社IHI
ブラストガン
1か月前
株式会社精工技研
研磨装置および研磨方法
1日前
信越半導体株式会社
洗浄処理装置
2か月前
リックス株式会社
ドライアイス噴射装置
2か月前
株式会社ディスコ
加工装置
1か月前
NTN株式会社
加工装置
27日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
1か月前
株式会社マキタ
サンダ
27日前
株式会社プロテリアル
焼結磁石の製造方法
1日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
1か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
2か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
1か月前
富士紡ホールディングス株式会社
研磨パッド
今日
富士紡ホールディングス株式会社
研磨パッド
今日
富士紡ホールディングス株式会社
研磨パッド
2日前
株式会社ディスコ
加工装置
1か月前
株式会社ディスコ
加工方法
8日前
株式会社ディスコ
研削装置
1か月前
株式会社ディスコ
研削装置
26日前
株式会社ディスコ
研削装置
2か月前
株式会社ディスコ
研削装置
2か月前
株式会社ディスコ
研削装置
2か月前
株式会社ディスコ
加工装置
12日前
株式会社荏原製作所
透明液充填方法
2か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス板の製造方法
2か月前
株式会社ディスコ
加工装置
2か月前
三菱重工業株式会社
加工器具及び加工方法
27日前
ニッタ・デュポン株式会社
研磨布
1か月前
株式会社ディスコ
ウエーハの処理方法
13日前
株式会社ディスコ
研削ホイール
5日前
続きを見る