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公開番号2025035334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142318
出願日2023-09-01
発明の名称加工器具及び加工方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B24B 9/00 20060101AFI20250306BHJP(研削;研磨)
要約【課題】研磨面を均一な力で対象面に接触させることができる簡易な構成の加工器具及び加工方法を提供する。
【解決手段】研磨部210と、牽引部220と、を備え、研磨部210は、第2軸線L2を中心軸線とし弁座112aの形状に適合する外周面211aを有し、外周面211aは、弁座112aを研磨する研磨面を含み、牽引部220は、研磨部210の外周面211aが弁座112aと向かい合った状態で研磨部210の中心位置を所定方向に牽引するように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1軸線を中心軸線とし内径が前記第1軸線に沿った所定方向に向かって縮小した内周面を加工する加工器具であって、
研磨部と、
牽引部と、
を備え、
前記研磨部は、第2軸線を中心軸線とし前記内周面の形状に適合する外周面を有し、
前記外周面は、前記内周面を研磨する研磨面を含み、
前記牽引部は、前記研磨部の前記外周面が前記内周面と向かい合った状態で前記研磨部の中心位置を前記所定方向に牽引するように構成されている
加工器具。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記研磨部は、
前記外周面を含む研磨部本体、及び
前記研磨部本体に設けられるとともに前記牽引部が接続される接続具
を有し、
前記接続具は、前記研磨部本体を前記牽引部に対して前記第2軸線の回りに回転自在に接続している
請求項1に記載の加工器具。
【請求項3】
前記牽引部は、
前記接続具と接続されるとともに牽引する力を前記研磨部本体に伝達する索状体、及び
前記索状体に前記研磨部本体を牽引する力を付与する牽引機構
を有している
請求項2に記載の加工器具。
【請求項4】
前記牽引機構は、
前記研磨部本体を前記所定方向に牽引する力を前記索状体に付与する第1荷重手段、及び
前記第1荷重手段よって前記索状体に発生した張力を緩める力を前記索状体に付与する第2荷重手段
を有している
請求項3に記載の加工器具。
【請求項5】
前記索状体は、第1端及び第2端を有し、
前記索状体の前記第1端は、前記牽引機構と接続され、
前記索状体の前記第2端は、前記研磨部の前記接続具と接続され、
前記牽引部は、前記索状体の前記第1端と前記第2端との間の部分に掛けられた少なくとも1つの掛け具を有し、
前記索状体は、前記掛け具によって曲げられている
請求項3又は4に記載の加工器具。
【請求項6】
前記掛け具は、移動可能とされている
請求項5に記載の加工器具。
【請求項7】
請求項1に記載の加工器具を用いた加工方法であって、
牽引工程と、
回転工程と、
を含み、
前記牽引工程では、前記牽引部で前記研磨部を前記所定方向に牽引して、
前記回転工程では、前記研磨部を前記第2軸線の回りに回転させる
加工方法。
【請求項8】
前記回転工程では、前記研磨部を前記牽引部で牽引されている側の反対側から回転させる
請求項7に記載の加工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加工器具及び加工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば流体を遮断する弁においては、弁体と弁座との間の密着性が重要となる。そのため、密着性を向上させるために加工器具を用いて弁座にラッピング(摺り合わせ)を施すことがある(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-242518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された工法とは異なるが、従来の工法では研磨工具の芯合わせを行うために芯合わせをサポートする治具を設置することがあった。このため、研磨工具の研磨面のメンテナンス作業(例えばサンドペーパーの交換)の度に治具を、一旦取り外して再度設置する工程が必要となり、メンテナンス作業に時間を要していた。
また、この従来の工法では研磨工具を弁座に向かって人力などで押し付けているため、研磨工具のズレや倒れが発生しやすかった。仮に研磨工具のズレや倒れが発生すると、研磨工具の研磨面を均一な力で弁座に押し付けることが難しくなったり、研磨面が不均一になったりすることでラッピングの仕上がりに不具合が生じるおそれがある。
【0005】
また、特許文献1に記載された工法では大がかりな装置を用いているため、装置の設置に複雑な工程を要する可能性がある。
【0006】
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであって、研磨面を均一な力で対象面に接触させることができる簡易な構成の加工器具及び加工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本開示の加工器具及び加工方法は、以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る加工器具は、第1軸線を中心軸線とし内径が前記第1軸線に沿った所定方向に向かって縮小した内周面を加工する加工器具であって、研磨部と、牽引部と、を備え、前記研磨部は、第2軸線を中心軸線とし前記内周面の形状に適合する外周面を有し、前記外周面は、前記内周面を研磨する研磨面を含み、前記牽引部は、前記研磨部の前記外周面が前記内周面と向かい合った状態で前記研磨部の中心位置を前記所定方向に牽引するように構成されている。
【0008】
また、本開示の一態様に係る加工方法は、上記の加工器具を用いた加工方法であって、牽引工程と、回転工程と、を含み、前記牽引工程では、前記牽引部で前記研磨部を前記所定方向に牽引して、前記回転工程では、前記研磨部を前記第2軸線の回りに回転させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、研磨面を均一な力で対象面に接触させることができる簡易な構成の加工器具及び加工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係る加工器具の加工対象となる蒸気弁の一部切り欠き斜視断面図である。
本開示の一実施形態に係る加工器具の加工対象となる蒸気弁の縦断面図である。
本開示の一実施形態に係る加工器具が設置された蒸気弁の縦断面図である(ワイヤーなし)。
本開示の一実施形態に係る加工器具が設置された蒸気弁の縦断面図である(ワイヤーあり)。
本開示の一実施形態に係る加工器具の側面図である。
本開示の一実施形態に係る加工器具の牽引部の正面図である。
本開示の一実施形態に係る加工器具の牽引部の正面図である。
本開示の一実施形態に係る加工器具の牽引部の正面図である。
本開示の一実施形態に係る加工器具の牽引部の正面図である。
本開示の一実施形態に係る加工器具の牽引部の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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