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公開番号2025037676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144755
出願日2023-09-06
発明の名称電流測定装置
出願人横河電機株式会社,横河計測株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 1/22 20060101AFI20250311BHJP(測定;試験)
要約【課題】トラッキング電流を容易に分離する。
【解決手段】本開示に係る電流測定装置10は、トラッキング電流を測定する。電流測定装置10は、測定対象の配線100の周囲を囲うように配置可能な磁性コア11と、磁性コア11に巻かれている第1コイルL1及び第2コイルL2と、を備える。第2コイルL2の巻き数は、第1コイルL1の巻き数より少ない。第2コイルL2は、配線100に流れるトラッキング電流を検出可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トラッキング電流を測定する電流測定装置であって、
測定対象の配線の周囲を囲うように配置可能な磁性コアと、
前記磁性コアに巻かれている第1コイル及び第2コイルと、
を備え、
前記第2コイルの巻き数は、前記第1コイルの巻き数より少なく、
前記第2コイルは、前記配線に流れるトラッキング電流を検出可能である、電流測定装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電流測定装置において、
前記第1コイルは、前記配線に流れる商用電源周波数の電流を検出可能である、電流測定装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電流測定装置において、
前記第1コイルが検出する前記商用電源周波数の電流を測定する第1電流測定回路と、
前記第2コイルが検出する前記トラッキング電流を測定する第2電流測定回路と、
をさらに備える、電流測定装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電流測定装置において、
制御部と、表示部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記第1電流測定回路が測定した前記商用電源周波数の電流と、前記第2電流測定回路が測定した前記トラッキング電流とを前記表示部に表示させる、電流測定装置。
【請求項5】
請求項1に記載の電流測定装置において、
前記第2コイルの出力電流を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路の出力電流のうちの商用電源周波数の電流を出力するローパスフィルタと、
をさらに備え、
前記ローパスフィルタの出力電流は、前記第1コイルにフィードバックされる、電流測定装置。
【請求項6】
請求項5に記載の電流測定装置において、
前記ローパスフィルタの出力電流を測定する第1電流測定回路と、
前記第2コイルが検出する前記トラッキング電流を測定する第2電流測定回路と、
をさらに備える、電流測定装置。
【請求項7】
請求項6に記載の電流測定装置において、
制御部と、表示部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記第1電流測定回路が測定した前記ローパスフィルタの出力電流と、前記第2電流測定回路が測定した前記トラッキング電流とを前記表示部に表示させる、電流測定装置。
【請求項8】
請求項5に記載の電流測定装置において、
前記第2コイルは、前記トラッキング電流と共に前記商用電源周波数の電流も検出可能である、電流測定装置。
【請求項9】
請求項1に記載の電流測定装置において、
前記第2コイルの巻き数は、前記第1コイルの巻き数の100分の1以下である、電流測定装置。
【請求項10】
請求項1に記載の電流測定装置において、
前記磁性コアは、リング状の形状である、電流測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電流測定装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
コンセントに差し込まれているプラグの電極間に埃などがたまると、埃などを介して電極間に電流が流れるようになることがある。一般的に、このようなプラグの電極間の埃などを介して流れる電流をトラッキング電流と称する。
【0003】
トラッキング電流が流れる状態が続くと、電極間がショートして発火する場合がある。このように、トラッキング電流は火災の要因となることがあるため、トラッキング電流を検出することは重要である。
【0004】
例えば特許文献1は、測定した負荷電流に演算処理をし、演算結果を所定の条件と比較することによってトラッキング電流が流れているか否かを判定するトラッキング電流検出装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-8139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図7に、トラッキング電流が流れている様子の一例を示す。図7に示す例においては、分電盤301からコンセント302に電力が供給され、コンセント302から負荷303に電力が供給されている。負荷303は、電気機器などである。
【0007】
図7に示す例においては、負荷303には、負荷電流Iが流れている。また、コンセント302には、トラッキング電流Itが流れている。
【0008】
この場合、分電盤301からコンセント302には、負荷電流とトラッキング電流の和であるI+Itの電流が流れる。
【0009】
トラッキング電流を検出するため、例えば、分電盤301からコンセント302に流れる電流を電流センサ304で測定することが考えられる。この場合、電流センサ304は、負荷電流とトラッキング電流の和であるI+Itの電流を検出する。
【0010】
通常、負荷電流の方がトラッキング電流より遙かに大きい。例えば、負荷電流Iが10Aであり、トラッキング電流Itが100mAである場合、電流センサ304が検出する電流は、10.1Aである。この電流は、トラッキング電流が流れていないときの負荷電流10Aとほとんど差がない。そのため、電流センサ304の測定結果からトラッキング電流の分の電流を分離することは困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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