TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025058433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168355
出願日2023-09-28
発明の名称故障診断システム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 11/16 20060101AFI20250402BHJP(計算;計数)
要約【課題】プロセッサの故障の診断精度を向上すること。
【解決手段】故障診断システム1Aにおいて、第二プロセッサ42は、第一プロセッサ41に対する故障診断である第一診断を行い、第一プロセッサ41は、第二プロセッサ42に対する故障診断である第二診断を行う。例えば、第一プロセッサ41及び第二プロセッサ42は、センサ20によって検出された値であるセンサ検出値を、第一部分の演算式である第一演算式と第二部分の演算式である第二演算式とを有する所定の演算式に従って変換し、第一プロセッサ41は、センサ検出値と第一演算式とを用いて所定の演算式における演算途中結果を算出し、第二プロセッサ42は、演算途中結果と第二演算式とを用いて、所定の演算式における演算最終結果を算出し、第二プロセッサ42は、第一演算式と同一の演算式を用いて第一診断を行い、第一プロセッサ41は、第二演算式と同一の演算式を用いて第二診断を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一プロセッサと、第二プロセッサとを具備し、
前記第二プロセッサが、前記第一プロセッサに対する故障診断である第一診断を行い、
前記第一プロセッサが、前記第二プロセッサに対する故障診断である第二診断を行う、
故障診断システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第一プロセッサ及び前記第二プロセッサは、センサによって検出された値であるセンサ検出値を所定の演算式に従って変換し、
前記所定の演算式は、第一部分の演算式である第一演算式と、第二部分の演算式である第二演算式とを有し、
前記第一プロセッサは、前記センサ検出値と前記第一演算式とを用いて前記所定の演算式における演算途中結果を算出し、
前記第二プロセッサは、前記演算途中結果と前記第二演算式とを用いて、前記所定の演算式における演算最終結果を算出する、
請求項1に記載の故障診断システム。
【請求項3】
前記第二プロセッサは、前記第一演算式と同一の演算式を用いて前記第一診断を行い、
前記第一プロセッサは、前記第二演算式と同一の演算式を用いて前記第二診断を行う、
請求項2に記載の故障診断システム。
【請求項4】
前記第二プロセッサは、前記第一演算式と構造が異なる等価な演算式を用いて前記第一診断を行い、
前記第一プロセッサは、前記第二演算式と構造が異なる等価な演算式を用いて前記第二診断を行う、
請求項2に記載の故障診断システム。
【請求項5】
前記第二プロセッサは、前記第一演算式と逆の演算式を用いて前記第一診断を行い、
前記第一プロセッサは、前記第二演算式と逆の演算式を用いて前記第二診断を行う、
請求項2に記載の故障診断システム。
【請求項6】
前記第二プロセッサは、さらに、前記第一診断の処理が正常に行われているか否かを診断し、
前記第一プロセッサは、さらに、前記第二診断の処理が正常に行われているか否かを診断する、
請求項3から5の何れか一項に記載の故障診断システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、故障診断システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
圧力伝送器等のフィールド機器において、単一のプロセッサがプロセッサ自身の故障を診断する技術がある。例えば、演算処理と診断処理とを有し、かつ、演算処理と診断処理とが同一の入力値に対する同一の演算式をそれぞれ有するソフトウェアによって単一のプロセッサが動作し、単一のプロセッサは、演算処理での演算結果と診断処理での演算結果とが異なるときにプロセッサ自身に故障が発生していると判定する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-309913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、そもそも故障が発生している状態での単一のプロセッサがプロセッサ自身の故障を診断するのでは誤診断が発生することがある。
【0005】
そこで、本開示では、プロセッサの故障の診断精度を向上できる技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の故障診断システムは、第一プロセッサと第二プロセッサとを有し、前記第二プロセッサが、前記第一プロセッサに対する故障診断である第一診断を行い、前記第一プロセッサが、前記第二プロセッサに対する故障診断である第二診断を行う。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、プロセッサの故障の診断精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施例1に係るフィールド機器の構成例を示す図である。
本開示の実施例1に係る第一ソフトウェア及び第二ソフトウェアの構成例を示す図である。
本開示の実施例2に係るフィールド機器システムの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例において、同一の部位または同一の処理には同一の符号を付すことにより重複する説明を省略することがある。
【0010】
[実施例1]
<フィールド機器の構成>
図1は、本開示の実施例1に係るフィールド機器の構成例を示す図である。図1において、フィールド機器10は、センサ20と、故障診断システム1Aとを有する。故障診断システム1Aは、第一プロセッサ41と、第二プロセッサ42と、第三プロセッサ43とを有する。第一プロセッサ41は、第一記憶部30Aを有する。第一記憶部30Aは、第一ソフトウェア31を記憶する。第二プロセッサ42は、第二記憶部30Bを有する。第二記憶部30Bは、第二ソフトウェア32を記憶する。第一プロセッサ41と第二プロセッサ42とは、プロセッサ間通信を用いて、相互に通信可能である。センサ20によって検出された値(以下では「センサ検出値」と呼ぶことがある)を示すデータ(以下では「センサデータ」と呼ぶことがある)がセンサ20から第一プロセッサ41に入力される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

横河電機株式会社
電磁流量計
今日
横河電機株式会社
電磁流量計
今日
横河電機株式会社
試料容器保持装置
今日
横河電機株式会社
試料容器保持装置
今日
横河電機株式会社
温度測定装置および温度測定方法
4日前
横河電機株式会社
情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラム
4日前
横河電機株式会社
通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラム、及び通信制御システム
13日前
個人
非正規コート
29日前
個人
在宅介護システム
11日前
個人
人物再現システム
26日前
個人
RFタグ読取装置
11日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
19日前
個人
電話管理システム及び管理方法
20日前
有限会社ノア
データ読取装置
27日前
株式会社ザメディア
出席管理システム
1か月前
個人
広告提供システムおよびその方法
29日前
個人
日誌作成支援システム
26日前
株式会社CROSLAN
支援装置
11日前
個人
ポイント還元付き配送システム
27日前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
1か月前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社タクテック
商品取出集品システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
1か月前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
11日前
ひびきの電子株式会社
認証システム
13日前
オベック実業株式会社
接続構造
26日前
株式会社ユピテル
電子機器及びプログラム等
1日前
オムロン株式会社
回転装置及びマウス
15日前
ゼネラル株式会社
RFIDタグ付き物品
1か月前
株式会社村田製作所
動き検知装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理システム
1か月前
個人
アルバム作成システム及びアルバム作成方法
13日前
株式会社国際電気
支援システム
1か月前
株式会社ドクター中松創研
生成AIの適切使用法
26日前
個人
コンテンツ配信システム
1か月前
株式会社実身美
ワーキングシェアリングシステム
27日前
続きを見る