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公開番号
2025037473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144416
出願日
2023-09-06
発明の名称
電動車両の制御装置
出願人
株式会社ミツバ
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H02P
6/06 20060101AFI20250311BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】過電流による電動モータの焼損を抑制しつつ、極低速走行時における電動モータの停止等の発生を抑制することができる電動車両の制御装置を提供する。
【解決手段】電動モータ20で車輪11を駆動する電動車両10の制御装置50であって、アクセル操作が行われている状態では、アクセル開度に応じた第1目標電流を設定し、第1目標電流に基づいて電動モータ20の動作を制御し、アクセル操作が行われていないアイドル状態では、電動モータ20の回転数が予め設置された目標回転数となるように第2目標電流を設定し、第2目標電流に基づいて電動モータ20の動作を制御するモータ制御部500を備え、モータ制御部500は、第2目標電流のリミット値を、負荷による電動モータ20の回転数の変動に応じて変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電動モータで車輪を駆動する電動車両の制御装置であって、
アクセル操作が行われている状態では、アクセル開度に応じた第1目標電流を設定し、前記第1目標電流に基づいて前記電動モータの動作を制御し、
アクセル操作が行われていないアイドル状態では、前記電動モータの回転数が予め設置された目標回転数となるように第2目標電流を設定し、前記第2目標電流に基づいて前記電動モータの動作を制御するモータ制御部を備え、
前記モータ制御部は、前記第2目標電流のリミット値を、負荷による前記電動モータの回転数の変動に応じて変更する、
電動車両の制御装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記モータ制御部は、
前記電動モータの回転数の領域を規定する第1閾値を有し、
前記電動モータの回転数が前記第1閾値よりも低い第1回転領域における前記第2目標電流のリミット値を、前記第1閾値以上である第2回転領域における前記第2目標電流のリミット値よりも高い値に変更する、
請求項1に記載の電動車両の制御装置。
【請求項3】
前記モータ制御部は、
前記第1回転領域における前記第2目標電流のリミット値を、前記電動モータの回転数が低いほど高い値に変更する、
請求項2に記載の電動車両の制御装置。
【請求項4】
前記モータ制御部は、
前記第1回転領域における前記第2目標電流のリミット値を、前記電動モータの回転数が低いほど線形的に高い値に変更する、
請求項2に記載の電動車両の制御装置。
【請求項5】
前記モータ制御部は、
前記第1回転領域における前記第2目標電流のリミット値を、前記電動モータの回転数が低いほど非線形的に高い値に変更する、
請求項2に記載の電動車両の制御装置。
【請求項6】
前記モータ制御部は、
前記第1回転領域における前記第2目標電流のリミット値を、前記電動モータの回転数が低いほど階段状に高い値に変更する、
請求項2に記載の電動車両の制御装置。
【請求項7】
前記電動車両が、前記電動モータの動力を前記車輪に伝達するためのクラッチを備える、
請求項1に記載の電動車両の制御装置。
【請求項8】
前記電動車両は、トライアル競技用の自動二輪車である、
請求項7に記載の電動車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動モータで車輪を駆動する電動車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電動モータで車輪を駆動する様々なタイプの電動車両が実用化されている。電動車両としては、自家用の電動車両はもちろん、例えば、各種競技用の電動車両も実用化されている。特許文献1には、電動モータと、電動モータと後輪との間に介在するクラッチと、を備えるトライアル競技用の自動二輪車が記載されている。なお、トライアル競技とは、高低差や傾斜が複雑に設定されたコースをいかに二輪自動車に乗ったままで走り抜けることができるかを競う競技である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-189539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動車両においては、電動モータに供給される電流のリミット値が設定されていることがある。これにより、過電流による電動モータの焼損を抑制できる。一方で、電動モータにかかる負荷が大きいにも関わらず、上記リミット値以上の電流を電動モータに供給することができず、電動モータの回転数が目標回転数に対して大きく乖離したり、電動モータが停止してしまう虞がある。
【0005】
例えば、トライアル競技では、アクセル操作を行わない、いわゆるアイドル状態で、クラッチ操作(いわゆる、半クラッチ)のみを行うことで、自動二輪車を極低速で走行させることがある。このような状況では、特に、電動車両において電動モータの停止等が起こり易い。
【0006】
一方、エンジン車の場合、上記のような極低速での走行時にエンジンの回転数が低下すると、エンジンの回転数を維持するように粘るような挙動を示す。このため、上記の粘るような挙動を示す間に、クラッチを切る、アクセル操作を行う等、乗員はエンジンストールを防ぐための対応を取ることが可能となる。
【0007】
また、このような電動車両とエンジン車との挙動の違いは、エンジン車に慣れ親しんだ乗員(ライダー)にとって違和感となり易い。このため、電動車両の挙動は、エンジン車と同様の挙動であることが好まれ易い。
【0008】
なお、上記のような課題は、トライアル競技用の自動二輪車に限られず、勿論、他の用途の電動車両においても存在し得る。
【0009】
本開示の一つの目的は、過電流による電動モータの焼損を抑制しつつ、極低速走行時における電動モータの停止等の発生を抑制することができる電動車両の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の電動車両の制御装置は、電動モータで車輪を駆動する電動車両の制御装置であって、アクセル操作が行われている状態では、アクセル開度に応じた第1目標電流を設定し、前記第1目標電流に基づいて前記電動モータの動作を制御し、アクセル操作が行われていないアイドル状態では、前記電動モータの回転数が予め設置された目標回転数となるように第2目標電流を設定し、前記第2目標電流に基づいて前記電動モータの動作を制御するモータ制御部を備え、前記モータ制御部は、前記第2目標電流のリミット値を、負荷による前記電動モータの回転数の変動に応じて変更する、ように構成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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