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公開番号2025037426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144356
出願日2023-09-06
発明の名称殺菌剤組成物および殺菌方法
出願人東西化学産業株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類A01N 43/80 20060101AFI20250311BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】機器が腐食するおそれを増すことなく殺菌効果の持続性を高める。
【解決手段】臭化物、テトラクロロデカオキサイド、および有機殺菌剤、を含み、有機殺菌剤が、イソチアゾリン系殺菌剤、ピリチオン系殺菌剤、カチオン系殺菌剤、芳香族カルボン酸系殺菌剤、アルデヒド系殺菌剤、および式(1)で表される化合物、ならびにこれらの組合せ、からなる群から選択される。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025037426000012.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">15</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">169</com:WidthMeasure> </com:Image> 式(1)中、R1は、ニトリル基またはヒドロキシメチル基であり、R2は、アミド基またはニトロ基である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
臭化物、テトラクロロデカオキサイド、および有機殺菌剤、を含み、
前記有機殺菌剤が、イソチアゾリン系殺菌剤、ピリチオン系殺菌剤、カチオン系殺菌剤、芳香族カルボン酸系殺菌剤、アルデヒド系殺菌剤、および式(1)で表される化合物、ならびにこれらの組合せ、からなる群から選択される殺菌剤組成物。
TIFF
2025037426000010.tif
15
169
式(1)中、R

は、ニトリル基またはヒドロキシメチル基であり、R

は、アミド基またはニトロ基である。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記有機殺菌剤を1質量%以上20質量%以下含む請求項1に記載の殺菌剤組成物。
【請求項3】
臭化物と、
テトラクロロデカオキサイドと、
有機殺菌剤と、
次亜塩素酸、次亜塩素酸塩、またはこれらの混合物と、を、被処理水に添加することを含み、
前記有機殺菌剤が、イソチアゾリン系殺菌剤、ピリチオン系殺菌剤、カチオン系殺菌剤、芳香族カルボン酸系殺菌剤、アルデヒド系殺菌剤、および式(1)で表される化合物、ならびにこれらの組合せ、からなる群から選択される殺菌方法。
TIFF
2025037426000011.tif
15
169
式(1)中、R

は、ニトリル基またはヒドロキシメチル基であり、R

は、アミド基またはニトロ基である。
【請求項4】
前記被処理水中の前記有機殺菌剤の濃度を10mg/L以上1000mg/L以下にする請求項3に記載の殺菌方法。
【請求項5】
前記被処理水中の遊離ハロゲン濃度を0.1mg/L以上2mg/L以下にする請求項3に記載の殺菌方法。
【請求項6】
前記有機殺菌剤を複数回に分けて前記被処理水に添加する請求項3に記載の殺菌方法。
【請求項7】
臭化物、テトラクロロデカオキサイド、および前記有機殺菌剤を混合して殺菌剤組成物を調製する工程と、
次亜塩素酸、次亜塩素酸塩、またはこれらの混合物と、前記殺菌剤組成物と、を、前記被処理水に添加する工程と、を含む請求項3に記載の殺菌方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、殺菌剤組成物および殺菌方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、次亜臭素酸を活性種として利用する殺菌方法が、種々の被処理水の殺菌に利用されている。この種の技術によれば、次亜塩素酸を直接に活性種として用いる場合に比べて、特に高pH域において高い殺菌作用が得られやすい点で有利である。
【0003】
たとえば特開昭60-129182号公報(特許文献1)には、次亜塩素酸化合物と臭化物とをあらかじめ混合した後に被処理水に加える殺菌方法が開示されている。特許文献1の技術によれば、活性種として作用する次亜臭素酸が、次亜塩素酸化合物と臭化物イオンとの反応により系中で発生する。
【0004】
また、特許第3685800号(特許文献2)には、次亜塩素酸化合物、臭化物、およびテトラクロロデカオキサイドを被処理水に加える殺菌方法が開示されている。特許文献1の技術では、次亜塩素酸化合物と臭化物イオンとの反応速度が遅く、殺菌作用が生じるまでに一定の時間を要するという課題が存在するところ、特許文献2の技術では、次亜塩素酸化合物と臭化物イオンとの反応をテトラクロロデカオキサイドによって加速して、当該課題を解決している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭60-129182号公報
特許第3685800号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1および2の技術は、殺菌作用の持続性の面で改善の余地があった。すなわち、特許文献1および2の技術では、次亜臭素酸の殺菌作用によってバイオフィルムの生成を抑制できるものの、生成した次亜臭素酸が系中に残留しにくいため、バイオフィルム除去の過程で水中に放散された一般細菌や、被処理水系の外から混入する一般細菌などに対しては、持続的に殺菌作用を発揮できない場合があった。
【0007】
特許文献1および2の技術に沿ってこの課題を解決する方法として、被処理水に添加する次亜塩素酸化合物および臭化物の濃度を高くする、という方法がある。しかしこの方法を採用すると、次亜塩素酸化合物の濃度が高くなることにより、被処理水が流通する機器が腐食しやすいという課題があった。
【0008】
そこで、機器が腐食するおそれを増すことなく殺菌効果の持続性を高めることができる殺菌剤組成物および殺菌方法の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る殺菌剤組成物は、臭化物、テトラクロロデカオキサイド、および有機殺菌剤、を含み、前記有機殺菌剤が、イソチアゾリン系殺菌剤、ピリチオン系殺菌剤、カチオン系殺菌剤、芳香族カルボン酸系殺菌剤、アルデヒド系殺菌剤、および式(1)で表される化合物、ならびにこれらの組合せ、からなる群から選択されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る殺菌方法は、臭化物と、テトラクロロデカオキサイドと、有機殺菌剤と、次亜塩素酸、次亜塩素酸塩、またはこれらの混合物と、を、被処理水に添加することを含み、前記有機殺菌剤が、イソチアゾリン系殺菌剤、ピリチオン系殺菌剤、カチオン系殺菌剤、芳香族カルボン酸系殺菌剤、アルデヒド系殺菌剤、および式(1)で表される化合物、ならびにこれらの組合せ、からなる群から選択されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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