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公開番号
2025037353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144233
出願日
2023-09-06
発明の名称
レーザ加工機
出願人
株式会社アマダ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B23K
26/082 20140101AFI20250311BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ガルバノミラーの発熱を抑えることができ、ガルバノミラーを高周波数で振動させることができるレーザ加工機を提供する。
【解決手段】第1のガルバノミラー32aは、レーザビームが入射する第1の入射平面に反射コーティングが施されており、第1の入射平面に入射したレーザビームを反射させる。第2のガルバノミラー32bは、レーザビームが入射する第2の入射平面に反射コーティングが施されており、第2の入射平面に入射したレーザビームを反射させる。第1のガルバノミラー32a及び第2のガルバノミラー32bは、第1及び第2の入射平面に入射したレーザビームのうち、反射コーティングで反射せず、反射コーティングを透過して内部へと侵入したレーザビームを透過させる硝材で形成されている。第1のダンパ41及び第2のダンパ42は、第1のガルバノミラー32a及び第2のガルバノミラー32bを透過したレーザビームを吸収する。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
発散光のレーザビームをコリメート光に変換するコリメーションレンズと、
前記コリメーションレンズより射出されたレーザビームが入射され、加工対象の被加工材に照射されるレーザビームを振動させるガルバノスキャナユニットと、
前記ガルバノスキャナユニットより射出されたレーザビームを集束させて、前記被加工材に照射する集束レンズを有する加工ヘッドと、
を備え、
前記ガルバノスキャナユニットは、
レーザビームが入射する第1の入射平面に反射コーティングが施されており、前記第1の入射平面に入射したレーザビームを反射させる第1のガルバノミラーと、
前記第1のガルバノミラーを回転させるよう駆動する第1のガルバノモータと、
レーザビームが入射する第2の入射平面に反射コーティングが施されており、前記第2の入射平面に入射したレーザビームを反射させる第2のガルバノミラーと、
前記第2のガルバノミラーを回転させるよう駆動する第2のガルバノモータと、
を有し、
前記第1及び第2のガルバノミラーは、それぞれ、前記第1及び第2の入射平面に入射したレーザビームのうち、前記反射コーティングで反射せず、前記反射コーティングを透過して内部へと侵入したレーザビームを透過させる硝材で形成され、
前記第1及び第2のガルバノミラーを透過したレーザビームを吸収する第1及び第2のダンパをさらに備える
レーザ加工機。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記ガルバノスキャナユニットを収納する筐体には、
前記コリメーションレンズより射出して前記第1の入射平面に入射し、前記第1の入射平面で反射して前記第2の入射平面に入射し、前記第2の入射平面で反射するレーザビームを進行させるレーザビーム進行路と、
前記レーザビーム進行路と連結し、前記第1及び第2のガルバノミラーを透過したレーザビームを前記筐体の外部へと向けて進行させる第1及び第2の透過光進行路と、
が形成され、
前記第1及び第2のダンパは、それぞれ、前記第1及び第2の透過光進行路の終端を塞ぐように、前記筐体の外面に取り付けられている
請求項1に記載のレーザ加工機。
【請求項3】
前記第1及び第2のダンパそれぞれと別体または一体の第1及び第2のヒートシンクをさらに備える請求項2に記載のレーザ加工機。
【請求項4】
前記ガルバノスキャナユニットを収納する筐体には、前記コリメーションレンズより射出して前記第1の入射平面に入射し、前記第1の入射平面で反射して前記第2の入射平面に入射し、前記第2の入射平面で反射するレーザビームを進行させるレーザビーム進行路が形成され、
前記レーザビーム進行路は、前記第1及び第2のガルバノミラーをそれぞれ透過したレーザビームの進行を妨げる第1及び第2の終端面を有し、
少なくとも前記第1及び第2の終端面に黒色めっきが施されていることにより、前記第1及び第2の終端面が前記第1及び第2のダンパとして機能する
請求項1に記載のレーザ加工機。
【請求項5】
前記筐体には、前記第1及び第2の終端面の近傍に、前記第1及び第2の終端面を冷却する水路が通されている請求項4に記載のレーザ加工機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ加工機に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1~3には、加工ヘッドから射出されるレーザビームをガルバノスキャナユニットのガルバノミラーによって振動させて、被加工材を加工するレーザ加工機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5388948号公報
特許第6272587号公報
特許第6748150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レーザビームを高周波数で振動させるためには、ガルバノミラーを、その剛性を高めることができるケイ素(Si)または炭化ケイ素(SiC)を材料として形成するのが一般的である。ガルバノミラーの表面には反射コーティングが施されており、入射するレーザビームを反射する。近年、レーザ発振器が射出するレーザビームは高出力化している。反射コーティングによるレーザビームの反射率が例えば99.9%であったとしても、ケイ素または炭化ケイ素の光吸収率はほぼ100%であるので、反射コーティングで反射されずに透過する高出力のレーザビームによってガルバノミラーが発熱する。ガルバノミラーを大型化すれば、ガルバノミラーの発熱を抑えることができる。
【0005】
一方で、ガルバノミラーの振動周波数を1kHz以上の高周波数とすることが要求されることがある。ガルバノミラーを大型化するとイナーシャが大きくなるから、要求される高周波数でガルバノミラーを振動させることが困難となる。そこで、ガルバノミラーの発熱を抑えることができ、ガルバノミラーを高周波数で振動させることができるレーザ加工機の登場が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1またはそれ以上の実施形態の一態様は、発散光のレーザビームをコリメート光に変換するコリメーションレンズと、前記コリメーションレンズより射出されたレーザビームが入射され、加工対象の被加工材に照射されるレーザビームを振動させるガルバノスキャナユニットと、前記ガルバノスキャナユニットより射出されたレーザビームを集束させて、前記被加工材に照射する集束レンズを有する加工ヘッドとを備え、前記ガルバノスキャナユニットは、レーザビームが入射する第1の入射平面に反射コーティングが施されており、前記第1の入射平面に入射したレーザビームを反射させる第1のガルバノミラーと、前記第1のガルバノミラーを回転させるよう駆動する第1のガルバノモータと、レーザビームが入射する第2の入射平面に反射コーティングが施されており、前記第2の入射平面に入射したレーザビームを反射させる第2のガルバノミラーと、前記第2のガルバノミラーを回転させるよう駆動する第2のガルバノモータとを有し、前記第1及び第2のガルバノミラーは、それぞれ、前記第1及び第2の入射平面に入射したレーザビームのうち、前記反射コーティングで反射せず、前記反射コーティングを透過して内部へと侵入したレーザビームを透過させる硝材で形成され、前記第1及び第2のガルバノミラーを透過したレーザビームを吸収する第1及び第2のダンパをさらに備えるレーザ加工機を提供する。
【発明の効果】
【0007】
1またはそれ以上の実施形態に係るレーザ加工機によれば、ガルバノミラーの発熱を抑えることができ、ガルバノミラーを高周波数で振動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、1またはそれ以上の実施形態に係るレーザ加工機を示す図である。
図2は、1またはそれ以上の実施形態に係るレーザ加工機が備えるガルバノスキャナユニットを示す斜視図である。
図3は、第1の構成例のガルバノミラーを背面から見た斜視図である。
図4は、第1の構成例のガルバノミラーの正面図である。
図5は、第1の構成例のガルバノミラーの背面図である。
図6Aは、直方体のサファイアガラス板から第1の構成例のガルバノミラーを形成するための4つの角部の面取りを示す平面図である。
図6Bは、直方体のサファイアガラス板から第1の構成例のガルバノミラーを形成するための部分的な厚みの面取りを示す側面図である。
図7は、第1の構成例のガルバノミラーのガルバノモータの軸への取り付け構造を示す斜視図である。
図8は、第2の構成例のガルバノミラーを背面から見た斜視図である。
図9は、第2の構成例のガルバノミラーの正面図である。
図10は、第2の構成例のガルバノミラーの背面図である。
図11は、直方体の合成石英板から第2の構成例のガルバノミラーを形成するための部分的な厚みの面取りを示す側面図である。
図12は、第2の構成例の変形例のガルバノミラーを背面から見た斜視図である。
図13は、第2の構成例の変形例のガルバノミラーの変形例の正面図である。
図14は、第2の構成例の変形例のガルバノミラーの変形例の背面図である。
図15は、第1実施形態に係るレーザ加工機が備えるコリメータユニットの詳細な構成例を示す断面図である。
図16は、第2実施形態に係るレーザ加工機が備えるコリメータユニットの詳細な構成例を示す断面図である。
図17は、第2実施形態に係るレーザ加工機が備えるコリメータユニットの詳細な構成例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、1またはそれ以上の実施形態に係るレーザ加工機について、添付図面を参照して説明する。まず、1またはそれ以上の実施形態に係るレーザ加工機の全体的な構成例を説明する。図1において、レーザ加工機100は、レーザ発振器10、プロセスファイバ12、レーザ加工ユニット20、NC装置50、アシストガス供給装置80を備える。
【0010】
レーザ発振器10はレーザビームを生成して射出し、プロセスファイバ12はレーザ発振器10より射出されたレーザビームをレーザ加工ユニット20へと伝送する。典型的には、レーザ発振器10は、波長1060nm~1080nmのレーザビームを射出するファイバレーザ発振器である。レーザ発振器10はファイバレーザ発振器に限定されない。NC装置50は、レーザ加工機100の各部を制御する制御装置の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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