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公開番号2025036108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2024098684
出願日2024-06-19
発明の名称組成物、光学異方性層の製造方法、積層体、偏光板、画像表示装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 5/30 20060101AFI20250306BHJP(光学)
要約【課題】液晶化合物の配向ムラが抑制された光学異方性層を形成できる、組成物、光学異方性層の製造方法、積層体、偏光板及び画像表示装置の提供。
【解決手段】液晶化合物と、キラル剤と、式(1)~式(3)のいずれかで表される化合物とを含む、組成物。
M+R1-SO2-N--SO2-R2(1)
M+は、リチウムカチオン、ナトリウムカチオン又はカリウムカチオンを表す。R1及びR2は、それぞれ独立に、フッ素原子又はフッ素原子が置換したアルキル基を表す。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
液晶化合物と、キラル剤と、式(1)~式(3)のいずれかで表される化合物とを含む、組成物。




-SO

-N

-SO

-R

(1)
式(1)中、


は、リチウムカチオン、ナトリウムカチオン又はカリウムカチオンを表す。


及びR

は、それぞれ独立に、フッ素原子又はフッ素原子が置換したアルキル基を表す。
JPEG
2025036108000028.jpg
48
131
式(2)中、


は、リチウムカチオン、ナトリウムカチオン又はカリウムカチオンを表す。


は、単結合、又は、フッ素原子が置換していてもよい炭素数1~8のアルキレン基を表す。
式(3)中、


は、リチウムカチオン、ナトリウムカチオン又はカリウムカチオンを表す。


は、それぞれ独立に、単結合、又は、フッ素原子が置換していてもよい炭素数1~8のアルキレン基を表す。


及びR

は、それぞれ独立に、フッ素原子、フッ素原子が置換したアルキル基、又は、*-O(O)C-R

を表す。*は、結合位置を表す。R

は、水素原子、又は、フッ素原子が置換していてもよい炭素数1~8のアルキル基を表す。R

及びR

が*-O(O)C-R

を表す場合、R

同士が互いに結合して環を形成していてもよい。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記液晶化合物が、サーモトロピック液晶化合物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
更に、有機溶媒を含む、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記式(1)~式(3)のいずれかで表される化合物の含有量が、前記液晶化合物に対して、0.01~1.00質量%である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】


が、リチウムカチオンである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の組成物を用いて基材上に光学異方性層を形成する工程を含む、光学異方性層の製造方法。
【請求項7】
前記基材が、支持体と、前記支持体上に配置された配向膜とを含み、
請求項1又は2に記載の組成物を用いて前記配向膜上に光学異方性層を形成する工程を含む、請求項6に記載の光学異方性層の製造方法。
【請求項8】
前記基材が、接地された金属ロールで搬送されている、請求項6に記載の光学異方性層の製造方法。
【請求項9】
基材と、前記基材上に配置され、請求項1又は2に記載の組成物を用いて形成された光学異方性層とを含む、積層体。
【請求項10】
前記基材が、支持体と、前記支持体上に配置された配向膜とを含み、
前記配向膜上に配置され、請求項1又は2に記載の組成物を用いて形成された光学異方性層とを含む、請求項9に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、光学異方性層の製造方法、積層体、偏光板及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
光学補償シート及び位相差フィルム等の光学フィルム(積層体)は、画像着色解消又は視野角拡大のために、様々な画像表示装置で用いられている。
光学フィルムとしては延伸複屈折フィルムが使用されていたが、近年、延伸複屈折フィルムに代えて、液晶化合物からなる光学異方性層を有する光学フィルムを使用することが提案されている。
【0003】
このような光学フィルムとしては、例えば、特許文献1には、特定の配向液晶硬化膜と基材とを含む積層体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-118729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、特許文献1に記載されたような、有機カチオン等を含むイオン性化合物を含む光学異方性層について検討したところ、光学異方性層における液晶化合物の配向ムラの抑制について改善の余地があることが分かった。
【0006】
そこで、本発明は、液晶化合物の配向ムラが抑制された光学異方性層を形成できる、組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、光学異方性層の製造方法、積層体、偏光板及び画像表示装置を提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、液晶化合物と、キラル剤と、後述する式(1)で表される化合物とを含む組成物を用いることにより、光学異方性層における液晶化合物の配向ムラを抑制できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
〔1〕
液晶化合物と、キラル剤と、後述する式(1)~式(3)のいずれかで表される化合物とを含む、組成物。
〔2〕
上記液晶化合物が、サーモトロピック液晶化合物である、〔1〕に記載の組成物。
〔3〕
更に、有機溶媒を含む、〔1〕又は〔2〕に記載の組成物。
〔4〕
上記式(1)~式(3)のいずれかで表される化合物の含有量が、上記液晶化合物に対して、0.01~1.00質量%である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の組成物。
〔5〕


が、リチウムカチオンである、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の組成物。
〔6〕
〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物を用いて基材上に光学異方性層を形成する工程を含む、光学異方性層の製造方法。
〔7〕
上記基材が、支持体と、上記支持体上に配置された配向膜とを含み、
〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物を用いて上記配向膜上に光学異方性層を形成する工程を含む、〔6〕に記載の光学異方性層の製造方法。
〔8〕
上記基材が、接地された金属ロールで搬送されている、〔6〕又は〔7〕に記載の光学異方性層の製造方法。
〔9〕
基材と、上記基材上に配置され、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物を用いて形成された光学異方性層とを含む、積層体。
〔10〕
上記基材が、支持体と、上記支持体上に配置された配向膜とを含み、
上記配向膜上に配置され、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物を用いて形成された光学異方性層とを含む、〔9〕に記載の積層体。
〔11〕
上記光学異方性層が、上記液晶化合物が捩れ配向した領域を含む、〔9〕又は〔10〕に記載の積層体。
〔12〕
〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物を用いて形成された光学異方性層と、偏光子とを含む、偏光板。
〔13〕
〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物を用いて形成された光学異方性層を含む、画像表示装置。
〔14〕
液晶表示装置である、〔13〕に記載の画像表示装置。
〔15〕
有機EL表示装置である、〔13〕に記載の画像表示装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、液晶化合物の配向ムラを抑制された光学異方性層を形成できる、組成物を提供することができる。
また、本発明によれば、光学異方性層の製造方法、積層体、偏光板及び画像表示装置を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、本明細書において、各成分は、各成分に該当する物質を1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上の物質を併用する場合、その成分についての含有量とは、特段の断りが無い限り、併用した物質の合計の含有量を指す。
また、本明細書において、「(メタ)アクリレート」は、「アクリレート」又は「メタクリレート」を表す表記であり、「(メタ)アクリル」は、「アクリル」又は「メタクリル」を表す表記である。
また、本明細書において、表記される2価の基(例えば、-CO-O-)の結合方向は、結合位置を明記している場合を除き、特に制限されず、例えば、X-L-Y中のLが-COO-である場合、X側に結合している位置を*1、Y側に結合している位置を*2とすると、Lは*1-O-CO-*2であってもよく、*1-CO-O-*2であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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