TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025035544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023142639
出願日2023-09-04
発明の名称制御装置、レンズ装置、撮像装置、制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/08 20210101AFI20250307BHJP(光学)
要約【課題】時間指定フォーカス駆動中にズーム位置が変化しても、ズームトラッキング制御をしつつ、指定された到達時間に近い時間で目標位置までフォーカスレンズを駆動可能な制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置(106)は、フォーカスレンズの駆動中に変倍レンズの位置が変化した場合、変倍レンズの位置と、該位置で合焦するフォーカスレンズの位置との関係を示す軌跡情報に基づいて、ピント変動を低減するためにフォーカスレンズの駆動をしつつ、目標位置、到達時間、および駆動速度の少なくとも2つの指定情報を含む駆動情報に基づいて更新された駆動速度でフォーカスレンズを駆動し、更新された駆動速度が所定の速度領域の範囲外である場合、駆動速度を所定の速度領域を規定する閾値で制限し、閾値と、フォーカスレンズの目標位置と現在位置との差分である残り駆動量とに基づいて、フォーカスレンズの前記到達時間を更新する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
変倍レンズの移動に伴うピント変動を低減するためにフォーカスレンズの駆動を制御する制御装置であって、
前記変倍レンズの位置と、該位置で合焦する前記フォーカスレンズの位置との関係を示す軌跡情報を取得する取得手段と、
前記軌跡情報と、目標位置、到達時間、および駆動速度の少なくとも2つの指定情報を含む駆動情報とに基づいて、前記フォーカスレンズを駆動する制御手段とを有し、
前記制御手段は、
前記フォーカスレンズの駆動中に前記変倍レンズの前記位置が変化した場合、前記軌跡情報に基づいて、前記ピント変動を低減するために前記フォーカスレンズの前記駆動をしつつ、前記駆動情報に基づいて更新された前記駆動速度で前記フォーカスレンズを駆動し、
更新された前記駆動速度が所定の速度領域の範囲外である場合、前記駆動速度を前記所定の速度領域を規定する閾値で制限し、前記閾値と、前記フォーカスレンズの前記目標位置と現在位置との差分である残り駆動量とに基づいて、前記フォーカスレンズの前記到達時間を更新することを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記閾値は、前記所定の速度領域の上限速度であり、
前記制御手段は、更新された前記駆動速度が前記上限速度を超えている場合、前記到達時間を、最高速度での駆動により前記フォーカスレンズが到達可能な時間に更新することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記閾値は、前記所定の速度領域の下限速度であり、
前記制御手段は、更新された前記駆動速度が前記下限速度を下回る場合、前記到達時間を、最低速度での駆動により前記フォーカスレンズが到達可能な時間に更新することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記到達時間が更新された後、再度、前記フォーカスレンズの駆動中に前記変倍レンズの前記位置が変化した場合、前記駆動情報に基づいて指定された前記到達時間と一致するように、前記フォーカスレンズの前記駆動速度および前記到達時間を再度更新することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
変倍レンズの移動に伴うピント変動を低減するためにフォーカスレンズの駆動を制御する制御装置であって、
前記変倍レンズの位置と、該位置で合焦する前記フォーカスレンズの位置との関係を示す軌跡情報を取得する取得手段と、
前記軌跡情報と、目標位置、到達時間、および駆動速度の少なくとも2つの指定情報を含む駆動情報とに基づいて、前記フォーカスレンズを駆動する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記フォーカスレンズの駆動中に前記変倍レンズの前記位置が変化した場合、前記軌跡情報に基づいて、前記ピント変動を低減するために前記フォーカスレンズの前記駆動をしつつ、前記駆動情報に基づいて更新された前記駆動速度で前記フォーカスレンズを駆動し、
前記制御手段は、前記駆動情報に基づいて更新された駆動速度が、前記フォーカスレンズを駆動するアクチュエータが駆動可能な最低速度よりも小さい場合、更新された前記駆動速度に相当する速度となるように、前記フォーカスレンズの駆動および停止を繰り返す間欠駆動を行うことを特徴とする制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記間欠駆動を、変倍レンズの移動に伴うピント変動を低減するための前記フォーカスレンズの駆動と同じ周期で行うことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記間欠駆動を、変倍レンズの移動に伴うピント変動を低減するための前記フォーカスレンズの駆動と異なる周期で行うことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項8】
フォーカスレンズの目標位置、到達時間、および駆動速度の少なくとも2つの指定情報を含む駆動情報に基づいて、前記フォーカスレンズを駆動する制御手段を有し、
前記制御手段は、前記駆動情報から求められる駆動速度が、前記フォーカスレンズを駆動するアクチュエータが駆動可能な最低速度よりも小さい場合、更新された前記駆動速度を前記最低速度で制限し、
撮像装置の情報またはレンズ装置の情報に基づいて、前記最低速度と、前記フォーカスレンズの前記目標位置と現在位置との差分である残り駆動量とに基づいて、前記フォーカスレンズの前記到達時間を更新するか、または、更新された前記駆動速度に相当する速度となるように、前記フォーカスレンズの駆動および停止を繰り返す間欠駆動を行うかを判定することを特徴とする制御装置。
【請求項9】
前記撮像装置の情報は、ユーザ設定、または撮影モードに関する情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記レンズ装置の情報は、温度、またはレンズ姿勢に関する情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、レンズ装置、撮像装置、制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
変倍レンズの移動に伴う、同一被写体に対するピント位置の変動を低減する技術として、ズームトラッキング制御が知られている。特許文献1には、ズームトラッキング制御による補正量と、動体への合焦を維持する制御による補正量とに基づいて、フォーカスレンズを駆動する制御装置が開示されている。この制御装置によれば、ズーム動作をしつつ動体を撮影した場合でも、ズーム変動によるピント変動を低減しつつ動体に対して高精度に合焦を維持することが可能である。
【0003】
ところで、フォーカスレンズの駆動量(目標位置)および駆動時間を指定してフォーカス駆動を行う、時間指定フォーカス駆動が知られている。この駆動方法により、ある被写体に対して所定の時間をかけてゆっくりピントを合わせることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-66556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された制御装置では、時間指定フォーカス駆動中にズーム動作を行う場合、ズームトラッキング制御を行いながら動的に更新したフォーカス駆動速度を、アクチュエータの制約により実現できない場合がある。
【0006】
そこで本発明は、時間指定フォーカス駆動中にズーム位置が変化しても、ズームトラッキング制御をしつつ、指定された到達時間に近い時間で目標位置までフォーカスレンズを駆動可能な制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての制御装置は、変倍レンズの移動に伴うピント変動を低減するためにフォーカスレンズの駆動を制御する制御装置であって、前記変倍レンズの位置と、該位置で合焦する前記フォーカスレンズの位置との関係を示す軌跡情報を取得する取得手段と、前記軌跡情報と、目標位置、到達時間、および駆動速度の少なくとも2つの指定情報を含む駆動情報とに基づいて、前記フォーカスレンズを駆動する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記フォーカスレンズの駆動中に前記変倍レンズの前記位置が変化した場合、前記軌跡情報に基づいて、前記ピント変動を低減するために前記フォーカスレンズの前記駆動をしつつ、前記駆動情報に基づいて更新された前記駆動速度で前記フォーカスレンズを駆動し、更新された前記駆動速度が所定の速度領域の範囲外である場合、前記駆動速度を前記所定の速度領域を規定する閾値で制限し、前記閾値と、前記フォーカスレンズの前記目標位置と現在位置との差分である残り駆動量とに基づいて、前記フォーカスレンズの前記到達時間を更新する。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、時間指定フォーカス駆動中にズーム位置が変化しても、ズームトラッキング制御をしつつ、指定された到達時間に近い時間で目標位置までフォーカスレンズを駆動可能な制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
各実施例における撮像システムの構成図である。
各実施例におけるズーム位置とフォーカス位置との関係を示す図である。
各実施例におけるフォーカスレンズの合焦位置の算出方法の説明図である。
実施例1における時間指定フォーカス駆動中にズーム操作された場合のフォーカス駆動速度および到達時間の更新の説明図である。
実施例1における制御方法を示すフローチャートである。
実施例2における時間指定フォーカス駆動中にズーム操作された場合のフォーカス駆動速度および到達時間の更新の説明図である。
実施例3における時間指定フォーカス駆動中にズーム操作された場合のフォーカス駆動方式の切り替えの説明図である。
実施例3における制御方法を示すフローチャートである。
実施例4における時間指定フォーカス駆動中に時間指定ズーム駆動命令を受信した場合の時間指定フォーカス駆動更新の予想の説明図である。
実施例4における制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
現像装置
4日前
キヤノン株式会社
現像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
発光デバイス
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
5日前
キヤノン株式会社
アンテナ装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
無線送電装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
移動型検査装置
1日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
5日前
キヤノン株式会社
測距装置および機器
5日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
吐出ヘッドの製造方法
5日前
キヤノン株式会社
記録装置及び払拭方法
5日前
キヤノン株式会社
インクジェット記録装置
5日前
キヤノン株式会社
細胞作製用カートリッジ
4日前
キヤノン株式会社
記録装置およびプログラム
5日前
キヤノン株式会社
表示光学系および表示装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像システムおよび移動体
5日前
キヤノン株式会社
駆動回路、および記録装置
1日前
キヤノン株式会社
情報提供システム及び方法
1日前
キヤノン株式会社
記録装置およびプログラム
5日前
キヤノン株式会社
プリントシステム及び方法
5日前
続きを見る