TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025035264
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142194
出願日
2023-09-01
発明の名称
非接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法
出願人
株式会社トプコン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
3/16 20060101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】眼圧測定時の静音化と測定精度とを両立可能な非接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法を提供する。
【解決手段】シリンダ34dと、シリンダ34dの内部に移動自在に設けられたピストン34fと、電流の印加によってピストン34fをシリンダ34dの内部で移動させてシリンダ34dの内部の空気を圧縮するアクチュエータ(ソレノイド34g)と、ピストン34fにより圧縮された空気を被検眼Eに吹き付けるノズル21bと、アクチュエータに電流を印加する電流印加制御部(測定制御部42)と、を備え、電流印加制御部が、第1電流値で電流をアクチュエータに印加する第1印加処理を実行して、第1印加処理の実行中に予め定められた切替条件が満たされた場合に、第1印加処理から、第1電流値よりも高い第2電流値の電流をアクチュエータに印加する第2印加処理に切り替える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダと、
前記シリンダの内部に移動自在に設けられたピストンと、
電流の印加によって前記ピストンを前記シリンダの内部で移動させて、前記ピストンにより前記シリンダの内部の空気を圧縮するアクチュエータと、
前記シリンダの内部に連通しており、前記ピストンにより圧縮された前記空気を被検眼に吹き付けるノズルと、
前記アクチュエータに前記電流を印加する電流印加制御部と、
を備え、
前記電流印加制御部が、第1電流値で前記電流を前記アクチュエータに印加する第1印加処理を実行して、前記第1印加処理の実行中に予め定められた切替条件が満たされた場合に、前記第1印加処理から、前記第1電流値よりも高い第2電流値の前記電流を前記アクチュエータに印加する第2印加処理に切り替える非接触式眼圧計。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記ノズルが、前記シリンダの内部に連通しているチャンバー室を介して、前記シリンダの内部に連通しており、
前記チャンバー室の内部の圧力を検出する圧力センサを備え、
前記電流印加制御部が、前記圧力センサが検出した前記圧力が予め定められた圧力閾値に達するか否かに基づいて、前記切替条件が満たされたか否かを判定する請求項1に記載の非接触式眼圧計。
【請求項3】
前記アクチュエータの変位量を検出する検出センサを備え、
前記電流印加制御部が、前記検出センサが検出した前記変位量が予め定められた変位量閾値に達するか否かに基づいて、前記切替条件が満たされたか否かを判定する請求項1に記載の非接触式眼圧計。
【請求項4】
前記電流印加制御部が、前記第2印加処理の実行中に、前記第2電流値を段階的に高くする請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触式眼圧計。
【請求項5】
前記ノズルが、前記シリンダの内部に連通しているチャンバー室を介して、前記シリンダの内部に連通しており、
前記チャンバー室の内部の圧力を検出する圧力センサを備え、
前記電流印加制御部が、前記第2印加処理の実行中に、前記圧力センサが検出した前記圧力の増加に応じて前記第2電流値を段階的に高くする請求項4に記載の非接触式眼圧計。
【請求項6】
前記アクチュエータの変位量を検出する検出センサを備え、
前記電流印加制御部が、前記第2印加処理の実行中に、前記検出センサが検出した前記変位量の増加に応じて前記第2電流値を段階的に高くする請求項4に記載の非接触式眼圧計。
【請求項7】
前記電流印加制御部が、前記第1印加処理を開始してから予め定められた規定時間が経過した場合に、前記第2印加処理を停止する請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触式眼圧計。
【請求項8】
前記ノズルから前記被検眼に前記空気を吹き付けている間、前記被検眼に対して光束を投影する投影光学系と、
前記ノズルから前記被検眼に前記空気を吹き付けている間、前記被検眼にて反射された前記光束の反射光を受光して圧平信号を出力する受光光学系と、
を備え、
前記電流印加制御部が、前記第2印加処理の実行中に前記受光光学系から出力される前記圧平信号のピークを検出した場合に、前記第2印加処理を停止する請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触式眼圧計。
【請求項9】
前記アクチュエータが、クランク機構を介して前記ピストンを前記シリンダの内部で移動させるロータリーアクチュエータである請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触式眼圧計。
【請求項10】
シリンダと、
前記シリンダの内部に移動自在に設けられたピストンと、
電流の印加によって前記ピストンを前記シリンダの内部で移動させて、前記ピストンにより前記シリンダの内部の空気を圧縮するアクチュエータと、
前記シリンダの内部に連通しており、前記ピストンにより圧縮された前記空気を被検眼に吹き付けるノズルと、
を備える非接触式眼圧計の作動方法において、
前記アクチュエータに前記電流を印加する場合に、第1電流値で前記電流を前記アクチュエータに印加する第1印加処理を実行して、前記第1印加処理の実行中に予め定められた切替条件が満たされた場合に、前記第1印加処理から、前記第1電流値よりも高い第2電流値の前記電流を前記アクチュエータに印加する第2印加処理に切り替える非接触式眼圧計の作動方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検眼の眼圧値を非接触で測定する非接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
被検眼の眼圧を非接触で測定する非接触式眼圧計が知られている(例えば特許文献1参照)。非接触式眼圧計には、ノズルから被検眼の角膜に空気を吹き付ける吹付機構が設けられている。これにより、非接触式眼圧計は、吹付機構を駆動してノズルから被検眼の角膜に空気を吹き付けることで角膜を変形させてその変形状態を検出することにより、角膜に接触することなく被検眼の眼圧値を測定する。
【0003】
特許文献1に記載の非接触式眼圧計の吹付機構は、シリンダと、ピストンと、ノズルと、チャンバー室と、ロータリーソレノイドと、により構成されている。ピストンは、シリンダの内部に移動自在に設けられている。ノズルはチャンバー室に接続されており、このチャンバー室等を介してシリンダの内部(加圧室)に連通している。ロータリーソレノイドは、その回転運動を直線運動に変換するクランク機構を介して、ピストンに接続されている。ロータリーソレノイドは、電流の印加によって回転することで、クランク機構を介してピストンをシリンダの内部で移動させる。これにより、ピストンにより圧縮されたシリンダの内部の空気が、チャンバー室等を経てノズルから被検眼の角膜に向けて噴出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-111333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の非接触式眼圧計では、ロータリーソレノイドを電流駆動してノズルから被検眼の角膜に空気を吹き付けているが、このロータリーソレノイド駆動時に吹付機構より生じる音が大きいと、被検者に対して不快感を与えるおそれがある。このため、吹付機構より生じる音を静音化することが要望されている。吹付機構より生じる音を静音化するためには、ロータリーソレノイドに印加する電流の電流値を低下させる必要がある。
【0006】
しかしながら、ロータリーソレノイドに印加する電流の電流値を低下させると、ロータリーソレノイドの初動時にはピストンが意図した動きをするが、ロータリーソレノイドの回転が進むとクランク機構を介したピストンへの力のかかりが次第に弱くなる。このため、チャンバー室内の空気の圧力が上がらず、ノズルから被検眼の角膜に吹き付けられる空気の圧力が不足する場合がある。この場合には、被検眼の眼圧値を精度良く測定することができない。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、眼圧測定時の静音化と測定精度とを両立可能な接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的を達成するための非接触式眼圧計は、シリンダと、シリンダの内部に移動自在に設けられたピストンと、電流の印加によってピストンをシリンダの内部で移動させて、ピストンによりシリンダの内部の空気を圧縮するアクチュエータと、シリンダの内部に連通しており、ピストンにより圧縮された空気を被検眼に吹き付けるノズルと、アクチュエータに電流を印加する電流印加制御部と、を備え、電流印加制御部が、第1電流値で電流をアクチュエータに印加する第1印加処理を実行して、第1印加処理の実行中に予め定められた切替条件が満たされた場合に、第1印加処理から、第1電流値よりも高い第2電流値の電流をアクチュエータに印加する第2印加処理に切り替える。
【0009】
この非接触式眼圧計によれば、第1印加処理ではアクチュエータに対して第1電流値の電流を印加して静音化を図り、所定の切替条件が満たされた場合にアクチュエータに印加する電流値を第2電流値まで増加させることで、被検眼の眼圧値の測定精度の低下を防止することができる。
【0010】
本発明の他の態様に係る非接触式眼圧計において、ノズルが、シリンダの内部に連通しているチャンバー室を介して、シリンダの内部に連通しており、チャンバー室の内部の圧力を検出する圧力センサを備え、電流印加制御部が、圧力センサが検出した圧力が予め定められた圧力閾値に達するか否かに基づいて、切替条件が満たされたか否かを判定する。これにより、被検眼に吹き付ける空気の圧力の低下が防止される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社トプコン
眼科装置
4日前
株式会社トプコン
全周カメラ
今日
株式会社トプコン
撮像装置及び測量システム
10日前
株式会社トプコン
撮像装置及び測量システム
10日前
株式会社トプコン
全周カメラ及び地上型レーザスキャナ
今日
株式会社トプコン
非接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法
4日前
国立大学法人大阪大学
眼科検査装置及び眼科検査方法
4日前
国立大学法人大阪大学
眼科検査装置及び眼科検査方法
4日前
国立大学法人大阪大学
眼科装置及び被検眼の検査方法
17日前
株式会社トプコン
眼科観察装置
24日前
株式会社トプコン
眼科装置、眼底撮影距離の決定方法、プログラム、及び記録媒体
4日前
個人
健康器具
28日前
個人
錠剤撒き器
6か月前
個人
鼾防止用具
24日前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
歯の掃除具
4か月前
個人
塗り薬塗り具
3か月前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
マッサージ機
1か月前
個人
脈波測定方法
24日前
個人
白内障治療法
3日前
個人
導電香
1か月前
個人
身体牽引装置
4か月前
個人
発熱器具
4か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
収納容器
3か月前
個人
健康器具
3か月前
個人
片足歩行支援具
2か月前
個人
眼科診療車
2か月前
個人
動体視力強化装置
5か月前
三生医薬株式会社
錠剤
今日
個人
鼻腔拡張具
6か月前
個人
口内洗浄具
1か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
6か月前
続きを見る
他の特許を見る