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公開番号2025035137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141977
出願日2023-09-01
発明の名称保護シース、及び医療器具セット
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61M 39/08 20060101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医療用長尺体が備える処置部及び先端チップを適切に保護することができ、かつ、製造コストの削減及び製造作業の簡略化を図ることができる保護シース、及び医療器具セットを提供する。
【解決手段】保護シース100は、第1ルーメン115を備える外側チューブ110と、第1ルーメンに収容された内側チューブ120と、を有し、外側チューブと内側チューブは固定され、外側チューブの基端から先端の間の少なくとも一部には、医療用長尺体300の処置部450を収容する第1収容領域101が形成されており、内側チューブは、第1収容領域よりも先端側に位置する第2収容領域102の少なくとも一部に配置され、内側チューブは、処置部の外径D4よりも小さな径φ2を持つ第2ルーメン125を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シャフト部と、前記シャフト部の先端部に配置された先端チップと、前記先端チップの基端側に配置され、生体器官内で所定の処置を行うための処置部と、を有する医療用長尺体に装着される保護シースであって、
第1ルーメンを備える外側チューブと、
前記第1ルーメンに収容された内側チューブと、を有し、
前記外側チューブと前記内側チューブは固定され、
前記外側チューブの基端から先端の間の少なくとも一部には、前記処置部を収容する第1収容領域が形成されており、
前記内側チューブは、前記第1収容領域よりも先端側に位置する第2収容領域の少なくとも一部に配置され、
前記内側チューブは、前記処置部の外径よりも小さな径を持つ第2ルーメンを有する、保護シース。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第2ルーメンの径は、前記先端チップの先端の外径よりも大きい、請求項1に記載の保護シース。
【請求項3】
前記内側チューブの基端部は、前記医療用長尺体において前記先端チップの一部もしくは前記先端チップよりも基端側に位置する部分が当接されることにより前記先端チップの少なくとも一部を前記第2ルーメン内に保持する保持部を構成している、請求項2に記載の保護シース。
【請求項4】
前記外側チューブの基端部は、基端側に向けて外径及び内径が広がるフレア構造を有する、請求項1に記載の保護シース。
【請求項5】
前記内側チューブの基端部は、基端側に向けて外径及び内径が広がるフレア構造を有する、請求項1に記載の保護シース。
【請求項6】
前記外側チューブの一部は、前記内側チューブ側に凹みつつ前記内側チューブと固定されている、請求項1に記載の保護シース。
【請求項7】
前記内側チューブは、所定の色が着色された有色部を有し、
前記外側チューブは、前記有色部よりも薄い色で着色されているか、もしくは透明である、請求項1に記載の保護シース。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載された前記保護シースと、
前記保護シースが装着された前記医療用長尺体と、を有し、
前記医療用長尺体は、拡張及び収縮可能なバルーンを備えるバルーンカテーテル、もしくは前記バルーンにマウントされたステントを備えるステント送達用カテーテルであって、
前記処置部は、前記バルーンが拡張した際に略直線状の断面形状をなす前記バルーンのストレート部、もしくは未拡張状態の前記ステントである、医療器具セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保護シース、及び医療器具セットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
長尺状のシャフト部を備えるカテーテル等の医療用長尺体は、医療現場において使用されるまでの間(製造後、運搬や保管されている間)、医療用長尺体が破損したり、医療用長尺体に傷が付いたりすることを防止するために所定の保護器具を使用して保護される。
【0003】
医療用長尺体の先端部付近には、当該医療用長尺体による所定の処置を実現するための処置部が配置される。例えば、バルーンカテーテルであれば、上記の処置部として機能するバルーンが長尺状のシャフト部の先端部付近に配置される。また、医療用長尺体には、処置部よりも先端側に配置され、医療用長尺体が生体管腔(例えば、血管)内で操作される際に、医療用長尺体が生体管腔の内壁に突き当たる等して生体管腔に損傷が生じることを防止するための先端チップが配置される。一般的に、先端チップは上記のような機能を発揮しうるために柔軟な樹脂材料で構成される。
【0004】
上記のような処置部及び先端チップを備える医療用長尺体を保管するにあたり、例えば、特許文献1では、処置部及び先端チップを覆って保護する中空構造の保護シース(保護管)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-50729号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された保護シースを使用することにより、医療用長尺体が備える処置部及び先端チップを適切に保護することが可能になる。
【0007】
一方で、保護シースは、処置部及び先端チップを保護可能な構成を備えることを前提としつつ、製造コストの削減及び製造作業の簡略化を図りうるような工夫を凝らすことも重要な課題と言える。
【0008】
本発明は、医療用長尺体が備える処置部及び先端チップを適切に保護することができ、かつ、製造コストの削減及び製造作業の簡略化を図ることができる保護シース、及び医療器具セットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、下記(1)~(8)のいずれか1つの手段によって達成される。
【0010】
(1)シャフト部と、前記シャフト部の先端部に配置された先端チップと、前記先端チップの基端側に配置され、生体器官内で所定の処置を行うための処置部と、を有する医療用長尺体に装着される保護シースであって、第1ルーメンを備える外側チューブと、前記第1ルーメンに収容された内側チューブと、を有し、前記外側チューブと前記内側チューブは固定され、前記外側チューブの基端から先端の間の少なくとも一部には、前記処置部を収容する第1収容領域が形成されており、前記内側チューブは、前記第1収容領域よりも先端側に位置する第2収容領域の少なくとも一部に配置され、前記内側チューブは、前記処置部の外径よりも小さな径を持つ第2ルーメンを有する、保護シース。
(【0011】以降は省略されています)

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